コネクト支援チームの活動をインフラに例えた話を聞いたら、とてもしっくり来たという話
こんにちは。@sakay_yです。
先日、@tomio2480さんを含むチームメンバーとインセプションデッキをし、その後1on1のときに話した内容になります。
コネクト支援チームとは?
そもそもコネクト支援チームとは何なのかというと、今まではざっくりいうと技術広報のようなもの、とか言っていました。わりと活動歴は長く、前身のコネクト支援部は2016年ごろから活動しています。
どんな活動をしているかと言うと、以下のような活動をしています。
技術イベントへの協賛および支援
自社主催イベントの開催
エンジニアサイト、エンジニアブログの運用
YouTubeやSoundCloudでの配信
SNS投稿
技術コミュニティへの会場提供
etc.
一方で、直接の採用活動はおこなっていません。あくまでも社外のエンジニアとの関係性づくりやサイボウズの技術ブランド向上を狙いとしています。
コネクト支援 ≒ 線路を敷く作業
その活動を何か分かりやすく表現することを試みた結果、路線のようにインフラを作る活動が近いんじゃないかという話になりました。
私達は、社内メンバーのためにイベントの協賛支援をしたり、配信支援をしたり、技術情報を発信したりしています。それは、「線路」を敷いていくような作業です。その線路を走るコンテンツ(列車)は、人(貨客列車)であったり、情報(貨物列車)だったりします。私達はコンテンツが無事に届けられるように線路の整備をしますが、コンテンツは利用者、この場合は社内のメンバーに責任を持ってもらっています。
いろんなイベントやコミュニティや他社と繋げる支援(つまり、コネクト支援)をする作業は、路線を増やす作業のようです。
さて、そうすると、サイボウズのエンジニア組織やそれぞれのコミュニティや他社は何に当たるかというと、「駅」のように考えることができます。駅と駅の間の線路を整備するのが我々です。
ちなみに、駅に人が集まるようにする取り組みもやっています。それが自主開催のイベントや、会場提供だったりします。まるで、駅ビルの整備や物産展をやっているような感じです。
線路を走る列車は、一方通行の片道切符ではありません。他の駅から運ばれる人やモノだってあります。採用はこれに例えられそうですね。また、目的の駅が私達の駅では無いことだってもちろんあります。というより、大半の場合はそうでしょう。私達がやっていることは採用ではないので、これでも良いのです。駅や線路を利用する人が増え、その一部の人が「この駅に住みたいな」とか「またこの駅に遊びに行きたいな」と思ってくれたら良いわけです。
もし、私達が居なかったら
さて、これまで「駅」や「線路」に例えてきましたが、私達がいないとどうなるのでしょうか。
線路を繋げる人がいませんので、駅に繋がっている線路は少ないでしょう。駅を利用する人は少なく、モノもなかなか届かない。過疎に悩む地方集落のようです。若者はその駅を離れ、人やモノが多い駅へ移住していきます。それは、そのまま組織に当てはまりそうです。
もちろん、私達が居ないからといって技術発信が0になるとは思いませんが、その整備や支援を専門でやるチームがある価値はあるんじゃないかとは思います。
これからどうしていきたいのか
私達は、引き続き線路を増やしたり整備する活動をするわけですが、その線路をもっともっと活用してもらえるようにしていきたいです。
サイボウズのフロントエンドエキスパートチームは「Cybozu Frontend Monthly」という配信イベントを定期的にやってくださっていますし、モバイルチームやGaroonチームはそれぞれモバイル系のイベントやPHP系のイベントの協賛支援として頼ってくれています。線路があっても走る列車が少ないと寂しいですし、走る列車を良くする部分を他のチームが担ってくださると万々歳です。
というわけで、我々はなぜここに居るのか?
技術に関する情報があふれ、人の活気がある駅というエンジニア組織を目指し、そのための線路という繋がりを整備していくのが私達の仕事です。サイボウズのエンジニア組織という駅が豊かに発展することを目指しています。
というのを@tomio2480さんが話してくださったので、めちゃめちゃ腹落ちしたという話でした。