第4回「プロモーション思考で考える、手口ニュートラルなプロモーションプランニング」大木 秀晃 師

2020年2月18日(火)

博報堂ケトル プランニング講座の第4回
「プロモーション」に参加いたしました。

昨今流行りの
「デザイン思考/デザインシンキング」といった言葉になぞらえ、
「プロモーション思考」と銘打たれたフレームワークは、
グリコのキャラメルとおまけの関係のように、
「クライアントが売りたい理由
 消費者が買いたい理由異なるし、一致しなくてもいい
という前提に立ったうえで、
グリコにおけるおまけのような「仕組み」を考え、
それを消費者に伝える「仕掛け」を生み出す、といったもので、
とても腑に落ちるものでした。

しかし、私のなかで最も刺さったのは、
講義後はじめての懇親会が行われた際に講師から聞いた、
「みんな企画力がある人のほうがえらいと思ってるけど、
 おなじくらい着地力も大事」というひとことでした。

ここでいう着地力とは
「実現困難なアイデアでもカタチにするチカラ」のことを指しますが、
その着地力もプランナーが持つべき資質だという話です。

具体的には、●●で▲▲のイベントを行った際、
商業的なイベントを嫌がる●●の町内会を説得するために、
まずはクライアントの名前は出さずに
「街を盛り上げるイベントをやりましょう」と提案に行き、
話に乗ってきたけどお金がないと言う町内会に、
後日「▲▲を協賛に引っ張ってきました」と伝え、
みごとイベントを実現させたらしいのですが、
その一連のプロセスの絵を描いたのはプランナーであり、
営業ではなかったそうです。

どこか「着地は営業が担うもの」と考えてしまっていた
自分の頬を叩いて目を覚ましてもらったような感覚とともに、
■■の「入社式で○○」イベントの実現にいたるエピソードが思い出され、
もっと社内の諸先輩方からも着地力を吸収したいと強く感じました。

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