5分で分かる!都立高校入試概要(推薦入試編)
こんにちは。足立区綾瀬を拠点とする、伸び悩みの小中学生を対象にした個別指導塾sakanoueです。
前回は、都立高校の一般入試についてご紹介しましたが、第2回となる今回は推薦入試についてお伝えします。
ポイントは以下の4点です。
1.推薦入試・一般入試の比較
まずは、一般入試と推薦入試を比較したこちらをご覧ください。
推薦入試の募集人数は各校によって異なりますが、普通科であれば全体の20%以内となっています。
一般入試と異なり、学力検査が課されないこともあり、競争率は一般入試と比較して高いと言えます。
推薦入試では学力検査の代わりに個人面接と小論文/作文が課されます。
2.推薦入試にはどのような種類があるか?
推薦入試には以下のとおり、①一般推薦入試、②文化・スポーツ等特別推薦(以下、特別推薦)、➂理数等特別推薦(以下、特別推薦(理数))の3つの方式があります。
令和5年度の入試では、特別推薦を実施した学校(※全日制普通科)は、全104校中56校でした。
一方、特別推薦(理数)を実施した学校は立川高校の1校のみでした。
3.推薦入試の定員
続いて、推薦入試の定員についてまとめたものが以下の図です。
全日制普通科の場合、推薦枠が20%以内となっています。
4.出願できる学校の数
推薦入試で出願できるのは1校のみです。ただし、特別推薦枠で出願をする場合、同時にその学校の一般推薦にも出願することができます。
5.出願資格
推薦入試に出願するには、大きく次の2つの要件を充たす必要があります。
①志願する都立高校を第1志望とする者
②中学校の校長先生からの推薦が必要
その他にも要件はありますが、まずはこの2点を押さえていただければ良いと思います。詳細については東京都教育委員会のHPに掲載されている「東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」をご覧下さい(全部で47ページもあるので大変ですが…)
気になるのは、「どのようにしたら学校で推薦をもらうことができるのか?」ということです。唯一の答えはないのですが、推薦をするかどうかは、「中学校長が、校内の推薦委員会等の厳正な審査を参考にして被推薦者を決定する」とあります。
従って、当たり前ではありますが最低限できることは定期テストでしっかりと良い点数を取り、授業に積極的に参加する等して、志望校の一般入試で必要とされる水準を上回る内申点を獲得することが重要です。
6.実施時期
一般入試に先立ち、1月下旬に実施されます。
7.選抜方法
最後に、選抜方法について紹介します。
ポイントは以下の3点です。
1.学力検査は課されない
2.選考は大きく
①調査書(内申点)
②個人面接(集団討論)
➂小論文又は作文等の検査
によって行われる
3.各選考項目の配点は、各校によって異なる
内申点は各校で配点が異なりますが、最大で全体の50%を占める場合もあります。内申点は中3の評定が使用されますが、中3の評定は1,2年生の成績が加味されてつけられるため、1年生からコツコツと定期テスト等に取り組むことが大事です。
個人面接は、全ての学校で実施されます。面接では、出願時に提出する自己PRカードを参照しながら進められるので、自己PRカードはしっかりと内容を推敲したものを準備することが大事です。
全日制普通科の場合、小論文又は作文が実施されます(※専門学科等ではそれ以外の検査が行われることがあります)。
令和5年度の全日制普通科の推薦入試では、小論文を採用したのが約3割、作文を採用したのが約7割となっています。
各校で実施する検査項目は、東京都教育委員会のHPで公表される「令和5年度入学者選抜実施方法 普通教育を主とする学科」で確認できます。
以上、今回は都立高校の推薦入試の概要についてご紹介してきました。
推薦入試でチャレンジするためには、まずは中学校の校長先生からの推薦を獲得する必要があります。
そのためには、中1の頃から定期テストでしっかりと良い点数を取ることで、高い水準の内申点を獲得していくことが重要です。
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