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「羽根屋」 富美菊酒造 富山県



所在地

富山県富山市百塚134-3
一級河川 神通川に近く、富山湾からも近い

歴史

創業 は1916年(大正5年)
創業から100年以上の歴史を持つ

現在の蔵元杜氏 羽根敬喜氏
最高級の吟醸酒のみで用いられる手法を全ての酒で実施
「全ての酒を、大吟醸と同じ造りでつくる」
新しい富美菊の新しい時代を作った名杜氏

主要ブランド

羽根屋
日本全国向けの限定製造の特別酒「羽根屋」
「中取り」という最良の部分のみを羽根屋シリーズでは使っている
ブランド名には「翼が飛翔するが如く、呑む人の心が浮き立つような日本酒として存在したい」という思いが込められている。

 羽根屋では、富山の地酒としてのテロワールを表現するため、
 富山の伏流水と、富山産の酒米にこだわった酒造りを実施
 中でも純米吟醸 「煌火(きらび)」
    純米大吟醸「翼」
 これらには富山県産「五百万石」を使用
 富山県産「越中山田錦」による、富山のテロワールも表現しています。

羽根屋 ランナップ

富美菊
主に富山県中心に出回っている地元酒

品質へのこだわり

富山の天然水で醸す酒
常願寺川水系の天然水を用いて造られ

テロワールへの挑戦
富山産の酒米・富の香(とみのかおり)を使った酒造りにも再び取り組み、「羽根屋 純米吟醸 富の香」がフランスの日本酒品評会「Kura Master 2018, 2020」で2度にわたりプラチナ賞を受賞しテロワールの表現がしっかりと認められています。

限定給水による原料処理
富山県は4ヶ所で名水百選の指定を受けた「名水の宝庫」
その富山県富山市内に小さな酒蔵を構える富美菊酒造
立山連峰を源水とする常願寺川水系の天然水を用い、
仕込み水から真に美味しい、高品質の酒造りに取り組んでいます。

蒸し機
蒸し機から冷却機へ
冷却機

箱麹、蓋麹
麹の古典的製造製法の人の手を介するため
一つ一つきめの細かい作業(湿温度管理)ができる
時間と手間が掛かるがしっかりとした麹が出来上がり酒質にも大きく影響する。

羽根屋で用いているのは全て「中汲み(中取り)」という最良の部分のみを使用

受賞歴

KURA MASUTER 2023
IWC (インターナショナル・ワイン・チャレンジ2023)
「羽根屋 純米吟醸 富の香」がフランスの日本酒品評会「Kura Master 2018」
その他多数受賞

感想

夏の酒蔵訪問報告になりますが
失敬。。。

とにかく上品で華やか
決して華美すぎず
心地よい優美さをまとった味わい

蔵の外観は古めかしく
流行りのオシャレ系酒蔵ではない
しかし、蔵内に入ると感じる
美味しい酒ができる空気感
そして絶対条件の清潔感
あとは人の好さ

お酒の表現力も豊、四季の中も優美な雰囲気を纏い
様々な美しさを表現している

ラベルデザインは蔵元杜氏の奥様が担当しているが
まさにその通りの酒質、ラベルの表現力が素晴らしい

いつかラべル作成の担当者が変わる日が来るとおっしゃってて
既存ラベルとは違う楽しみがある

酒蔵訪問
案内して頂いたスタッフの方
とても素晴らしく、丁寧、親切
何よりも人の良さが伝わった

酒質には酒蔵の何か言葉にできない味が存在すると感じている
清潔感、伝統、技術、経験、コミュニティー、色々あるだろう

ヨーロッパのワインと同じ
何かがこの蔵には存在する

その「何か」、その答えを探す旅も始まると感じた酒蔵

酒母
薮田式 上槽
疑似米


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