2023 自由研究#01(8/7)
ーーーーーーー振り返りーーーーーーー
自由研究をやっている。インスタグラム(以下、インスタ)のアプリを消してからの心境の変化について観察しているのだ。
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🟠実際の数値
以下は、この1週間ウェブからインスタを見た回数をグラフにしたものである。
「いや、まあまあログインしとるやないかい」というツッコミが聞こえてきたが、自分の心の声かもしれない。
🟠ログインをしてしまう原因
なぜ辞めておくといっておきながら、こそこそと見てしまうのか。その原因について、インスタの機能から紐解いていきたい。
①コミュニケーションとしての機能
インスタに限らず、Twitter、Facebook等のSNSにはDMという機能がついている。これによってユーザー間のやり取りが可能となる。SNSとは”Social Networking Service”の略なので、そりゃあネットワークを築く機能が備わっているわけだ。
そして、御多分に洩れず私がログインをしたきっかけはこのDM確認のためがほとんどである。別に頻繁にインスタでやり取りをしている人がいるわけではないのだが、前回書いた通りインスタのみで繋がっている人も多いので、そういう人から何か連絡が来てないだろうかなどと要らぬ心配をしてしまう。そして確認作業のために開き、ちょろっと誰かのストーリーを見て、Safariのタブを消す。
インスタにDM機能がついていなければ、日に7回もわざわざウェブからログインするような愚行をしていないだろう。
②他者の生活を見る機能
誰かがストーリーや投稿をアップしている。大抵はくだらないものばかりで2秒ほどでスワイプする情報ばかりなのだが、一部本当に仲の良い友達や、好きな著名人などがいれば見てしまう。
見てしまう。見ることを自分以外の誰かに半ば強制されてしまう。これは「他者の生活を見る」というよりむしろ「他者の生活を見せられる」と言い表した方が適切だろうか。
生活。無限大に広がってしまう可能性を秘めた、時空間。そこに含まれる情報の密度は大変に低いものばかりだが、その無限大に広がる可能性の方にこそ我々は目を奪われてしまうのかもしれない。
🟠ここで、読者から予測される質問とそれに対する回答をしてみたいと思います
Q:これは夏休みの宿題ではないのか?
A:そうです。これは夏休みの宿題です。
Q:夏休みの宿題は夏の間にするものであるべきです。今はもう11月中旬ですが。
A:今が夏でない、ということを証明してください。
Q:朝は震えるほど寒いし、紅葉のシーズンで、北海道などでは雪が降っている地域もあるそうです。これはもはや秋を超えて、冬に差し掛かっているとまで言えそうです。
A:マスメディアの情報と主観にすぎません。
Q:それを証明してください。
A:マスメディアが世の中に存在することと、あなたが存在すること。存在の証明はあまりに重すぎる哲学的命題です。ここでは差し控えさせてください。
Q:ともあれ、夏休みの宿題を夏とは決して言い難い季節まで伸ばしていたという点について、弁明があればしてください。
A:ありません。ただ秒で飽きただけです。
Q:なぜ飽きたのでしょうか。また、飽きたことによって逆に得るものはありましたか。
A:何もありません。飽きた理由も、それによって得たものも、何も、かも…。
Q:何もないと考える原因があれば教えてください。
A:さあ、空っぽだからでしょうか。土管のような、空洞が周辺を支えているような、そんな人間だからでしょうか…。
Q:この記事を書いたのはあなたですか?私のような気もします。
A:そうかもしれません。つまり、あなたは私の一部であり、私はあなたの一部である。一部は全体を構成する一要素のことであるから、全体に私とあなたが含まれる可能性は否定できないです。
Q:だんだん何が聞きたいのか分からなくなってきました。
A:水を飲んで寝て、朝起きてクソをして1日を始めてください。
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