セオリー・オブ・マインド
セオリー・オブ・マインドって何?
今日、本を読んでいて初めて聞いた言葉。心の理論と呼ばれています。
サッカーというカオスなスポーツの中で、相手がどのように動くかを予測して、その裏をかくということを、プレーヤーはまさに高速CPUのごとく行っています。この能力を指す適当な言葉。
サッカーは、認知、判断、実行(プレー)の連続でかなり頭を使うスポーツです。実際のプレー、つまり目に見える技術が発揮される前の頭の中の判断が重要なんですが、この力を身に付ける作業はとても大変だと感じます。
相手がどのように動くかを予測して、その裏をかくためには、経験が必要です
この能力を高めるには、こういう状況ではこうするといった「型」が大切です。型の実行を強化した上で、最終的にそれをつなげていくことで、相手の心を読み、これに基づいてどう行動するかを判断する思考の繰り返しで、この能力が育つそうです。
しかも、すべてをまとめて学習するのではなく、ある程度の塊に分けて学習する方が効果的なんだって!
今、岡田メソッドを利用して中国で指導をしていますが、このメソッドは、16歳までに身に付けたいサッカーの「型」を教えています。
同じことを繰り返すことにより違う状況をたくさん経験することが大切ですが、まずは「型」を覚えて、それにモデルベースの意思決定が加われば、実際のプレーで、相手がどのように動くかを予測して、その裏をかくプレーが生まれてくると思う。
中国で実際に指導していて、11歳くらいからこの理解が深まると感じました。
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