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「バスケが僕の人生を変えた──スペインで挑戦を続ける27歳の物語」
「バスケがなかったら、僕の人生はどうなっていただろう──」
僕の名前は酒井達也。27歳、スペインでノマドワーカーをしながらプロバスケットボール選手としてプレーしている。
バスケは単なるスポーツじゃない。人生そのものだ。 8歳で始めた頃は、ただの遊びだった。でも今では、この競技が僕を世界へと連れ出してくれている。
バスケとの出会い──「偶然」から始まった運命
幼い頃の僕は、どちらかといえばサッカー少年だった。でも、兄たちがみんなバスケをしていたこともあり、家の中では自然とボールが飛び交っていた。
そんな僕が本格的にバスケを始めることになったのは、ある日、チームの人数が足りなかったからだ。「お前、ちょっと試合出てくれないか?」
そう言われた僕は、特に深く考えることもなく、借り物のユニフォームを着てコートに立った。
すると、意外にもシュートが入る。ドリブルもできる。周りが僕を見て驚くのがわかった。
その時、胸の奥が熱くなるのを感じた。
「もっと上手くなりたい。」
この感覚が、僕をバスケの世界へと引き込んだ。
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『小学生時代──全国3位とミニゴリくん時代』
小学4年生の頃には、すでに僕はバスケに夢中になっていた。
練習が終わっても、家の前で兄たちとひたすら1on1を繰り返し、どちらが先に音を上げるか競っていた。
その成果もあって、小学4年生で全国大会「全ミニ」で3位を獲得。
コートを駆け回りながら、僕は「もっと強くなれる」という確信を持ち始めていた。
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『中学時代──全国制覇と八村塁選手との出会い』
中学に上がると、僕はすぐに頭角を現した。
2年生の時にはJr.オールスター(中学生の国体)でキャプテンとして全国制覇を達成。
3年生ではさらに成長し、全国大会で二度目の優勝、しかもMVPを受賞することができた。
その頃、僕の周りには将来の日本バスケを背負う選手たちが集まっていた。
特に印象的だったのが、八村塁選手(現・NBAロサンゼルス・レイカーズ)との対戦。
彼の圧倒的なフィジカル、スピード、そして「勝負を決める力」に衝撃を受けた。
「自分はまだまだだ。」
そう痛感したのと同時に、僕の中には新たな野心が芽生えた。
「このままじゃ終わりたくない。もっと高いレベルで挑戦したい。」
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『高校時代──全国の壁、そして新たな夢』
高校でも僕はキャプテンを務め、全国大会の舞台で戦った。
しかし、高校3年時のウインターカップで、僕のチームは八村塁選手率いる優勝チームに敗北。
「悔しい」という感情と同時に、もう一つの思いがあった。
「世界を見てみたい。」
日本のバスケだけじゃなく、もっと大きな舞台で自分を試したい。
そんな気持ちが、僕をアメリカの大学へ進学する決意へと導いた。
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『アメリカとスペイン──海外挑戦の始まり』
アメリカの大学に進学したものの、僕のキャリアは少し変わった道を歩んだ。
大学1年時、チームではプレーせず、スペインのセミプロチームからオファーをもらった。
学業はオンラインで続けながら、スペインのバルセロナでプレーすることに。
ここで僕は、日本とはまったく違う「バスケの文化」に触れた。
個人技を最大限に活かすプレースタイル、独特のゲームメイク、そして何よりも自由な発想。
この環境は、僕にとって新しい刺激となり、自分のプレースタイルを大きく進化させてくれた。
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『プロキャリアとコロナの影響』
スペインでの経験を経て、日本のBリーグ(B2)でプレーすることになった。
しかし、2019-20シーズン、世界を襲った新型コロナウイルスの影響でシーズンが途中中断。
自分のキャリアも先行きが見えなくなり、不安が押し寄せた。
そんな中、僕は「何があっても自分の道を切り開く」と決意し、次の挑戦へと進んだ。
B3リーグのチームで選手兼アシスタントコーチを務めながら、同時にアメリカの大学のオンライン授業を受け続けた。
2022年、ついにアメリカの大学を卒業。
その時、改めて思った。
「挑戦することが、自分の人生を作るんだ。」
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現在──スペインでの新たな挑戦
2024-25シーズン、僕は再びスペインへ。
現在はCB Artes(Copa Catalunya)と契約し、再びヨーロッパの舞台で戦っている。
デジタルノマドとして仕事をしながら、海外でプロバスケットボール選手としてプレーする。
普通の道ではないけれど、僕にとって最高にワクワクする生き方だ。
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「バスケが僕を導いてくれる」
バスケがなければ、僕は今ここにいない。
スペインに住むこともなかったし、世界中の人々と出会うこともなかった。
そして、まだこの先の未来もどうなるかわからない。
でも一つだけ確かなことがある。
「この道を進めば、きっとまた新しい景色が見えるはずだ。」
だから、僕はこれからも、バスケとともに、ワクワクする未来へ進んでいく。
最後に──読者の皆さんへ
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます!!
僕の挑戦を、これからも見届けてもらえたら嬉しいです。
もしこの記事を読んで、何か感じるものがあったら、ぜひコメントやフォローをお願いします!
バスケが僕を世界へ導いてくれたように、あなたの「何か」も、素敵な未来へと繋がることを願っています。
また次の記事で会いましょう!
酒井達也