「大七」大七酒造 福島県
概要
所在地
福島県二本松市⽵田1-66
代表者:太田英晴(十代目)
杜氏:佐藤孝信
(南部杜氏・「現代の名工」)
歴史
寛永年間(1624-1643年)
大七の当主である太田家は、現在の三重から二本松に来住。
※安達太良山の麓、日本三井戸の一つ「日影の井戸」を始めとする自然豊かな地
1752年(宝暦二年)
太田三良右衛門が独立し、現在の大七酒造を創始した。
昭和天皇陛下御即位式典(昭和3年)の御用酒に選ばれ、第16回全国清酒品評会(昭和13年)では最高首席優等賞、全国第一位を獲得し、名酒大七の存在は全国に知られるところとなりました。
「”全国新酒鑑評会”史上初めて”」
伝統技法の生酛造り純米醸造で金賞を受賞する
酒造りの思想
味わい深さ、力強さと洗練との両立
時間とともに成長する酒であること
人の手と叡智を結集した酒であること
大七と言えば
生酛造り
全量生酛造り
これもまた珍しい
地元の方向けで2%速醸を使っているが
生酛とブレンドしているため
全商品生酛造りとして販売
超扁平精米
大七の扁平精⽶のほうが明⽩に扁平度が⾼いため
既存の扁平精⽶の上をゆく「超扁平精⽶」と命名
※扁平精米とは
米の厚さ方向を削ることで、米表面に多く分布される
タンパク質を効率よく削ることが可能な精米方法
詳細は大七HPにて↓↓
無酸素充填システム
・日本初、無酸素充填システムを採用
・充填時にお酒が空気と触れあわない無酸素充填システムでは充填時に酸化されることがなく、充填直後でも驚くほど酒質がなめらか
現代の名工
現代の名工 佐藤孝信杜氏
精米と醸造の両分野は全国唯一
相当レアなケースです!
主要ブランド
◆皆伝
五百万石 純米吟醸
◆箕輪門
山田錦 純大
◆宝暦大七
創業時の年号を名前に冠した「正規商品ライン最高位」
◆妙花蘭曲
大七にとって最高の酒とは何か
一から再構築しよう、という決意を固めた酒
試飲
◆皆伝
五百万石 瓶貯蔵
花の華やかな香り、青い果実のニュアンス
味わいはしっかり深みのり
余韻も豊かな風味が持続する
飲み頃温度:12~15度の微冷温
おすすめペアリング:
ミモレット
真鯛の炭火焼バターソース添え
天ぷら、帆立貝のクリームソース
◆箕輪門
純米大吟醸 山田錦
地酒大賞を受賞する逸品
全体的に穏やかな香り
まろやかな甘味に伸びのある酸味
余韻は奥に伸び行く深みを感じる
飲み頃温度:10~15度の冷酒
おすすめペアリング
すっきりした味わいは懐石料理に最適
川魚の塩焼き
◆宝暦大七
純米大吟醸 純米大吟醸原酒の雫酒
透き通った清流を思わせる透明感
上品な甘味に伸びのある酸
上品な味わいが口いっぱいに広がり
余韻まで導いてくれる
飲み頃温度:10~13度程度
おすすめペアリング
食前酒・食後酒 お酒だけの味わい
生ウニ、ハモの湯引き、スモークサーモン、
北京ダック、鶏のクリームシチュー、仔牛のカツレツ・レモン添え
◆大七純米生酛
一年半貯蔵
乳製品の香りから熟成にからくる稲の穂を感じる香り
味わいは生酛酒母由来のしっかりした酸を感じる
飲み頃温度:15度前後の常温や、ぬる燗
おすすめペアリング
牡蛎の土手鍋、イカの沖づけ、鮪トロ刺身、ブリ大根、アン肝
牛しゃぶ しゃぶゴマダレ、鶏唐揚げ
感想
大七酒造さん
この蔵無くして生酛は語れないと言っても過言ではない
過去のSAKEDIPLOMA の試験にも使用されるアイテム
実力は折り紙つき
蔵に着くと
とにかく建物に圧巻される
どこの国の建造物だと!!
建物に入ってからも天井の高さ
室内の拘りが随所に見れる内観
貴族の建物のよう
費用うんぬんは置いといて
とにかくこだわりが随所に見れる
※以下に写真を掲載します
工程も徹底管理されており
当然担当者の説明
案内後の試飲内容も満足しかない!
人もしっかり育成されてるのが伝わってきます
SAKEDIPLOMA 有資格者を紹介して頂いたり
営業部長の方を呼んでいただいたり
至れり尽くせりでしや!(^^)!
日本酒ラバーは一度は行くべき
素敵すぎて写真もたくさんあるので
他は写真と共に紹介させて頂きます
↓↓
PIC
外枠に木を使った甑は珍しい
すでに風格がある
蔵というより、海外の領事館
発展途上国なら大統領官邸か?
玄関の上部にある
材料を取り寄せ剪定されているらしい
タンクの量が桁違い
そして綺麗すぎる
酒母室で生酛酒母が造られる
機械を使わず全量櫂棒で酛摺りを行う
一番摺り、二番摺りなどは行わない
一回摺りだけ行う
おなじみヤブタ式 二基
佐瀬式と合わせて 四基
生産量が桁違い
昔は山に看板を立てる事で宣伝していた
今はここと栃木??茨城??の二つらしい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?