日記・オレンジ
大学でイジりといじめ(犯罪です)の中間みたいなことをしている人達がいて、その対象者が、その人達のコミュニティに入りたがっている人だった。
高校や中学でもこういう状況を見ていたことがある。これにはコミュニティに所属するための一種の通過儀礼のような側面があって、こういうのが上手いやつはすんなりとパスして、下手なやつはコミュニティの外かつ、下の立場に置かれる。上手い人は大抵すでにコミュニティに所属しているか、歪んだ通過儀礼を採用するようなコミュニティは避けている。
話が逸れたけど、被行為者(こんな書き方をする必要は、ない)はこの行為すらを藁に縋る気持ちで受けている場合があって、制止の言葉でこの儀式は止まらない。コミュニティそのものに作用するか、被行為者を別の(満足する)コミュニティに招待しなければいけない。私はそもそも友達がいないしな、とか延々続くような言い訳を自分に聞かせて見過ごした。
そんな授業が終わって外に出る暑すぎて自動販売機を探したけど見つからないので確実にあるであろう場所に歩く。名前も知らない100円のオレンジジュースを買う。紙コップ式の、不自然なほど着色料が使われたオレンジジュース と同じ色。
自販機のボタンを押しながら気づいたけど炭酸でもあった。一気に流し込む。半分くらい減る。学食が混んでいたのでパンを買いに行く。暑すぎる。大学はまだ行ったことのない場所が多くて、その中でも日陰の場所を選んで座る。またオレンジジュースを飲んで、ペットボトルの容器に大学の屋根の骨組みの、剥き出しの部分が映る。
ここまで書く途中で、もっと大事な部分だけを日記に書くべきだな と思ったのだけれど、書いた。カラメルとオレンジのデニッシュが美味しかった。さようなら。