OMORI×ソシオニクス
ソシオニクスを用いて、omoriの登場人物のタイプ・関係性を勝手に考えてみました。あくまで個人の見解です。モデルAに準拠しています。
※ソシオニクスって何?って方は各自調べてみてください。相性論の存在する性格類型論です。
ネタバレ注意!
参考:
それぞれのタイプ
1.サニー(オモリ) - ILI
最初にグッドルートを進めていた時点ではILIかIEIかなと思いました。
トレーラーなどでも印象深い彼の表情の乏しさから脆弱Fe(ILI)の可能性が強く思い浮かんでいましたが、過去に色々とあったキャラクターらしいのでそれだけでは判断してはいけないと思い一応IEIの可能性も検討しました。
結論としてはILIでよいかと思います。内向-直観タイプなのはホワイト(&ブラック)スペースの様相で見当がつきましたが、過去の様子から特に振る舞いは大きく変わっていないこと、つまり昔は天真爛漫だったりムードメーカーだったりというのが塞ぎこんで別人のようになってしまったというわけではないというのがアルバムから分かります。
今も昔もFe苦手そうだし、とても創造機能ではなさそうなのでILIとしました。余談ですが、一級ベッド鑑定士の面は規範Siぽいなと思いました。笑
同じタイプは原神のアルベド、約ネバのレイなどです。(以下敬称略)
2.オーブリー - ESI
外向-感覚型かな、と思っていたのですがPDB(海外の性格タイプを投票できるサイト)でカンニングしたらESIとあり、主導Fiの創造Seで大いに納得しました。
正義感が強く、人を身内と敵にはっきり分けるところはFi主導、攻撃系のスキルが多いのは創造Se、さらに家が荒れ放題でも彼女の部屋だけは綺麗に保たれていたのは四次元性Siかなと思います。ESIの特徴の説明にもかなり当てはまっているように思います。
同じタイプは推しの子の有馬かな、東リベの一虎などです。
最高の相性とまではいかなくても、サニーと相性は二番目に良く、活性化関係です。
3.ケル - SEE
分かりやすい外向-感覚型かなと思います。SLEとも迷いましたが野心はあんまり無さそう。交渉上手で気持ちの切り替えが早く、若干強引で活動的な性格はSEEの特徴によく合致しています。
同じタイプはヒプマイの有栖川帝統、トムとジェリーのトムなどです。
サニーとは最高の相性である双対関係にあたります。作中でもいいコンビだと指摘される場面がありました(現実世界の絵描き少女だった気が)。
また、意外にもオーブリーとは外向・内向が違うだけの似た者同士ですね。
常に動き回り言うことを聞きそうにないこのタイプを子供に持つと、親が非常に大変そうだなという感想です。いいお兄ちゃんのヒロがいてくれるだけまだマシですね。
4.ヒロ - EIE
外向-倫理-合理型は間違いなさそうですが、直観か感覚かで悩みました。芝居がかった言動はEIEの大きな特徴なので、イセカイでベルトコンベアーに頼みごとをする場面やスイートハートへの対応などで徐々に確信しました。
同じタイプはあつ森のキザ系やウマ娘のテイエムオペラオーですね。
おそらく料理が得意という面からか、PDBではESEになっていましたがヒロ社長の振る舞いを見た限りではベータクアドラが前面に出たなと思いました。
もし将来このまま医者になるなら、いいお医者さんになりそうだなと思います。
関係ないけど、ホワイトスペースで一人だけなぜパジャマ姿なのかずっと気になってます。。
5.マリ - ESE
みんなを盛り上げるのが上手で世話焼きな、ESEだと思います。同タイプはまどマギのさやか、ヒロアカのお茶子が挙げられます。
似たような雰囲気のヒロとは共鳴関係です。カップルですがすでに夫婦みたいでしたね。いい関係のように読めますし、実際に快適にコミュニケーションは取れますが案外慎重さが求められるという関係です。
6.バジル - EII
早い段階で内向-倫理かなという目星は何となくつきました。個人的に脆弱Seは分かりやすいのでそこまで迷うことなくEIIだと思いました。
EIIは聲の形の西宮硝子、モブサイコのモブが居ます。
ブラックスペースでは苗モグラ並みに軽い命で可哀想になりました。夢の中での色がポケモンのシェイミの色違いに似てるなとずっと思ってます。
それ以外
サメハダ社長とボスは(少なくともボスは)典型的なSLEかなと思います。社長はLIEかなとも思いましたが、SLEが他人から欲しい(苦手だけれども価値を感じている)のはFeとNiではないかと思います。
プルートはLSIかなと思いました。ケルとはプルートが監督、ケルが選手の監督関係にあたり、師匠のような関係だったのでまさにその通りではないでしょうか。
スイートハートは侵略者っぽいのでSEE?スペース船長はLII?と仮定すると衝突関係ですね、、距離が離れているときには相手は魅力的に映るといわれています。あの結末にも納得。
関係性一覧
多くなるので主要人物6人のみです。相性は相手から見ても一定です。
数値は快適度です。上限・下限の絶対値7
〇サニー
ケル → 双対関係 7
オーブリー → 活性化関係 5
ヒロ → 監督関係(サニーが監督される側) -2
マリ → 衝突関係 -7
バジル → 要求関係(サニーが要求する側) 2
〇ケル
オーブリー → 鏡像関係 3
ヒロ → 要求関係(ケルが要求される側) 2
マリ → 疑似同一関係 -1
バジル → 監督関係(ケルが監督する側) -2
〇オーブリー
ヒロ → 幻影関係 2
マリ → 消滅関係 -3
バジル → 共鳴関係 -2
〇ヒロ
マリ → 共鳴関係 -2
バジル → 消滅関係 -3
〇マリ
バジル → 幻影関係 2
居心地の良さ順:
サニー = オーブリー > ケル > バジル > ヒロ > マリ
子供側はバジルを除いてプラス、その三人は同じガンマクアドラなので価値観が合うのでしょう。対立するアルファクアドラのマリは断トツで居心地が悪そうですが、作中ではそこまで深刻ではなかったように思います。ヒロとバジルはベータとデルタなのでこちらも対立するクアドラ同士です。
相性ランキング
良い相性編:
1位:双対関係(サニー⇔ケル)
あらゆる関係の中で最高の相性ですね。クラスの問題児っぽいタイプのケルですがサニーとのコンビではいい面が強調されて本来の良さが出ています。引っ込み思案なサニーをケルが引っ張り出して行動力と友情(Se,Fi)を与え、逆にサニーはケルに落ち着きを与える(Ni,Te)ような関係です。
最後の三日間で連れ出してくれたのがケルでよかったと思います。それを仕組んだのは…
2位:活性化関係(サニー⇔オーブリー)
サニーだけは最後の三日間の前にオーブリーの家に入ったことがあるようでしたし、相性がいいのは納得です。
お互いに活性化してしまうのでずっと一緒にいると疲れてしまいますが、適度な休息を挟めばまた仲良くできます。衝突の危険がない関係です。
3位:鏡像関係(オーブリー⇔ケル)
よく誤解が生じ、議論が白熱する相性です。だから二人はよくケンカしているわけです。
喧嘩するほど仲がいい、というより喧嘩するけど別に仲は悪くない、みたいな感じですかね。個人的には相手のタイプが周りにいないのでピンときません。
4位:要求関係(サニー⇒バジル・ケル⇐ヒロ)
今までの関係と違い、一方通行の関係になります。する側、される側がそれぞれ決まっています。
被要求者はケルとバジル、要求者はサニーとヒロに相当します。
ケルとヒロの兄弟間の要求のすれ違いは墓場でケルの口から語られた内容と合致しているように思います。
サニーとバジルについては…バジルの提案は果たしてサニーにとって適切なものだったのでしょうか。
4位:幻影関係(マリ⇔バジル・オーブリー⇔ヒロ)
消滅関係の別名、幻想関係とごっちゃになりそうな名前です。
マリとバジル、オーブリーとヒロに該当します。
年下二人は年上二人に、それぞれ同じように憧れているのではないかと考察されている記事がありました。
彼らが同一の関係であれば納得です。
良い部分を書いてあるところで引用は切りましたが、距離を縮めていくと思いがけずギスギスし始めるという関係になっています。。
悪い相性編:
5位:疑似同一関係(マリ⇔ケル)
意外にどこか似たところがあるように思う二人です。ただ機能の並びと向きが決定的に違います。
二人の相性はあまり意識していませんでしたが、一筋縄ではいかない難しい関係のようですね。鏡像関係にも似ていると書かれていました。
6位:共鳴関係(ヒロ⇔マリ・オーブリー⇔バジル)
実感はありませんがヒロとマリは微妙によくない相性のようです。あれ?
オーブリーとバジルは今の仲間に加わるまで友達がいなかったという経緯が似ていました。
なんだか気まずい…。距離が近いとか遠いとか書かれていますが、近いと定義されているのは恋人関係なのかなという気がします。
6位:監督関係(サニー⇐ヒロ・ケル⇒バジル)
被監督側はヒロとケル、要求者はサニーとバジルに相当します。
そういえばヒロへの交代の時にオモリは少し警戒しているような感じがしなくもないですね。ケルはバジルに○○しろよ、みたいに言われている場面があった気がします。絡みが少ない印象はありますが…。
7位:消滅関係(マリ⇔オーブリー・バジル⇔ヒロ)
意外にも、という気がします。そこまで積極的に交流している感じはしなかったように思います。
年齢差のおかげか、年上側は"いいお兄さん(お姉さん)"という評価で止まっているのではないでしょうか。
8位:衝突関係(サニー⇔マリ)
いよいよ最後にして最悪の相性、衝突関係です。重要視している機能が全く違うので、近しい関係になるとどうしてもぶつかってしまいます…。
サニーとマリがバイオリンのことで衝突してしまったのは、この関係が原因といってもいいのではないかとプレイ中思っていました。
あの日以外にも、致命的ではないものの小さな衝突や食い違いは実際には日常的に何度もあったのではないかなと思います。現実と夢の中のアルバムを比較したときにいくつか違いがあるように、オモリはホワイトスペース内での認識が変わっている部分があり、ピクニックの時のように常に笑顔だったわけではないのだろうなと思っています。ゲーム内でマリと歩く場面ではかなり怒られていましたね。
衝突関係は家族という関係では特に難しいと聞きます。それでもマリは姉としてサニーを守って愛し、彼の過ちを許しました。サニーもマリが大好きでしたし、過去に彼女の言うことを聞かなかったことを後悔しているととれる描写もありました。
おわりに
非常に細部までシステムや背景が作り込まれ、一切のネタバレを見ずにクリアできて幸運だと思うくらい素晴らしいゲームでした。自分が今までプレイしてきた大好きなゲームのリスペクトにも富んでおり、ゆめにっき・motherシリーズ等々が好きな方はぜひプレイして頂きたいです。
すでに考察は大勢の人がやっているのでこういった切り口で書いてみました。
だいぶ走り書きなので、今後もし主要人物のタイプの解釈が変わったり補足があれば記事を更新しようと思います。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。