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That's Ubud! -リトリートin Bali Vol.2-
前回のリトリート話からの続きです。
もう、何百回ためいきをついただろう。この居心地よさと、この静けさに。ここだけでウブドが、バリが大好きになるほどの滞在でした。
ステイ先のお宿が超超超超イイ感じ。少なくとも、安宿ばかり泊まり歩いていた自分至上最高値をたたき出すという、まさに宿レボリューションでした。
部屋は
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夜のチェックインで、相部屋の仲間と「ベッドにダイブする前に、荷物広げる前に写真に収めねば!」と慌てる。お姫様になった気分。
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朝起きても夢はまだ冷めず、鳥の声をしばし聴きながらまどろむ。1人で来ていたらきっと四六時中ベッドにいたのかもしれないなと思うほど気持ちがいい。
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シャワーが屋根なしというのも初めての体験。夜になっても全然寒くないし、むしろ夜空眺めながら、また太陽の光を浴びながらシャワーも浴びるという、贅沢な空間と時間。
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それぞれの部屋は独立していて小さなお家のよう。だからこそ夜になると「私の部屋どっち?!」と方向感覚バグる人続出。かくいう私もひとつ手前の部屋入りそうになったっけ。
シャーラ
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「シャーラ」と呼ばれる場。ここで私たちはいろんなアクティビティをしていて、ここの場こそが、身体を動かして筋肉を開放したり、自分を見つめ直して心を開放したり、泣けてきたり、感動したりした場所。
朝はここで瞑想から始まる。初日はもう日本から連れてきたボディとはいえ邪念雑念がまだ多く、私を含め、いろんなことが次から次へと頭をよぎる仲間も多かったのかと。
それが、時間を追うごとに、回数を追うごとに少なくなってきて、いや、やりすごせるようになってきて、私は最後には深い深い呼吸と共にすぅっと瞑想に入ることができた。
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瞑想というとちょっと・・と縁遠い人も多いのかもしれないけど、要は「呼吸」。
フレッシュエアーを体の隅々まで届けて要らないものを吐き出す。たったこれだけのことなのだけれど、やってみると、どれだけ自分が日々浅い呼吸をしていて、目の前のちいさなことにクヨクヨしがちだったことに気づくのです。
瞑想、帰国した現在も、ちょっとの間でも深呼吸しています。ボディは日本だけど、気持ちはウブドのシャーラです。
お楽しみモーニング
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朝はフレッシュジュースからスタート。毎朝全員のリクエストを聞いてくれてありとあらゆる組み合わせのミックスジュースを用意してくれるスタッフにもテリマカシ(ありがとう)だし、毎回美味しくて感動。謎にあったかいスープみたいな時もあったのだけど、それもまた、愛嬌。
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朝はあまり食欲がなく食べない時も多い自分でも、毎朝メニューを見ながら「今日は何にしようかなー」なんてウキウキしながら悩む時間も至福。
周りがオーダーしたものを見ながら「うわっ!それもいいな!明日食べよう!」なんて思いながらワイワイするのも合宿っぽくて良かった。いや、ノリは合宿なのだけど、リトリートでした。
ヤムナ&ピラティス
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午前中はヤムナ、午後はピラティスをするのが日課。こんな一日中体に向き合えることが既に喜び。
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猫ひろしではなく、ノリコ先生。もっとしなやかなポーズ沢山取ってたんだけど、あっ!と思って撮ったらこれだった(笑)
いつもボールを使う時に「アイロンをかけるように少しずつ伸ばす」というのが印象に残っているように、私たちは丁寧にアイロンをかけるように、自分の体を触りながら、声を聴きながら、骨や筋肉と対話していくのです。あ、ぜい肉も(笑)
いや、ふざけないで言うならば、このヤムナ、バリの空気ととってもマッチするなあと、クラスを受けながらずっと思ってました。
ヤムナのゆっくりゆっくりした動きと、静かに自己対話していく感じが、このバリの空気感やバイブスととっても似ていて「なんだこれ~♡」と感じたことないような幸せな気持ちで、ずっと満ち満ちていました。
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午後はピラティス。アイタタタタ・・となりながらも普段使わない筋肉を使いながらも、いい汗をかく。普段都会のスタジオだとエアコンがよく効いた心地よさもあるけれど、このシャーラでは自然の風がすーっと撫でるように体を通るのがなんとも言えない。
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適温のプールはそのままドボンできる。イエーイ!なんて言ってダイブするハイテンション組(私含む)もいれば、しっぽり入ってお喋りする組も居たりなど、それぞれの楽しみ方をしていた。
夜の解散後、喋り足りないうしろ髪ひかれ隊はデッキチェアーに座りながら月夜のもとで語り合ったりしたのもいい思い出。
こんなプログラムも
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メンバーのひとりが自宅からクリスタルボウルを持参してくれた。午後のクラスの最後には全員で横たわって彼女のクリスタルボウルを聴くんだけど、いやあ、宇宙に連れていかれたかと思った!
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こちらはブレスワーク。1時間先生のガイドに沿って呼吸をしていくだけなんだけど、人によって反応は違うのでひとくくりにはできないのだけど、いろんな思いが溢れてきたり、身体に反応があったりする人がいて興味深かった。
クリスタルボウルもブレスワークも「スピリチュアル」と一言で片づけてしまえばそれまで。でも、耳から入ってくる音を体で感じ、新しい空気を体に取り入れてみると、ボディと思っていた自分の体ではなく、その「内側」で起こることを静かに内観することができるなど、面白い発見もあった。
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もう、何回乾杯したんだか。
ヤムナ&ピラティスという共通点で初めましての方たちと過ごす数日間。似たような周波数を放ちながらも、それぞれが持つ優しさや明るさや強さ、そして弱さや情けなさもぜーんぶテーブルに出して味わう時間。
ノリコ先生を起点とした皆のエネルギーが渦巻いて、どんどん仲良くなり、楽しくなるという、まさに、大人の青春。大人の合宿、修学旅行。それを余すところなく実現させてくれた、この場所と空気と人たちに、ありがとうを沢山伝えたい。
11月24日 サカシタカオリ
追記:そのエネルギーがスパークしてぶっ飛ぶと、こういうことが起こるんだ、という話でも。