嘉美心酒造 岡山県
概要
所在地
岡山県
岡山県浅口市寄島町7500-2
※牡蠣の名産地
歴史
創業 1913年10月
戦後に急速に普及した「三倍増醸法(三増酒)」による「甘口酒」
嘉美心酒造は三増酒の路線には乗らず「米旨口」の信念を貫き通す
今も向け継がれている信念
現在は5代目「藤井進彦」の代 2013年に創業100年を迎えた
【三増酒とは・・・】
※第2次世界大戦末期の1944年(昭和19年)より導入されたアルコールなどを添加して作る清酒製造の方法、2006年に酒税法改正のため廃止
嘉美心酒造の想い 企業理念
造り
第一の特徴はお米のうま味を引き出した丁寧な酒造り
60kg単位、秒単位で丁寧に浸漬し、適正な量の水を吸わせます
丁寧な処理により、「華やかな香り」「お米の膨らむような味わい」を高度にバランスさせたお酒を造るための麹が出来上がります。
主要ブランド
神心
「旨口の日本酒造り」にこだわってきた嘉美心酒造が創業100年を機に
立ち上げた「次世代に向けた挑戦と決意のブランド」
冬の月
使用酵母「岡山白桃酵母」
使用酒米「アキヒカリ」
「備中杜氏のこだわり」の逸品
米本来の味を楽しめる旨味を凝縮した芳醇な味わい
里海米とは
里海米とは牡蠣殻を土壌改良材として田んぼにまき
できあがる良質なお米が里海米(さとうみまい)です
牡蠣の殻にはカルシウムや良質なタンパク質・天然のミネラルが豊富なので、良質で美味しい「里海米」が育ちます
漁師、農家、消費者が笑顔で繋がる岡山のお米を育てる事ができるのも里海米の魅力です
詳細は ↓ Click here
https://satoumi.jp/satoumimai.html
感想
嘉美心酒造さん
以前働いてた職場で試飲会を行って頂いた酒蔵さん
神心の瓶囲いなどの他に3,4種類試飲販売して頂きました。
ラベルに記載されている日本酒度
マイナスがいくつかあり甘さを感じるお酒だと思っていたのですが、酸度がしっかり高く濃縮感もあるため甘さではなく濃醇な味わいとなっていました。
試飲した時に産業豊かな牡蠣とのマリアージュを連想したのを思い出しました。
訪問当日は寄島カキ直売所が季節直前で開かれていなかったのが残念、次回に持ち越しです😢
内倉 直杜氏
全工程を丁寧にご案内蔵の特性、拘りをしっかりお伺いできました。
酒母室を分離する事、高さのある蔵
※高所恐怖症の方は苦手かも
酒母、醪タンクの櫂入れなども経験
大変満足!
醪の発酵初期に香る硫化水素臭なども体験
現在寄島酒造研究会館は使用されておらず
酵母の培養くらいしか行っていないらしいです。
全タンクは使用されていない
この時に使用されたタンクは3つほど
現在1500石ほどの生産量 一石=150㎏
リフトによるコンテナ移動が便利なほか
外気の影響を受けにくく
少量のため管理が容易
特に酸化に対する対策と移動がしやすい