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また会おうね。赤ちゃんありがとう。

ほんと、ことごとく雨女なのに
今日は朝からいい天気だ
なんだか「大丈夫だよ」と背中を押される気分
(無事、稽留流産の手術が終わりました)

赤ちゃんの心臓が見えなくて
「もう一度、見ましょうか」と言われた日

あれから数日間

次の受診で見えたら奇跡だよなと思いつつ
先生も
受け入れるための日にちをくれたんだな
と思いながらゆったり過ごした

(↓前回までの内容はこちら)

再受診

稽留流産が確定しました
前回は、たくさん泣いたけど
「ありがとうございました」という気持ちで
前向きな気持ちで手術をする日を決められた

手術までの間、いろんな人に支えられた

まずは『家族』
「2人の可愛い息子たちの存在があること」
まずこれがどれだけ幸せで、奇跡的なことか
気づかせてくれた

気にかけてくれる『友だち』
流産のことを相談してた友だち数人から
「玄関に美味しいの置いておいた」
「ポストの上にお菓子置いてきました」
とたくさんの元気玉が届いた

「実はね、私も経験あるの」
「私も同じ経験をした仲間だよ」
と私が知らなかっただけで
同じように流産を乗り越えてきた友だちがいて
話をきいてくれた

ほんとうにここには書ききれないほど
周りにいるたくさんの人が
優しくサポートしてくれて
感謝しても仕切れない
本当に、本当にありがとう
(お腹の赤ちゃんも、また安心して帰ってきてくれると思います)

手術当日

(稽留流産の手術については、あくまでも今回私の経験談です)

全身麻酔になるので、朝ごはんは抜き

車の運転もできないので、夫に1日休みを
取ってもらい、病院まで送ってもらった

子どもたち2人も一緒に乗っていたけど
行ってくるねと声をかけると、ニヤリと
笑いながら、いつも通りの顔で送り出してくれた

なんだかいつも通りで、すごく落ち着けた

説明を聞いて、半袖に着替え
下は、処置しやすいように
巻きスカートみたいなのを渡され履いた

麻酔の前に注射や点滴スタート
点滴は、いい血管が見つからず3回ほど挿し直し
(血管薄くてスミマセンって謝ってた)

いよいよ、処置台に移り、台が上がり
足が固定された

看護師「深呼吸を意識してね」
(そうだ、わたし、緊張すると息するの忘れるタイプだった)

麻酔が始まる

看「目を閉じて、一緒に"10"数えますよ」と

『いーーち、にーーい、さーーーん……』

8秒目くらいから、だんだん頭が白くなって
記憶がなくなりました
(全然痛みとか気持ち悪さはなくて、猛烈な眠気で寝落ちしたみたいな感じ?)

なんだか覚えていないけど
看「終わりましたよー」と声かけられるまで
夢を見てました

2時間ほど休ませてもらい、無事に終わりました

命が生まれるって奇跡の連続

これまで、大きな問題もなく
子ども2人を出産した私にとって
改めて、命の尊さを感じた日々でした

あんなに辛かった悪阻も
赤ちゃんが元気な証だったんだ

どこの産院にするか悩んでいた日も
選べるのは赤ちゃんが何事もなく
大きくなってくれたらなんだ

生まれることは本当に奇跡の連続だ

ふと思い出して、涙が出るかもしれないけど
もう気持ちは前を向いている。

また、私たちの元に戻ってきてね。

赤ちゃん、
いろんなことに気づかせてくれて
ありがとう。

- あとがき -

今回3人目を妊娠後、早い段階でSNS等で妊娠報告をしました。
結果、稽留流産になり、妊娠を知っていた方へ大変気を遣わせてしまう事態となった事は申し訳なく思っております。

しかし、妊娠を報告した際、色んな方から応援のメッセージをもらい勇気づけられ、悪阻中には近くの方がサポートしてくれました。辛い時期でもある初期に助けられた経験から、早い段階で報告をしたことは後悔しておりません。

今いる2人の子どもの存在もあり、日に日に前向きな気持ちを取り戻し元気になっています。
どうぞ、気を遣わずに、これからもさかちゃんを応援していただけたら嬉しいです。

ありがとうございます。

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