外の世界を見たほうがいい~フィリピン・ダバオ滞在記~
大人ももっと外に飛び出せばいい。
と、井の中のワタシという名の蛙が叫んでいます。
Youは何しにダバオへ?
今回、春に娘1号がお世話になった、フィリピン、ダバオに行ってみた。
高3になる直前の春休みにここで過ごし、ガツンと異文化を体験し、大きく視野を拡げるキッカケとなった場所は、いかほどに刺激的なものかと。
また、勝手に「あなたの街の宣伝隊長」を名乗り、いかにダバオでの学びが素晴らしいかを友人知人各位に宣伝して回っていたものの、はてオマエさん、一度も降り立ったことないよね、と冷静になってみた。
うちの子を逞しくさせてくれた恩返しに、同じようにティーンエージャーや大人にも、ガツンと異国を体験してもらいたい、と心から思っている。だからこの目で見てみたかった。
英語がきれいな町、ダバオ
香港に住んでいた時、香港にはフィリピン人のメイドさんが沢山暮らしていました。住み込みで雇っている方から、「英語がとてもクセが強く、Telephoneを『テレポン!』とアクセントするから子どもの英語がメイドさん訛りになる」という話を聞いたことがあり、フィリピン英語のイメージはクセツヨとだけインプットしていた。
が、ここダバオは全くクセがなく、聞き取りやすいイントネーション。たいして上手くない私でも聞き取れるので助かる。留学イコール英語圏と思いがちだけれど、こんな身近に良い英語環境があるというのは灯台モト冬樹、もとい、もと暗し。
ここフィリピンにはタガログ語があり、ダバオなどのエリアではビサヤ語という現地語があり、そして英語があるという環境。小学生でも話せるんだと。
とある小学校を訪れた時、先生が「今どきの小学生はYoutubeとかゲームとかがあるじゃない、だから現地語よりも英語ばかり話すようになるっていう悩みもあるんだよね」なんて苦笑いしていた。けど、おかしいな。我が家のキッズたちもYoutube三昧なんだけど一向に英語が口をついて出てこないぞ!
とにかく明るいフィリピン人
1号があるときふと言った言葉「ダバオから帰ってきてからは病まないんだよね※」と。
※「病む」というのはホントに心理的に病(やまい)な訳ではなく、高校生言葉では「くよくよする、落ち込む、しょげる」という意味で使われている、と認識。
何でか?
なんでかフラメンコに答えてもらいたいところだけど(分からない人ググってください)、現地に行ってよーく分かった。圧倒的な自己肯定感の高さ、セルフイメージの高さ、自分大好きなところに、多いに影響を受けたのだろう。
実際どこに行ってもワイワイしていて、しょっちゅうセルフィ―(自撮り)している。そして自分のとびきりの1枚をスマホの待ち受け画面にしている人が多いんだと。
SNSのプロフィール画像で自分の写真を使わず、キレイなモデルさんやアイドルを使う日本のティーンエージャーとは違うわーと思った。
マニラ乗り換えでレベルアップ
ダバオまでたどり着くだけで、海外経験は1ランク上がると思う。
なぜなら、直行便が無い現在、マニラでの乗り換えが必要だから。
荷物を一旦ピックアップしてまた預けて、ターミナルを移動。それも
どこだかよく分からない中で探しまくって、黒いバスに乗れと言われたけど、実際は紫色のちいこいミニバン。それに乗ると、車は空港を出て高速に乗り、「え?高速?ホントに合ってるの?」と不安になってキョロキョロしているうちに到着するというスリル満点さ。
帰りも同様。今度は荷物のピックアップはないけどターミナル移動が必須。
この異国での「どうにかして、何とかする」、これを経験するだけでも充分価値ある体験だと思ってます。
全部伝えようとすると、巻物みたいな長さになりそうなので、今日はこのくらい。
現在、1週間の滞在ではしゃぎすぎて、でっかい口内炎と格闘中。そのくらい、面白くて、刺激的で、楽しいところだということ。
9月19日 サカシタカオリ