日本料理人の日本酒テイスティングノート VOL.28
奥能登の白菊 純米吟醸無濾過生原酒
そのまんま
どうしてもこのお酒が欲しくて
このお酒だけのために
取引している酒販店さんがあると語る店主
取り扱うお酒にはこだわりが強いお店が
それ程までに想いをのせる日本酒は
どのような景色を見せてくれるのか
胸が踊ります♪
やや霞がかったその日本酒は
希望と期待に満ちている。
山田錦と五百万石を酒米に使用
華やかさと洗練された佇まいを併せ持つ
香りは控え目なのが嬉しい
お米の優しい味わいが滲み出ていて
凝縮された旨味の向こう側に
瓜系の甘味と爽やかな吟醸香が迎えてくれる
火入れはしない、生原酒だが
少し硬めで心地良い苦味がキレを演出。
バランスが素晴らしい
濃厚旨口、キレが良い
これに勝る口上もそうそうない^_^
菊姫の鶴の里を思い出したが
近いものがあったと思う
さて何と御一緒しましょうか!
これこそが僕が他のレビューと
差別化を測れる大事な部分
日本料理の食材と
産地の風景も想像しながら
読み進めて下さい
まずは奥能登の七尾のトリ貝
もう名残となりますが
蓄えた甘味は申し分ない
黒光りする宝石を噛みしめながら
存分に堪能しましょう
もうすぐ土曜の丑の日も来ますね
走りのうなぎの蒲焼、白焼きも是非!
山葵もいいですが、このお酒と合わせるなら
生姜をお供に頂けば
旨味の余韻がより際立つ
旬の茄子
賀茂茄子を田楽でも
久世茄子を焼き茄子で生姜醤油で
メイン級の食材ばかりですが
負ける事もなく、飲み込む事もない
どれをとっても寄り添ってくれる
しっかりとしたやつ笑笑
蒸し暑い日が続きますが
体調を整えつつ
お酒を楽しむハレの日を
存分に楽しみましょう( ̄∀ ̄)
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