sakanoue式勉強法 全体マップ法(数学編)
こんにちは。足立区綾瀬を拠点とする、伸び悩みの小中学生を対象にした個別指導塾sakanoueです。
今回もおすすめの勉強法についてご紹介します。
題して、「全体マップ法」です。
今回は数学をテーマに紹介します。
どういうものか一言でいうと、
ある教科を勉強するときに、勉強範囲の全体像を把握した上で、現在の立ち位置を常に確認しながらゴールに向けて進む
というものです。
皆さんは、どこかに向かうときGoogleマップを使ったりしますよね。
それと同じで、何かの目標(=目的地)を達成しようとする時には、その目標(=目的地)にたどり着くための地図を描き、それに沿って進んでいく、というものです。
ここで大事なのは、
全体から部分へ
ということです。
ここで、以下の図をご覧ください。これは、中学三年間で学ぶ単元を学年ごとに整理し、各単元の関係性を示したものです。
勉強を始める前に、まずこのような全体像を自分で作ってみます。自分で作るのが難しいようであれば、教科書の出版元のHPを確認してみると、大体見つかると思います。
このような全体像をまず把握することで、良いことがいくつかあります。
その①
目指すべき目標が明確になる(結果、安心できる)
中学3年間で勉強する単元は、実は21単元しかないことに気づけます(中1で7つ、中2で6つ、中3で8つ)。この21単元を全部クリアすれば、中学の三年間でやるべきことはおしまいです。そう考えると少し気が楽になりませんか?
3年間は36ヶ月、3年生の7月ぐらいからは受験勉強をはじめるとして、それまでの27ヶ月間で21単元をクリアすれば良いということが分かります。そうすると、1ヶ月に1単元、クリアすれば十分間に合います。
私たちは、見えないものに対して恐いとか不安だとか、そのような気持ちを持つことが多いと思いますが、勉強も同じで、「何となく不安」と思うのは、到達すべき目標と、そこまでの距離が見えないことにあるのではないかと思います。
今回のように全体像を描くことは、目指すべき目標を目に見える形にすることができます。
その②
進むべき方向性が分かる。結果、より効率的に勉強ができる
例えば中2の1次関数が難しいと感じているとします。
あらためて先ほどの全体像を見ると、「比例と反比例」、「連立方程式」の二つから矢印が出ています。そうすると、この1次関数を攻略するためには、「比例と反比例」、「連立方程式」のいずれかあるいは両方の理解が怪しいかも、という予測を立てることができます。
そこで、1年生の「比例と反比例」の内容を復習してみます。その結果、ここは難なく問題が解けることが分かりました。では、もう一つの可能性の「連立方程式」はどうでしょうか?
問題を解いてみた結果、少しここが怪しいということが分かりました。
改めて「連立方程式」に伸びている矢印を確認すると、今度は「方程式」、「式の計算」といった項目から出ていることが分かります。
そこで、「方程式」、「式の計算」それぞれの理解度をチェックします。
結果、「式の計算」のところがやや難しいということが分かったとします。
以上のことから、今、1次関数が難しいと感じている理由は、恐らく「式の計算」の部分の理解が不十分で、それが「連立方程式」にも影響を及ぼしているからではないか?という予測を立てることができます。
このような予測を立てられればしめたものです。
なぜなら、やるべきことが明確になるからです。
つまり、まずは「式の計算」を復習し、次に「連立方程式」を復習した上で、改めて「1次関数」にチャレンジすれば良い、ということです。
こうすれば、具体的に何をすれば結果につながるかということが分かり、より効率的に勉強を進めることができます。
以上、今回は全体像を把握しながら勉強を進める方法について紹介しました。
この勉強法は、中学以降の高校、専門学校、大学での勉強や資格試験等にも活用できる方法なので、是非中学生のうちに身に付けていただくと良いと思います。
最初はこのようなマップを作ること自体が難しいと思いますので、今後、数学などの他教科についてもマップを公開していきます。
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