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はじめてそれぞれの、はじめて

飛ぶように時間が過ぎていく中、たくさんのはじめてがありました。

はじめての選挙

18歳1号と選挙へ。「組織票とかあるんでしょ、じゃあ私の1票なんてムダじゃない?」と言う1号。

「いや、ひとりひとりの力は小さくてもそれが集まったらスイミーみたいに・・」とよく分からない説得をする母。でも実際そうなんじゃないかと思っている。

前の日までインターネットで公約や候補者の考えを調べて向かう。開票速報では自分が投票した人や政党が躍進しているのを見て、清き一票を投じた甲斐があった模様。

はじめての美術展

小学校の時から「得意科目は体育と給食です」の2号が、中学校美術展に出品という、世にも珍しいニュースが入ってきた。

ずらっと並ぶ美術作品の中に見つけた2号の作品は、何と夏休みの美術の課題で仕上げた「伝統工芸品のレポート」。ちなみにわら半紙!(笑)

そういや夏休みの殆どを使い、A4用紙の小さなマスの中に、寄木細工やら有田焼の模様を、1点につき1週間くらい掛けながら、異常なまでに細かく書いていた。

ちなみに夏休み明けから期末テストという切羽詰まった中、夜な夜なこの作業を続ける彼女。「そんなことよりテスト勉強せぇ!」と怒っていたが、こういう形で報われたことに、家族全員ホッとしている。

はじめての優勝

人生で「1番」を取ったことは、何度あるだろうか。皆無の私からみたら、羨ましい限り。

新体制になって臨んだ2号バスケ部の新人戦、あれよあれよと勝ち進み、6戦全勝で優勝。小学校から始めたバスケで、初めての連勝と優勝。母も2号も見たことない景色が見れました。

また、学校からの依頼で作文を書くことになり、苦手ながらも書いたのは「努力は裏切らないこと」と「優勝はコート、ベンチ、保護者の全員で勝ち取ったもの」の2つ。正直なリアルな気持ちに、ああ青春ていいなと改めて羨ましく思ったり。

はじめての運動会


よく曇った運動会(笑)。暑くなくちょうどよかった。帰宅して3号がすごい楽しそうに話していて、よくよく聞いたら「初めての運動会」だったとか。

入学と共にコロナになり、運動会が消滅。3年生から学年別で授業参観のように行われたが、全校生徒で開催する運動会は、実は初めてだったとか。

何十回も子どもの運動会を経験していると、毎年やっているように錯覚していたけれど、ふとした瞬間にコロナで抜け落ちた思い出があることに気づき、なんだか良かったなあとほっこりした。

はじめての両親不在

遠方での仕事で前日はホテル泊が何度かあり。あいにくオットさんも出張中というアンラッキーが重なり、ギリギリまで自宅で家事をしてから夜遅く出発し、寝るだけのためにホテルに到着。

翌日のお弁当のおかずや炊飯器の指示、ゴミ出しのことや鍵閉めについて書置きをし、翌朝は心配になりながら電話するも「起きてるよ!慌ただしい時間だから切るよ!」とあっさり。いつまでも子どもだと思っていたのは母だけ?かも。

ちなみに深夜に到着したホテルでは、「部屋のどこかにアヒルさんがいるから探してね、見つけたら持って帰っていいYO」なんて言う可愛らしい書き置きが。バスタブに居たアヒルさんを無事捕獲して帰宅。


一連の「はじめて」に立ち会えなかった人

そんなはじめてだらけの日々に、シンガポールに居たオットさんがパンパンのスーツケース帰国しました。短い時間でオナゴ4人分(私含め)のお土産を買い求め、物価の高いシンガポールで散財してきたんだと。

沢山のはじめての立ち会えなかったけれど、現地でそれなりに収穫はあったようでそれぞれがそれぞれの場で頑張っていたこの1カ月。

久しぶりにダイニングテーブルが賑やかになった、10月ラスト。

10月31日 サカシタカオリ

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