2021年をプロレス写真と振り返る。~3月編~
こんにちは、さかやき(@sakayaki_szk)です。
記事を開いていただいてありがとうございます。
1年の振り返りとしてプロレス観戦記録と印象に残っている写真と振り返っていこうと思います。
引き続き今回は3月編です。
本記事は私の友人であるたかはしさん(@rythem00359)の企画しました #わたしのプロレス総決算2021 に賛同しております。
2021年3月の観戦記録
3月4日 ドラゴンゲート 後楽園ホール
3月6日 東京女子プロレス 練馬coconeriホール
3月6日 暗黒プロレス組織666 新木場1stRING
3月9日 まっする 後楽園ホール
3月11日 ZERO1 新木場1stRING
3月18日 全日本プロレス 新木場1stRING
3月20日 大日本プロレス 横浜ラジアントホール
3月21日 東京女子プロレス 板橋グリーンホール
3月27日 東京女子プロレス 新木場1stRING
3月28日 DDT 後楽園ホール
特に目新しさは無いものの、およそ3年ぶりに練馬coconeriホールへ行きました。前回も東京女子プロレスの興行で、のの子選手の卒業試合だったりNEO美威獅鬼軍(沙希様&アズサ・クリスティ選手)のタッグベルト初戴冠だったりと印象強く残ってる会場です。
3年ぶりに行ったけど、照明は明るくて撮りやすかったからまたやってほしいなぁと思います。写真やってると久しぶりに訪れた会場でも気づくことの多さに驚きます。
あと初めてひらがなまっするを会場で見れたのも3月の出来事として印象強く残りました。
写真と振り返る2021年3月
3月も月初めはドラゴンゲートから。
この日のオープニングで先月発表された新ユニットの名称が「HIGH-END」と発表。
2月から開催された『第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』優勝を決めたのはNEO美威獅鬼軍。
メイ・サン選手は機会があればまた来日してほしいなぁと思うばかり。
「ひらがなまっする」になってからは初の現地観戦。
開演前からの期待感と、終演後の多幸感。虚実の皮膜という言葉がよく使用されるけど、虚構(ファンタジー)に始まり、徐々に現実(リアル)へと移りゆく様に引き込まれました。
東日本大震災から10年経ったこの日。
10年前の自分は大学卒業を間近に控えながら就職先が決まらず、焦りと不安だらけの真っ最中でした。
そんな中での震災。学生最後の卒業式は中止、先行き見えない不安の中で社会に放り出された無力感。
夢を追ったこともあったし、夢に挫折して何もかも嫌になったこともありました。
それでも10年間生きてきました。10年生きてたら新たな楽しみや出会いもありました。
だからこれからも熱く生きていこうと思う。
プロレスファンをやっていて劣等感を感じる瞬間がある。
それは「過去の試合をリアルタイムで見ていなかった」ということ。
力道山や猪木・馬場の時代は無理でも、早くからプロレスファンであれば闘魂三銃士や四天王時代、近いところで言えば飯伏幸太とケニー・オメガがDDTで戦っていた時代などを知れたのかなと思うと置いてきぼり感を感じることが多くある。
その中のひとつが「石川修司選手のデスマッチを見たことが無い」ということでした。
私が石川修司選手を知った時にはもうユニオンプロレスは解散し、すでにDAMNATIONの一員であり、全日本プロレスで戦っている人というイメージでした。
もうデスマッチはやらないんだろうなと思っていたところ、舞い込んだ千載一遇の大チャンス。
これは行くしか無い!と気合を入れてチケットを取り、席も抜群に良かったので自然と写真も気合が入りました。
どうしたって過去には戻れないし未来で何が起こるか分からない、選手は「今」を闘ってるし、やっぱり自分は「今」にこだわってプロレスを見続けたいと思わせてくれた一戦でした。
河上隆一選手、大日本プロレス所属としてのラストマッチ。
袂を分かった同期の2人が再び激突する時はどちらのリングになるのか。
「樋口やめろ!」
大声での声援禁止の中、ひとりのファンの叫びが聖地に響いた。
秋山選手がKO-D無差別級選手権王者になり、初防衛を果たしたこの試合。
戦前から「樋口に勝つまではベルトを腰に巻かない」「俺が勝ったらお前に俺の言うことを聞いてもらう」という発言があり、試合に勝った秋山選手は宣言通り樋口選手に命令をすることになります。
「お前、俺の腰にベルトを巻け」
試合に破れた選手にベルトを巻かせるというのはなんとも屈辱的です。
全身から悔しさを滲ませながらベルトを巻いてあげる樋口選手の姿を見て、ひとりのファンがとうとう耐えきれず「樋口やめろ!」と叫んでしまいました。
もちろんルール違反なのは重々承知の上でのことでしょう。それでも耐えられず叫んでしまったのだと思います。
しかしここからが凄かった。
その叫びを受けた秋山選手がそのファンに向かって叫び返しました。
「うるせえこの野郎!当たり前だろ、負けたんだコイツは!!」
無視することだって出来たし、ルールを破って大声を発したことを咎めることだって出来たはず。なのに、ファンの気持ちを理解した上で本気のトーンで叫び返したことに会場は静まり返りました。
一見すると冷酷なシーンですが、同様に巻けと言われて逃げずに従った樋口選手のプライドを守るために叫び返したようにも思えて秋山選手の偉大さを感じざるを得ませんでした。
今年のベストモーメントとして間違いなくベスト5に入る名シーンだと思います。
初防衛に成功した秋山選手が次期挑戦者として指名したのは男色ディーノ選手。
「竹下が破れ、遠藤が破れ、樋口がやられても俺たちにはディーノがいる」
そんな期待感を会場全体から感じました。
決戦は翌月の後楽園ホール大会。
私も気づいたら試合後にチケット売り場に走っていました。
4月編に続く。
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