OMORI×ソシオニクス

ソシオニクスを用いて、omoriの登場人物のタイプ・関係性を勝手に考えてみました。あくまで個人の見解です。モデルAに準拠しています。
※ソシオニクスって何?って方は各自調べてみてください。相性論の存在する性格類型論です。
ネタバレ注意!

omori経歴:
総プレイ時間60時間ほどで、自分でプレイした中では一応全部のエンディングを見ました。
ほかに拾いきれなかった部分は動画や考察記事などで補完しています。

参考:

それぞれのタイプ

1.サニー(オモリ) - ILI

最初にグッドルートを進めていた時点ではILIかIEIかなと思いました。
トレーラーなどでも印象深い彼の表情の乏しさから脆弱Fe(ILI)の可能性が強く思い浮かんでいましたが、過去に色々とあったキャラクターらしいのでそれだけでは判断してはいけないと思い一応IEIの可能性も検討しました。
結論としてはILIでよいかと思います。内向-直観タイプなのはホワイト(&ブラック)スペースの様相で見当がつきましたが、過去の様子から特に振る舞いは大きく変わっていないこと、つまり昔は天真爛漫だったりムードメーカーだったりというのが塞ぎこんで別人のようになってしまったというわけではないというのがアルバムから分かります。
今も昔もFe苦手そうだし、とても創造機能ではなさそうなのでILIとしました。余談ですが、一級ベッド鑑定士の面は規範Siぽいなと思いました。笑

>行動や言葉の矛盾によく気が付きます。人の特徴を正確に把握して、その人の反応を予測することができます。皮肉っぽいほうです。
>自分の感情をうまくコントロールできません(ILIは憂鬱になって落ち込んだり、不満を大爆発させたりといったように、さまざまな状態になります)。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/giliintp.html

同じタイプは原神のアルベド、約ネバのレイなどです。(以下敬称略)

2.オーブリー - ESI

外向-感覚型かな、と思っていたのですがPDB(海外の性格タイプを投票できるサイト)でカンニングしたらESIとあり、主導Fiの創造Seで大いに納得しました。
正義感が強く、人を身内と敵にはっきり分けるところはFi主導、攻撃系のスキルが多いのは創造Se、さらに家が荒れ放題でも彼女の部屋だけは綺麗に保たれていたのは四次元性Siかなと思います。ESIの特徴の説明にもかなり当てはまっているように思います。

>公明正大で行動に一貫性があります。悪意に敏感で、他人を「友好的な人」と「敵対的な人」にはっきり分けます。
>自分の所属するグループ内でコミュニケーションをとるときは、他人の行為に対して道徳的な評価をします。
>「はい」や「いいえ」を言えないような、曖昧な状況が嫌いです。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/gesiisfj.html

同じタイプは推しの子の有馬かな、東リベの一虎などです。
最高の相性とまではいかなくても、サニーと相性は二番目に良く、活性化関係です。

3.ケル - SEE

分かりやすい外向-感覚型かなと思います。SLEとも迷いましたが野心はあんまり無さそう。交渉上手で気持ちの切り替えが早く、若干強引で活動的な性格はSEEの特徴によく合致しています。
同じタイプはヒプマイの有栖川帝統、トムとジェリーのトムなどです。

>自信家で、リーダーシップを発揮することが多いです。
>いつも新しい経験を求めています。注目されたり、称賛されるのは大好きです。
>自分が話したいことではなく、相手が聞きたいと思っていることを話す傾向があります。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/gseeesfp.html

サニーとは最高の相性である双対関係にあたります。作中でもいいコンビだと指摘される場面がありました(現実世界の絵描き少女だった気が)。
また、意外にもオーブリーとは外向・内向が違うだけの似た者同士ですね。
常に動き回り言うことを聞きそうにないこのタイプを子供に持つと、親が非常に大変そうだなという感想です。いいお兄ちゃんのヒロがいてくれるだけまだマシですね。

4.ヒロ - EIE

外向-倫理-合理型は間違いなさそうですが、直観か感覚かで悩みました。芝居がかった言動はEIEの大きな特徴なので、イセカイでベルトコンベアーに頼みごとをする場面やスイートハートへの対応などで徐々に確信しました。

>ドラマチックな表現から人生を肯定するような表現まで、外側から見える表情や感情的しぐさを容易に操ることができます。丁寧なコミュニケーションを心掛けており、無礼な態度や威圧的な態度をとりません。
>危機的な状況を十分に認識し、事前に準備し、バックアップ用の選択肢を考えておくタイプです。
>褒め言葉を素直に受け取れず、不信を感じてしまう方です。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/geieenfj.htm

同じタイプはあつ森のキザ系やウマ娘のテイエムオペラオーですね。
おそらく料理が得意という面からか、PDBではESEになっていましたがヒロ社長の振る舞いを見た限りではベータクアドラが前面に出たなと思いました。
もし将来このまま医者になるなら、いいお医者さんになりそうだなと思います。
関係ないけど、ホワイトスペースで一人だけなぜパジャマ姿なのかずっと気になってます。。

5.マリ - ESE

みんなを盛り上げるのが上手で世話焼きな、ESEだと思います。同タイプはまどマギのさやか、ヒロアカのお茶子が挙げられます。

>感情豊かで社交的な人です。
>感情の変化が激しく、明るくフレンドリーなときもあれば、短気で怒りっぽいときもあります。
>思いやりがあり、自然と人を喜ばせようとするところがあります。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/geseesfj.html

似たような雰囲気のヒロとは共鳴関係です。カップルですがすでに夫婦みたいでしたね。いい関係のように読めますし、実際に快適にコミュニケーションは取れますが案外慎重さが求められるという関係です。

6.バジル - EII

早い段階で内向-倫理かなという目星は何となくつきました。個人的に脆弱Seは分かりやすいのでそこまで迷うことなくEIIだと思いました。

>誰とでもフラットで友好的な関係を保つことができます。
>自分自身に対して全く自信がなく、自発性にも欠けています。
>人に圧力をかけたり、攻撃性を見せたりすることはできませんが、圧力をかけて自分を支配しようとする人の試みには鋭く反応します。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/geiiinfj.html

EIIは聲の形の西宮硝子、モブサイコのモブが居ます。
ブラックスペースでは苗モグラ並みに軽い命で可哀想になりました。夢の中での色がポケモンのシェイミの色違いに似てるなとずっと思ってます。

それ以外

サメハダ社長とボスは(少なくともボスは)典型的なSLEかなと思います。社長はLIEかなとも思いましたが、SLEが他人から欲しい(苦手だけれども価値を感じている)のはFeとNiではないかと思います。
プルートはLSIかなと思いました。ケルとはプルートが監督、ケルが選手の監督関係にあたり、師匠のような関係だったのでまさにその通りではないでしょうか。
スイートハートは侵略者っぽいのでSEE?スペース船長はLII?と仮定すると衝突関係ですね、、距離が離れているときには相手は魅力的に映るといわれています。あの結末にも納得。

関係性一覧

多くなるので主要人物6人のみです。相性は相手から見ても一定です。
数値は快適度です。上限・下限の絶対値7

〇サニー

  • ケル → 双対関係 7

  • オーブリー → 活性化関係 5

  • ヒロ → 監督関係(サニーが監督される側) -2

  • マリ → 衝突関係 -7

  • バジル → 要求関係(サニーが要求する側) 2

〇ケル

  • オーブリー → 鏡像関係 3

  • ヒロ → 要求関係(ケルが要求される側) 2

  • マリ → 疑似同一関係 -1

  • バジル → 監督関係(ケルが監督する側) -2

〇オーブリー

  • ヒロ → 幻影関係 2

  • マリ → 消滅関係 -3

  • バジル → 共鳴関係 -2

〇ヒロ

  • マリ → 共鳴関係 -2

  • バジル → 消滅関係 -3

〇マリ

  • バジル → 幻影関係 2

居心地の良さ順:

サニー = オーブリー > ケル > バジル > ヒロ > マリ

サニー: 5
オーブリー: 5
ケル:4
ヒロ&バジル: -3
マリ: -11

子供側はバジルを除いてプラス、その三人は同じガンマクアドラなので価値観が合うのでしょう。対立するアルファクアドラのマリは断トツで居心地が悪そうですが、作中ではそこまで深刻ではなかったように思います。ヒロとバジルはベータデルタなのでこちらも対立するクアドラ同士です。

相性ランキング

ケル ⇔ サニー : 双対関係 7
サニー ⇔ オーブリー : 活性化関係 5
ケル ⇔ オーブリー : 鏡像関係 3
バジル - サニー : 要求関係(サニーが要求する側) 2
ヒロ - ケル : 要求関係(ケルが要求される側) 2
バジル ⇔ マリ : 幻影関係 2
ヒロ ⇔ オーブリー : 幻影関係 2
マリ ⇔ ケル : 疑似同一関係 -1
ヒロ ⇔ マリ : 共鳴関係 -2
バジル ⇔ オーブリー : 共鳴関係 -2
バジル - ケル : 監督関係(ケルが監督側) -2
ヒロ - サニー : 監督関係(ヒロに監督される側) -2
マリ ⇔ オーブリー : 消滅関係 -3
バジル ⇔ ヒロ : 消滅関係 -3
サニー ⇔ マリ : 衝突関係 -7

良い相性編:

1位:双対関係(サニー⇔ケル)

あらゆる関係の中で最高の相性ですね。クラスの問題児っぽいタイプのケルですがサニーとのコンビではいい面が強調されて本来の良さが出ています。引っ込み思案なサニーをケルが引っ張り出して行動力と友情(Se,Fi)を与え、逆にサニーはケルに落ち着きを与える(Ni,Te)ような関係です。

過度の(不当な)感情的激しさを鎮めるILIとのコミュニケーションは、SEEにとって良いこと尽くめです。SEEから感情的な幼稚さが消え、真の大物の雰囲気を生み出すことに繋がるからです。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/01/see-by-stratiyevskaya.html

最後の三日間で連れ出してくれたのがケルでよかったと思います。それを仕組んだのは…

2位:活性化関係(サニー⇔オーブリー)

サニーだけは最後の三日間の前にオーブリーの家に入ったことがあるようでしたし、相性がいいのは納得です。

>活性化関係では、揉め事があってもすぐに互いを許し合うことができます。上手くいかない時があっても、一時的に他のことに注意を向けたり、しばらくコミュニケーションをやめれば、また関係が正常化します。
>活性化関係は、双対関係ほどではないにせよ非常に好ましい関係です。

互いに活性化しあう関係ですが、定期的な休息も必要です。
双対関係とは違う点は、お互いへの嫉妬が見られない点、完全な補完関係ではないため、常に一定の緊張がある点です。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/12/socionics-activation.html

お互いに活性化してしまうのでずっと一緒にいると疲れてしまいますが、適度な休息を挟めばまた仲良くできます。衝突の危険がない関係です。

3位:鏡像関係(オーブリー⇔ケル)

よく誤解が生じ、議論が白熱する相性です。だから二人はよくケンカしているわけです。

>すべてが終わってしまった後になってから、もう一方のパートナーが未解決に感じるポイントを指摘します。通常もう一方のパートナーにとって、その指摘は取るに足らないものでしかなく、本筋から外れているようにしか見えないので当惑してしまいます。
>対立しあうことはほとんどない関係で、仮にそうなったとしてもすぐに水に流すことができます。
>鏡像関係には知的刺激と驚きが伴うため、友好的で安定した関係が長く続きやすいです。そのため友人として、よく見られる関係です。

https://casual-typology.blogspot.com/2023/01/socionics-mirror.html

喧嘩するほど仲がいい、というより喧嘩するけど別に仲は悪くない、みたいな感じですかね。個人的には相手のタイプが周りにいないのでピンときません。

4位:要求関係(サニー⇒バジル・ケル⇐ヒロ)

今までの関係と違い、一方通行の関係になります。する側、される側がそれぞれ決まっています。

>社会的秩序関係、恩恵関係とも呼ばれます。
~~
>被要求者側のタイプの人々は、要求者側のタイプの人々に憧れを抱きます。彼らにとっては、遠くからみても要求者は印象的な人に見えます。
>要求者は、被要求者のことを「自分が保護・庇護し、助言を与えるべき人物」だと認識します。同時に、要求者もまた被要求者からの理解とサポートを望んでいます。しかし被要求者から与えられるサポートは、要求者からすると不十分に感じられてしまうものなので、つい被要求者を過小評価してしまいがちになったり、要求を強めてしまったりしてしまいがちです。
>要求者は、被要求者の主張と結論を否定し、自分の主張を押し付け、被要求者の行動をコントロールしようとするため、この関係の調和は時間と共に崩れていきます。
~~
>監督関係における監督者は、明確なリーダーシップを発揮して被監督者を支配しますが、要求関係における要求者はそのような支配力を持っていません。
>監督関係は親子関係に例えられることがありますが、要求関係は兄弟関係に例えられることがあります。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/12/socionics-benefit.html

被要求者はケルとバジル、要求者はサニーとヒロに相当します。
ケルとヒロの兄弟間の要求のすれ違いは墓場でケルの口から語られた内容と合致しているように思います。
サニーとバジルについては…バジルの提案は果たしてサニーにとって適切なものだったのでしょうか。

4位:幻影関係(マリ⇔バジル・オーブリー⇔ヒロ)

消滅関係の別名、幻想関係とごっちゃになりそうな名前です。
マリとバジル、オーブリーとヒロに該当します。

>幻想関係は「快適さ」が特徴的です。「快適さ」とは、特に努力しなくても安定したコミュニケーションをとれることを意味します。
幻想関係は、お互いに価値観や生き方がよく似ているように見えます。お互いに好印象を抱いて、親しみや温かさに包まれた関係がスタートします。
>さらに幻想関係は有益な関係とされていて、相手に助けを出し、悩みから解放することができます。話をしていると安心感があり、暗闇に一筋の光が差し込んだような心地がします。

https://www.izayoiblog.com/intertype/illusionary

年下二人は年上二人に、それぞれ同じように憧れているのではないかと考察されている記事がありました。

彼らが同一の関係であれば納得です。
良い部分を書いてあるところで引用は切りましたが、距離を縮めていくと思いがけずギスギスし始めるという関係になっています。。

悪い相性編:


5位:疑似同一関係(マリ⇔ケル)

意外にどこか似たところがあるように思う二人です。ただ機能の並びと向きが決定的に違います。

>同じ現象に注目しながらも、互いに全く異なる言葉で表現し、分析するため、面白さを感じつつも満足できない関係が、この疑似同一関係という関係です。
>この関係では、相手を修正しようという試みが頻繁に行われますが、完全に信用できなくなるほど関係が悪化することはほとんどありません。
>お互いに我を通そうとする関係にも見えますが、この関係には柔らかさがあります。相手を本気で怒ることはできず、相手の意図的な攻撃があってもあまり傷ついたりはしません。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/11/socionics-quasi-identity.html

二人の相性はあまり意識していませんでしたが、一筋縄ではいかない難しい関係のようですね。鏡像関係にも似ていると書かれていました。

6位:共鳴関係(ヒロ⇔マリ・オーブリー⇔バジル)

実感はありませんがヒロとマリは微妙によくない相性のようです。あれ?
オーブリーとバジルは今の仲間に加わるまで友達がいなかったという経緯が似ていました。

>共鳴パートナーと一緒に過ごすと、主導機能による行動が強まるため、最初は楽しく感じますが、長く続くと疲弊します。
>共鳴関係は、日常生活を共に送ると悪化しやすい関係です。新鮮な印象や経験があれば関係改善をはかることができます。他の人と交流している際の共鳴パートナーの言動は、たいてい魅力的に感じられます。
>共鳴関係は、日常生活を共に送ると悪化しやすい関係です。新鮮な印象や経験があれば関係改善をはかることができます。他の人と交流している際の共鳴パートナーの言動は、たいてい魅力的に感じられます。
>倫理タイプ同士のペアである場合、情熱と感情の過剰さに悩まされます。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/12/socionics-kindred.html

なんだか気まずい…。距離が近いとか遠いとか書かれていますが、近いと定義されているのは恋人関係なのかなという気がします。

6位:監督関係(サニー⇐ヒロ・ケル⇒バジル)

被監督側はヒロとケル、要求者はサニーとバジルに相当します。

>監督者は、被監督者に対して最も攻撃的な言葉で話しますが、監督者自身にとってもこの関係は快適な関係とは言えません。被監督者が、無意識のうちに、執拗に監督者を悩ませ、苛立たせるからです。
>被監督者が監督者に近づくと、被監督者はどことなく警戒心を感じてしまったり、言葉に気を付けようとします。
>監督者は、被監督者を批判しますが、それと同時に「自分無しでは、この人(被監督者)は、やっていけないんじゃないだろうか」と感じて憐れみもします。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/12/socionics-supervision.html

そういえばヒロへの交代の時にオモリは少し警戒しているような感じがしなくもないですね。ケルはバジルに○○しろよ、みたいに言われている場面があった気がします。絡みが少ない印象はありますが…。

7位:消滅関係(マリ⇔オーブリー・バジル⇔ヒロ)

意外にも、という気がします。そこまで積極的に交流している感じはしなかったように思います。

>消滅ペアは同じ物事に関心を持ちますが、根本的には違いがあり、しばしば互いにとって理解しがたいアプローチ法を取ります。
>内向タイプが外向タイプの活動を「消滅」させるかのような関係になります。
>お互いの変わった洞察力に驚かされることも多いですが、自分とは考え方が違うことを常に意識させられます。
>しかし、ほとんどの消滅ペアは、互いをひどく傷つけることはできないため、大きな衝突にはなりません。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/12/socionics-extinguishment.html

年齢差のおかげか、年上側は"いいお兄さん(お姉さん)"という評価で止まっているのではないでしょうか。

8位:衝突関係(サニー⇔マリ)

いよいよ最後にして最悪の相性、衝突関係です。重要視している機能が全く違うので、近しい関係になるとどうしてもぶつかってしまいます…。

>衝突関係とは、ソシオニクスにおいて最も不快で満たされない関係です。
>互いに意見を押し付け合い、互いの価値を認めようとしません。そのため互いに抑圧しあうことになってしまいます。
>衝突パートナーとのコミュニケーションは、何かにつけて言い争いになりがちです。
>非常に誤解が生じやすい関係です。機能の位置づけのせいで、相手がわざと難癖をつけているように感じてしまいやすいのです。

https://casual-typology.blogspot.com/2023/01/socionics-conflict.html

サニーとマリがバイオリンのことで衝突してしまったのは、この関係が原因といってもいいのではないかとプレイ中思っていました。
あの日以外にも、致命的ではないものの小さな衝突や食い違いは実際には日常的に何度もあったのではないかなと思います。現実と夢の中のアルバムを比較したときにいくつか違いがあるように、オモリはホワイトスペース内での認識が変わっている部分があり、ピクニックの時のように常に笑顔だったわけではないのだろうなと思っています。ゲーム内でマリと歩く場面ではかなり怒られていましたね。
衝突関係は家族という関係では特に難しいと聞きます。それでもマリは姉としてサニーを守って愛し、彼の過ちを許しました。サニーもマリが大好きでしたし、過去に彼女の言うことを聞かなかったことを後悔しているととれる描写もありました。

おわりに

非常に細部までシステムや背景が作り込まれ、一切のネタバレを見ずにクリアできて幸運だと思うくらい素晴らしいゲームでした。自分が今までプレイしてきた大好きなゲームのリスペクトにも富んでおり、ゆめにっき・motherシリーズ等々が好きな方はぜひプレイして頂きたいです。

すでに考察は大勢の人がやっているのでこういった切り口で書いてみました。
だいぶ走り書きなので、今後もし主要人物のタイプの解釈が変わったり補足があれば記事を更新しようと思います。

長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!