2023年8月振り返り 米国経済指標
物価
8月31日に発表された7月の個人消費支出(PCE)の前年同月比は以下の通りです。前月(6月)の値より上昇が見られました。前年が6月から下落に転じていること、足元の原油価格の高騰により今後も物価が下落し辛い展開が続くと思われます。
PCE(7月) : 3.3(+0.3)
Core PCE(7月) : 4.2(+0.1)
経済
前月(6月)と比較して製造業の購買担当者景気指数(PMI)は上昇しましたが、非製造業購買担当者景気指数は下落しました。
ISM製造業購買担当者景気指数(7月):46.4(+0.4)
ISM非製造業購買担当者景気指数(7月):52.7(-1.2)
雇用
7月の失業率は3.5%と前月(6月)と比較して‐0.1%改善しました。失業保険件数もほぼ横ばいでした。
7月の平均時給の前月比は0.4%(+0.0%)と前月に引き続き高止まりを続けています。
政策金利
8月は政策金利の決定会合はありませんでしたので前月のままです。
主なニュース
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