凹コーチの英文解釈 [that節+α]
2024.8/10 更新!
この note の特徴
[ / ]+[英文+和訳]のスラツキ方式
Questions[=Q],
凹コーチのA&解説
の構成となっている。
このnoteの趣旨
主に英文の構造把握により基礎力向上を目指す。
英語長文を読んで
難しかった場合は基礎を固める note に戻る。
基礎を固める note
note Lv.1👉英文読解マイスターも❗
note Lv.2👉入門英文の練習帳📔1~70も❗
note Lv.3👉基礎英文のメモ帳1~100を見る❗
note👉英検 長文和訳の日記帳 3~準1級もある❗
Translator: Kubota Hiroki
出典: 法政大 法 大学入試問題
仮題: 日本と海外
英語長文 [約210 words]
解釈のための記号
/ は句、節の塊を表す記号.
1-Q1
The fact / that the Japanese live on islands / has naturally had more than a spiritual effect.
1-和訳は凹コーチのA&解説参照
Q1の文にはthat節が1つあるが、その役割は何でしょうか。
2
The general defeated in one of the innumerable civil wars / which beset Japan during her middle ages / could not seek refuge abroad.
中世の日本を取り囲んだ/無数の内戦のひとつに敗れた将軍は、海外に避難することができなかった。
3
There was in fact no escape, and the only alternative to humiliating capture was suicide.
実際、逃げ場はなく、屈辱的な捕縛に対しての唯一の選択肢は自害だった。
4
The Japanese lover was similarly unable to urge his sweetheart to begin a new life with him in a foreign country.
日本人の恋人も同様に、海外で彼と一緒に彼の恋人に新しい生活を始めるように勧めることはできなかった。
5
Nor was concealment possible within Japan, / a country /where privacy is unknown, /and a reluctance to answer questions is in itself an occasion for suspicion.
プライバシーが知られない国、日本の中では、/質問に答えたがらないことはそれ自体の中で疑いの場になるし、また、隠すこともできなかった。
6
No matter how far the lovers could run / there was always the sea around them to block a final escape, and in the end they often chose suicide.
恋人たちがどんなに遠くまで走っても、/海が最後の逃避行を阻み、結局彼らはしばしば心中を選んだ。
7
However, it is doubtful / if the defeated general or the unhappy lovers would have wished to leave the Japanese islands, / even had a boat been provided.
しかしながら、たとえ船が用意されていたとしても、/敗軍の将や不幸な恋人たちが日本列島を離れたいと願ったかどうか/は疑わしいのである。
8-Q2 [that1~4]
So strong is the conviction / that Japan is unique / that the Japanese, / though aware of course / that other countries exist, / tend to think of Japan as whole world, and no amount of hardship could persuade them / that they would be happier abroad.
8-和訳は凹コーチのA&解説参照。
8-Q2 [that1~4]の文にはthat節が4つあるが、それぞれの役割は何でしょうか。
凹コーチのA&解説
略語と意味
(凹=解説, S=主語, V=動詞, O=目的語, C補語,
K=形容詞, F=副詞, N=名詞, M=定義)
1-Q1 和訳
/日本人が島国に住んでいるという/事実によって(=は)、当然精神的な影響以上のものがある(=を持っている)。[無生物S V O]
凹 1-Q1, Q2 [that 1]
名詞を限定して説明する [関係代名詞 that ]を予想する場合は、名詞 [先行詞]をthat 節中にあてがえるかどうかで判断する [今回の場合は✖]。
また、関係副詞 that を検討してもよいが、先行詞とすべき組み合わせが✖。
次に、同格の that である可能性を考えてみる。
凹 1-Q1
[先行詞か抽象名詞] に対して that 節は関係詞か同格か
[ The fact と that 節は=なので同格 ]。
凹 Q2 [that 1]
[先行詞か抽象名詞] に対して that 節は関係詞か同格か
[ The conviction と that 節は=なので同格 ]。
凹 2
名詞 warsに対して which 節は関係詞か
which 節中にS欠けがあるので、which 節は関係代名詞節。
8-Q2 [that 1~4] 和訳
日本が特異であるという確信はとても強いので、日本人は、もちろん他の国々が存在することをわかっているが、日本を全世界のように考えがちで、例えどれほど多くの苦労があるとしても、日本人に外国でより幸せになるだろうということを信じさせられそうにない。
凹 Q2 [that 2]
文頭 So K V S that~の語順を入れ替えて考える
The conviction / that Japan is unique / is so strong that the Japanese,~, tend to think~, and~.
S V so strong that~のthat~はstrongを定義している副詞節。 [SVCM]
so K that~=1 とてもKなので~だ。2 なほど、とてもKだ。
the Japaneseは複数扱いのS、tend~はV。
(V to Vは3語で1語のVと考えて良い)
凹 Q2[that 3]
S be 省略を補ってbe+K thatの訳出
the Japanese, though (S be) aware of course / that other countries exist, tend~
be+aware (=be+K) は2語で1語の他動詞と考えてthat~は名詞節。
of courseはF。[S V F O]
凹 Q2[that 4]
Sの仮定法相当表現
, / and no amount of hardship / could persuade them that they would be happier abroad.
= /仮定法条件/仮定法帰結。
S persuade O that の訳出
[/無生物S/ V O1 O2]と考えてthat~は名詞節。
凹5 倒置=Nor V S within Japan, a country /where privacy is unknown, and S V~.カンマ間は同格、where~は関係副詞節。
凹7 it=if 節~仮定法帰結,
仮定法条件=仮定法過去完了の倒置= even had a boat been provided.