『歴史に名を残したキャラクター。カパル。』
たまには、カパルの哀愁漂う、後ろ姿から、スタート。
何かと騒々しかったキャラクター界。
しかし、先日のNHKプロフェショナル 仕事の流儀を、じっくり食い入るように見ていた結果、分かったこと。
くまモンとたやすく、呼び捨てに出来ない。
そうだ。くまモン師匠と呼ぼう!!
放送終了後から、再放送のリクエストが殺到していた。
確かに、もう一度見たい内容だった。
そして、カパルもくまモン師匠の後を追って、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
先日、同じ日に、志木市役所から、カパルに関する2枚のプレスリリースが出された。
プレスリリースが出るキャラクターも珍しいが、同じ日に2枚出るということも異例。
それだけ、カパルが世間の注目を浴びている証拠でもある。
1枚目は、駅前に出来るトリックアートの件。
志木市役所石塚課長にトリックアートのパースを頂いた。
那須のトリックアート施設を取材したことがあるが、今トリックアートは、直接触れることが出来る芸術ということで、注目を浴びている。
その施設が、志木市東口にまもなく完成する。
もう一枚は、カパルの特別住民票交付方法が、正式に決まった件。
石塚課長から、『30日からの配布なので、そこを間違えないようにして下さい。』とのメッセージ。
そして、年明けのカパルの様子を、山口館長からお聞きした。
まず館長から出た言葉が、変わらないスタンス。
グランプリを取ったことで、温かく迎えて貰える機会は確かに増えたということだ。
ただし、以前からの神出鬼没さは、変わって居ない。
公表しているスケージュールは、オフィシャルなものだけ。
先日も新聞社の撮影の合間に、ふらっと市内をサプライズ訪問していたそうだ。
新規のファンの皆さんや、市民や子供達との交流も大事にしたいカパル。
パルシティを訪れた方の後ろに、いきなり出没し、その方が感動の余りに、泣き出すといったこともあったそう。
その後は、しっかりとスタッフが、ケアしたそうだ。
カパルのじっとしていられないところも、相変わらず。
ステージの前には、必ずといって良い程、花子さんから、注意事項が言い渡されるそう。
花子さんから、『行くよ!』と言われて、手を繋いで引っ張っていっても、イベントが始まる前にふらっと、どこかに行ってしまうのも、カパル。
しっぺいお誕生会には、今年で三回目の参加。
1回目は、カパルだけで、ふらっと遊びに。
2回目は、イーサキングとふらっと公園へ。
3回目は、ここに、ゴーヤ先生が加わって、3体のキャラクター揃って、イベントスタート前に外出(笑)
イベントのスタッフに『カパルさんが居なくても、イベントは、はじめますからね!』との通告があるそうだ。
そして、ステージ上では、ご当地キャラクターはキレイに整列して踊っているが、カパルだけ別の動き、踊りをしていることがある。
『最低限これだけは、やって!』とお願いされることもあるそうだが、予測不能なところも、カパルらしさ。
普通は怒られそうだが、それが、許されてしまうのがカパルなのだ。
山口館長は、『やりすぎ無ければ良いのですが・・・』と心配している。
そして、文化スポーツ振興公社所属の文化の伝道師でもある、山口館長に最近の騒動について聞いて見た。
まずちぃたん☆については、ご当地キャラクターでは無く、タレントさん、そして、You tuberキャラクターという認識だったということだ。
Twitterのゆるキャラ文化論の炎上については、キャラクターの世界は、ニッチな世界だと思うが、文化スポーツ振興公社でも、有名なものだけを扱っている訳では無い。
キャラクターをメジャーにしたいという大目標のようなものは無いが、少しでも知って貰いたいという想いはあるということだ。
Twitter騒動の時、ファンの皆さんが必死にフォローしようとしていることは、大変ありがたかったと山口館長。
カパルもTwitterで何か言いたそうな雰囲気を醸し出していたことが、印象的だった。
キャラクターの暴走行為については、複数の自治体キャラクター担当者が、心配、懸念していることがある。
それは、キャラクターに対しても、暴力・暴走行為を行っても良いという、風潮が出来てしまうことだ。
イベント会場では、キャラクターが蹴られたり、殴られたりといった行為が、現実に起きている。
カパルも過去に石を投げられたり、お酒を飲んだお客さんに蹴られたりといったことがあったそうだ。
こういった行為を受けたことがあるキャラクターは、カパルだけでは無い。
暴走行為はあくまでもプロキャラクターが、演出として行っているもの。
ご当地キャラクターにそれを求めてはいけないし、暴力行為は、絶対に、あってはならない。
一連の騒動は、もし仮に何か問題があったとしても、それは上層部の問題であって、現場で必死に頑張っているキャラクター達に、罪は無い。
キャラクターたちを、取材するようになってから、イベント現場の動画を数多くみるようになった。
確実に、癒しや夢を与えてくれていると想う。
山口館長やキャラクターたち、そしてファンの皆さんの想いを大事に、この世界を見つめていきたい。