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チ。‐地球の運動について‐③

今回もどちらかというとサカナクションの怪獣という曲に偏っています。

チ。については皆さんいろいろ考察されているので、あまり深く書きません。
チ。のタイトルには色々な『ち』が含まれていると思います。
・地 地動説
・知 知識
・血 血が流れる、血の繋がり
・C Chain
なのでひとつに絞らずカタカナの『チ。』なんだろうと。
原作の時代考証もかなりしっかりしていて、2話でラファウが火をつけた本の入った石箱に足を突っ込んで消すシーンも、今なら蓋をすれば消せるじゃん。っと思うけど、酸素と燃焼の関係はもっと後の時代で発見される事なので、森の中で水も無ければああなるのは当然。
7〜8話にかけては当時の女性と男性の立場というか身分の違いにもハッとさせられたりもする。
今後のストーリーでも現在に通ずる技術も物語のポイントになってくるけど、フィクションとノンフィクションが重なってくる感じが面白いよね。

先日のNHK BS「山口一郎 “うつ”からの再出発~サカナクション「怪獣」との格闘~」と、チ。を深めるの中で披露されたスタジオセットで演奏されたアウトロがあるバージョンもいいよね〜。(明日11月23日のチ。第9話放送後にサカナクション山口一郎 「チ。」 を深めるが再放送される)
あのスタジオでの演奏の映像をみた現在の疑問点はいくつかあって、

①アニメは2クール25話放送が決まっているが、『怪獣』はずっと主題歌なのか?次のクールでは変わるのか?

②フルバージョン歌詞と歌録りの期限は過ぎているので、いつまでにどのレベルにするのが目標なのか?

③タイアップの依頼ってヌルっと口約束なのか、いつまでに作ってと明確な契約書みたいなものは存在するのか?

④出来上がっていないものを披露するメンバーの心境はどんな感じなんでしょう?スタジオ入りしてからの居心地とか…

①については途中までの主題歌採用であれば結論までを描く必要は無く、歌詞が無い状態でも問題無いしティーンエイジ方式も可能なのでは?と思う(素人の考えだからね)
第2クールでは主題歌が変わると考えたら現状で完成しているといってもいい位に感動出来たので満足しているのだけど。
逆に最後まで描くのがネタバレになるやもしれずと思うが、ヨルシカのアポリアは結論を出しているがネタバレはしていない所が凄い。

②は難しい。
度重なるデッドラインを蹴散らしてしまっているので、もはやいつまでに完成させるのか想像がつかない。
レーベルにとっても今更リリースしても固定のファンには売れてもアニメの放送開始と同時にスタートダッシュが出来ないなら良いものをとなるのか、なる早でとなるのかわからない。
そもそも売るというより長く聴いてもらえる曲に価値を見出しているからなんとも言えない。

③は②に共通する所もあるのだけれど、魚民界隈であれば遅れるのは当たり前と思ってしまうけど、一般社会というか通常の仕事なら参加辞退だったり、入札なら遅れたら参加すら出来ない事になる。
会社の同じチームに納期を守らないヤツがいたらさぞかし迷惑であるし、どんなにいい書類を作っても遅れたら意味がない業界と違うからどんな風に決め事をしているのか知りたい。

④先日のドキュメンタリー映像の中では現在出来る最良を出すというところでまとまっていたけど、実際現場に行った時にはどうなんだろう?
目の前にいる人達は上手く対応してくれるんだろうけど、ちょっと怖いよね。
歌詞と歌録りのデッドラインの度重なる変更もきちんと放送されていて、色々な背景から仕方無いと思う部分といつも通りだなと思う部分と、ああいった収録現場に臨むメンバーの心境とか色々考えちゃいました。
直接接するスタッフはともかく、あれだけのセットを組んで未完成なの?え?って思うスタッフもいるかもしれない。
一般人の自分はそんな目で見られる事も耐えられないし、その現場に行くのもステージも針の筵に感じてしまうし、仲間にその体験をさせるのが何より耐え難い。
なので自分は納期を守ってソコソコのものを納品する選択をする。
ってのはあくまでも一般商業的な活動をしている人の感覚であり、芸術活動に身をおいている人の感覚はきっと別なんだろうと思う。
同じ場面を見ても人によって感じる事は違うと思うので、色々な人の感情や思考が垣間見えるSNSは面白い。

11月21日
Instagramで群発性頭痛の症状が出ている事が報告された。
非常にシンドい病気だと思う。
よりによってこんな時にと思うけども、本人はこの困難にも立ち向って乗り越えた先にある新しい自分を手に入れるとしている。
が、turnツアーでも新しいサカナクションって何?みたいな話がMCで出た時に、そんなのわからないけど変わらないまま変わるんだという言葉で自分を奮い立たせているように感じていた。
今回の言葉も同じだ。
こんなツラい局面をなんとか打開する為にも自分をまず鼓舞する所から初めているのだと思う。
まずは無理をしないで欲しいのだが、そういう人じゃないから出せるだけ出し切ってゆっくりしてほしい。

それはそうとエンディングの曲、アポリアという言葉を初めて耳にしたけど、調べたら哲学的な言葉らしく『ひとつの問に対して互いに矛盾する二つの結論が出る事』『解決困難な問題』から行き詰まり・困惑・当惑のような意味らしいですよ。

凄い難しい言葉だけどチ。にはピッタリだわ。

そして曲の展開とアニメが重なった時の感動は色褪せずに毎回感動している。
サビの所で入ってくるバンジョーのような音色が凄くいい。
変わった音色の楽器が入ってくるのってガラッと雰囲気が変わっていいよね😌

これから先のアニメ『チ。』も楽しみだ。
ちなみに拙者の好きなキャラクターは本編にはまだ出てきていない。

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