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塾講師の本棚

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国語を指導している塾講師が趣味で読んでいる本で受験生や保護者の役に立つところがあれば記事にしています。
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2024年10月の記事一覧

本棚紹介:日本のしきたりがまるごとわかる本 令和六年版 (晋遊舎ムック)

中学受験対策に役立つ?『日本のしきたりがまるごとわかる本』徹底解説中学受験を目指すお子様をお持ちの保護者の皆様、こんにちは。今回は、日本の伝統文化やマナーを学ぶ上で非常に役立つ一冊、『日本のしきたりがまるごとわかる本 令和六年版 (晋遊舎ムック)』を詳しくご紹介します。 概要 この本は、日本の年中行事や神様、縁起物など、日本人として知っておきたい「しきたり」がギュッと凝縮された一冊です。令和六年版では、さらに内容が充実し、現代の生活にも役立つ情報が満載となっています。

本棚紹介:稲垣栄洋『生き物の死にざま』

稲垣栄洋氏の『生き物の死にざま』は、生物学者の視点から「死」というテーマを通じて、さまざまな生き物の命の終わり方や生存戦略を解説する一冊です。命を持つすべての生物が避けられない「死」にどのように向き合うか、種ごとの多様なアプローチを紹介し、生きることの意味を深く考えさせられる内容です。動物、植物、微生物を問わず、自然界における命の循環と、その中での「死の役割」が学べます。児童から大人まで幅広い年齢層に向け、難解な科学的知識をわかりやすい語り口で展開しています。 価格: 『

【#中学受験】保護者必携の『私学の校舎散歩』

 『私学の校舎散歩』(進学レーダーブックス)は、中学受験を考えている保護者にとって非常に参考になる一冊です。本書は、全国各地の私立中学校の校舎や教育環境を写真とともに紹介しており、学校選びに迷う家庭にとって視覚的かつ具体的な参考資料となります。この記事では、そんな本書の魅力と活用法について解説します。 校舎の「雰囲気」を感じ取ることの大切さ 『私学の校舎散歩』をおすすめする理由の一つは、校舎の「雰囲気」を感じ取ることができる点です。学校選びにおいて、この「雰囲気」を知ること

本棚紹介:宇根豊『日本人にとって自然とはなにか 』(ちくまプリマー新書)

『日本人にとって自然とはなにか』(ちくまプリマー新書)は、自然と人間の関わりについて日本人の視点から考察した本です。日本人がどのように自然を見つめ、どのようにそれと共生してきたかを探ることで、現代社会で失われつつある「自然との共存」の重要性を再認識することができます。この書籍は、特に中学生や高校生にもわかりやすいように、平易な言葉で書かれており、受験勉強の合間に深い思索を得る良い機会となるでしょう。 概要 この本では、主に日本の文化と自然との結びつきについて取り上げていま

本棚紹介:荻原浩『海の見える理髪店』

『海の見える理髪店』は、荻原浩による短編集で、表題作を含めた6つの短編から成り立っています。どの作品も人生の哀歓や人々のつながりをテーマにしており、丁寧で美しい描写が特徴です。表題作「海の見える理髪店」では、海辺の町にある理髪店を舞台に、過去を思い返す理髪師と一人の男性の交流が描かれます。物語を通じて、人の思いやりや優しさ、そして生きることの意味が静かに語られていきます。他の短編も、家族や友情、死別など、人生における普遍的なテーマを扱い、それぞれが独自の感動を与える作品です。

本棚紹介:BossB『宇宙思考』

※この記事のリンクには広告が含まれています。 『宇宙思考』は、BossBが執筆した中高生から大人まで幅広く読まれている哲学・思考法の書籍です。宇宙に関する知識や科学的な視点を通じて、読者に思考の幅を広げるためのヒントを提供しています。本書では、宇宙の成り立ちや物理学の基本原理をわかりやすく解説しながら、その考え方を日常生活や人間関係に応用する方法が述べられています。特に「宇宙を知ることは、自分自身を知ること」というテーマに基づいて、哲学的な問いかけや思考のプロセスを楽しむこ