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ACT LOCAL

ローカルは面白い。と、やっぱり旅をしていて思う。
今回の母との旅は、とにかく休憩休憩、また休憩と、休み休み。

休憩がてら座ったところでちょいちょい飲んだり食べたりしてました。そんな時の話。

夜市で疲れたら⇒セブンイレブンで人間観察

きゃあきゃあ言いながらも楽しんでる母

夜市ではひたすら一本道を歩く、歩く。夜市の脇にあるコンビニに、とにかく座りたくて入店。

台湾セブンイレブンはイートインスペースがしっかりあって休憩にはもってこい。

香港でも必ずコンビニにあった茶葉蛋

ゆで卵の殻にひびを入れてからウーロン茶や紅茶の茶葉と醤油、八角やシナモンなどの香辛料などと一緒に煮込んだ煮卵。

安心してください、中はフツーのゆで卵です

コンビニで一休みがてら、ビールのつまみに頂きます。テーブルの前にいたファミリーらしき3人、どうやらリタイア後のお父さんの生活を案じた娘さんが、どんな習い事をすればよいか提案していた。

娘:「水泳をやればいいのよ」父:「嫌」

娘:「絵を習いに行けばいいんじゃない?」父:「嫌」とことごとく却下。

夜のコンビニ、ちょっとしたファミレス状態で人間観察もかねて面白い。

ちなみに母は隣に座っていたお兄さんにペットボトルのキャップを開けてもらって「ありがとねー」ってお礼言ってました。伝わったかな(笑)

ジュース屋さんとハプニングと

南国はジュースがおいしい。お目当てはスイカジュースとパパイヤミルク。

お店のネーミングですぐ「大王」とかつけちゃうところも可愛いなと。いや美味しいけど大王ってほどじゃあないんだけどなー・・って思う。

奥の席にはおばあちゃんと孫、といういかにも中華な昼下がりの光景だなーと思いながら、この絵づら自体がポスターみたいだなと思ったり。

中華圏は共働きが主流で、女性もガンガン出世するような社会構造。だから、祖父母が孫の送り迎えや面倒を見るのが日本よりも普通の光景だったりする。

このおばあちゃんも孫が可愛いながらも「早く食べなよ」「こぼさないでね」みたいになんか言ってたんだろうなー。

とかいってたら母、急に右の耳がくぐもると騒ぐ。こんなことは初めてだとなり、どうしたものかと考えあぐねていた。

が、さっき朝の市場で買った木のマッサージ道具?でちょっと首のリンパでも流してみ!と言ったら一瞬で治って大爆笑。

効果ありすぎなマッサージ道具に笑い止まらない母

これすごい効果あるな!と言って帰国数時間前なのにあるだけ買うつもりで1万円を両替し、市場に戻ったのもいい思い出。

おっちゃん、スマ万ホの中身見えてまっせ!

高齢の母との旅、移動は殆どタクシーでした。地下鉄も乗ったけれど日本よりもタクシーが安いので使い勝手がとてもよい。

アプリを入れたけれど、そこらの流しのタクシーで十分。


台湾のタクシーの運転手さんはスマホ使いが上手。検索したりナビしたりもそうだけど、ちょっと時間があるとすぐメッセージ確認したり私用でいろいろいじったりする。

一番衝撃的だったのは赤信号で銀行口座開いてた。残高見えまくりだから!

「中身見えてまっせ」「もしや株で利益出たとか?」聞いたらビンゴ。

「なんで分かるの?!」と驚いていたが、香港時代、タクシーの運転手さんも日々躍起になって株情報を聞いていたので察しがついた。

「どのくらいの期間でいくら儲かったか」を嬉しそーに話してくれたけど、爆儲けなワケではなく、むしろ庶民にとってはラッキーレベルのささやかな儲けでほっこりしたっけ。

旅が終わって2週間、それぞれの日常

すっかり日常に戻ったバタバタした日々で、記憶が薄れつつあるなか、こうやって思い出して書く事で、また行きたいなとかやっぱり中華が好きだなと再確認したりしているのです。

母はどうか?

帰国して数日はキャアキャア言いながら思い出話ラインが来たけれど、最近はすっかりラインの内容が「オリンピック色」に染まっていて、ああ、母も日常に戻っているんだな、を実感。

いつかまた行けるその日まで、記録に残すことで情熱の灯を消さないでおくとします。

7月30日 サカシタカオリ

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