歩いて分割日本一周 Part 7-1 串本~姫路(1/3)
歩くのが好きなので、日本一周をしています。会社員を続けながら、主に長期休暇を使って分割で日本一周を目指します。
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前回の日野春→岡谷の後、友達と諏訪旅行を楽しんだ僕は、そのまま名古屋で一泊し、次の徒歩に向けて身体を休めていました。
1日目 2024/10/15 電車移動、那智の瀧
ということで、名古屋の朝ごはんからスタート。今日は電車移動がメインです。
パンしかなくて気が狂いそうになった(糖質制限してるため)けど、ゆでたまごがあって助かりました。コーヒーも美味しかった。
まずは名古屋駅から特急に乗ります。
南紀号に乗って和歌山へレッツゴー!
いくら電車が速いと言っても、三重県もめちゃくちゃなデカさがあるので、8:00頃に出発して平気で12:00を回ってしまいました。
尾鷲くらいまでは曇ってたんですけど、この辺から晴れてきて嬉しかったです。
約4時間電車に揺られて、那智駅で降ります。
ここから、前に和歌山を歩いた時には寄れなかった、那智の滝を目指します!ちょっとずるいですが、これにより僕の日本一周のルートに那智の滝が加わります。
那智の滝までの道は熊野古道にもなっているようです。
那智川沿いを歩いていきます。
那智の滝は山の方にあるので、だんだんと上り坂になってきます。
さらにしばらく進むと、熊野古道の大門坂が見えてきます。
大門坂に入って割とすぐ、夫婦杉に挟まれた道が見えてきます。
那智の滝はさらに奥にあるみたいだしどんどん進むぞ〜と思っていると……
流石は落差日本一、こんなに遠くからでも見えてしまうんですね。
遠くから見るのも一興ですが、更に近づくこともできます。
壮大過ぎて5分くらい眺めてました。
光ヶ峯は、今日歩いてる時にずっと隣にあった山です。3回撫でると健康になれるらしい。
これで僕の日本一周ルートに那智駅が追加されました。嬉しい〜。
さて、ここからは電車に乗って、再スタート地点である串本駅に向かいます。
駅の付近で夜ご飯を食べてから宿に行こうと思ったのですが、あんまりお腹が空いてないのもあって、近くの海まで歩いてました。
時間もお腹もいい感じになったので、晩御飯を探します。連休明けのせいか休みの店も多く、少々苦労しましたが、漁師めしのお店にたどり着くことができました。
メニューとかは存在しなくて、全ておまかせです。お腹いっぱい食べさせてもらいました。
ここから大島の宿に向かいます。大島ってもっと近いイメージだったんだけど、全然1時間くらい歩く必要があって発狂してた。
前に串本に来た時と同じ道なので、色々思い出して懐かしくなっていました。あの時は風が強くてさぁ〜……。
大島に入ってからも意外と距離があり、20分ほど歩いて宿に到着しました。
今日は串本まで来るための電車移動と、那智の滝を追加するための日だったので、歩行距離は控えめ。明日からが本番ですね。頑張るぞ!
2日目 2024/10/16 串本~すさみ
今日はまず本州最南端で到着証明書をもらいます。前回は朝早すぎてもらえなかったんだよね。その後串本駅まで戻り、日本一周再開、という予定です!
朝は雨が降ったりやんだりしていました。不安定な天気の中、昨日コンビニで買ってきた朝ご飯を食べ、出発準備を進めます。
7:40頃に出発!運良く雨は上がっていました!
大島に来るのは2度目ですが、明るい時間帯に来たことは無かったので、すべてが新鮮でした。こんなところに岩あったんだ〜とか。
本州についてほどなくすると、雨が降り始めました。助けて〜。
レインウェアを新調していたのですが、気温が高めなこともあり、透湿性にも限界があることを知りました。
めげずに歩き続け、本州最南端に到着です。
雨が降っていて、当然眺めはよくありません。予定より出発が遅れてしまったこともあったので、すぐにタワーを後にしました。
1時間ほど歩いて串本駅に到着。
ここから本格的に日本一周再スタートです!今日はすさみ町の方に宿を取ってあるので、そこまで歩きます。
この辺は熊野古道の大辺路(おおへち)になっていて歩く人が多いためか、歩行者に優しいですね。歩道も比較的多く設けられていたように思います。
海沿いの道で、何やら気になる看板が。
調べてみると、船につけた竿からルアーを垂らして、船ごと動かしてカツオを釣る漁法のようです。
昨日の晩ごはんでもカツオ出てきたし、前に串本に来た時にもカツオ茶漬けをいただきました。美味しかったな〜。
途中、後ろから電車が走る音が聞こえてきたので急いでカメラを起動。
この辺「田子(たこ)」って地域なので、タコのオブジェかと思ったけど違いました。
この看板、串本以東でもやたら見かけたのですが、大体「あと150 km」とか書いてあって頭おかしくなっちゃうんですよね。それがいまや残り48 km……随分歩きましたね。
串本町、デカすぎるだろ。中々すさみ町に入れないな〜って思ってました。
ここまでくればあとは18 kmほど。半分切ったよ〜。
さて、ここまでなんとか天気がもってくれていたのですが、15:00前に結構な雨が降ってきてしまいました。
ちなみに今回のルート、38キロほど歩きましたが、コンビニはここ含めて2軒だけです。発狂しそう。
再度雨体勢を整えて出発……したはいいものの、割とすぐにやんでくれました。
ちなみに、山は結構しっかりした山なので、グーグルマップの標高差表示とか、めちゃくちゃギザギザになってます。
平坦な道のほうが少なく、距離の割に体力を削られるコースでした。
まだまだ海沿いを歩き続けます。
後から調べると、東西から波が合わさるポイントがあるようで、それを夫婦波と呼んでいるようです。気になるなら見に行けよ、という話なのですが、時間(と疲労)の問題でスルーしてしまいました……。
このトンネルを抜けて500 mほど進むと、小さな道の駅に着きます。
この手前にも道の駅があり、今回のルートでの道の駅は計2つとなります。コンビニと同じ数です。
海と山を交互に見ていたので、逆にこういう風景が新鮮ですね。
予報では17:00-18:00でも強めの雨が降ることになっていましたが、なんとか持ちこたえてきれいな夕日を見ることができました。
カタツムリとかでっかいトカゲとかも見かけました。
トンネルを抜けると街に出まして、その海沿いに本日の宿があります。
とりあえず速攻お風呂!雨でぐちゃぐちゃな身体をさっぱりさせました。
その後は宿の夕飯をいただきます。
めちゃくちゃ品数が多いんですけど、一つ一つ説明してくれました。
紀州備長炭というのが有名みたいですね。お冷のピッチャーにも備長炭が入っていました。
全てが美味しすぎました。頑張って歩いて来て良かった。
ロビーも広々としていて、観光地情報や漫画、卓球台などが置いてありました。
今日は正直結構大変でした!起伏も激しいし、雨で身体ぐちゃぐちゃだし、コンビニも少ないし……でも一番効いたのは、チェックイン時刻に間に合わせるためにペースを上げたことかな、と思います。ちょっと足にダメージが残ってるので、明日は普通にゆっくり行きたいなぁ(ちゃんと早起きしよう!)
3日目 2024/10/17 すさみ~上富田
朝起きると、部屋の窓から綺麗な景色が見えました!
ご飯は昨日に引き続き、宿でいただきます。
席に火の台が用意されてた時点で困惑してたけど、さらにラーメンが出てきて仰天してしまいました。めちゃくちゃ美味しかったです!
朝食後に準備を整え、8:00過ぎに出発します
宿を出てすぐ、すさみ川を渡ります。
今日も基本的に国道42号線を進む感じです。
トンネルを抜けると白浜町に突入です!
すさみ町は結構早く抜けましたね。引き続き42号線を爆走していきます。
さて、日置川には当然橋が架かっている訳ですが、現在の国道の隣にある旧日置大橋は、なんと途切れた状態になっています。
過去に橋の脚がが沈んで危険な状態になってしまったため、その役目を終えたのだとか。なんでこんな中途半端な状態で残してあるんだろうか……(調べてもイマイチよく分からず)。
さらに30分ほど進むと、道の駅が見えてきます。
ずーっと海の隣を歩いている訳ですが、様々な形の入り江や、壮大な岩肌、さらに綺麗な砂浜と、全く飽きがきません。楽しいなあ。
鳥毛洞窟はマップを眺めている時に見つけてはいたのですが、マップ上に道は表示されず、どうやって行くのかな〜と思ってました。適当に歩いてたら順路を見つけられてラッキー。
段差やぬかるみと戦いながら進んでいくと、遂に洞窟が現れます!
中は崩落の危険があるため、あんまり入っちゃいけないみたいです。
さて、このまま反対側に出て国道と合流できれば良かったのですが、そのような道は無く、来た道を引き返すことになります。なんか日差しが強くなり始めてかなり暑かったな~。
白浜温泉は、道後、有馬と並ぶ日本三大古湯の一つとされています。
そこから30分ほど、ちょうど12時頃に、道の駅にたどり着きました。
温泉メインの道の駅ということですが、ランチもやってるみたいだったのでいただくことにしました。
今日も今日とてコンビニが少なく、お昼ご飯がどうなることかと心配していたのですが、美味しい食事にありつけて良かったです。
お腹いっぱいになったところで再スタート。このあたりはリゾート地みたいになっていて、高層のホテルが並びます。
引き続き海を見たり山に入ったりしながら進んでいきます。2時間ほど歩くと、田んぼゾーンに突入。
さて、このあたりから国道42号線を逸れ、県道に入っていきます。
この県道と、細い側道を駆使しながら、白浜温泉に向かって進んでいきますよ〜。
アドベンチャーワールドというアミューズメント施設があるみたいです。動物園とかもくっついてるらしい。途中の案内板では「アドベンチャー」と省略されていてややウケしていました。
また、このあたりには南紀白浜空港もあります!和歌山空港だけでなく、ここにも空港があるなんて知らなかった!
くぐった後に坂を上ると、滑走路を見ることもできます。
スカイロードという名前がついていて、その名の通り、比較的標高が高い道になっています。
草木が生い茂っておりなんとも言えない眺めですが、それでもこの風景を高いところから一望できるのは嬉しいです。
このあと、温泉付きの別荘とかも売っててびっくりしました。
さて、ちょうどこの4141坪の土地のあたりがピークで、ここから下り坂になっていきます。実はこの辺は標高100 mほどと、海沿いにしてはかなり高くなっています。ここから海に向けて急降下していくわけですね。膝にくる!
細い路地を下っていくと、やがて大きな道路に出ます。
この通りはリゾート地になっていて、高級そう(かつまあまあな歴史がありそう)なホテルがたくさん並んでいました。
白浜温泉線を西へ進み、さらに側道へ逸れると、その先に崎の湯があります。
なんでも日本最古の湯で、日本書紀や万葉集にも記載されているそうです。
本当に海の近くにあって、場所によっては波しぶきがかかってしまうほどです(残念ながら僕が訪れた時には海に近い浴場は閉鎖されていました……)。
それでも、これほど近いオーシャンビューは中々無いでしょう。古代から愛されている理由がよく分かります。
さて、温泉地を後にし、今日の宿に向かうことにします。
宿の前に少し寄り道……。そう、あのとれとれ市場です。
ことあるごとに看板を出してきて、その果てしない距離で精神的に攻撃してきたとれとれ市場。和歌山に入る前から出てきていたような気もします。そんなとれとれ市場も、もう目前に迫っています。
そりゃ100 km前から看板も出すよなって感じのデカさでした。
ちなみにこの周辺は「とれとれ」が牛耳っていて、あらゆる施設に「とれとれ」が付いています。
とれとれゾーンを過ぎると、一気にリゾート感や観光地感は薄れています。
この辺で日も沈み、暗いし、道は狭いし、何もないし、嫌だな〜と思いながら歩いていました。
とれとれゾーンから今日の宿までは1時間半くらいあるんですけど、本当に何もなくて、紹介できる写真はこの2枚だけです。
今日の宿はこの上富田町にあります。近くのスーパーで夕飯を買ってから帰ることにしました。
デカい割にお惣菜がほとんど売り切れていてびっくりしました。まだ19:00前なんだけど……。
ちなみに、僕はカキフライを購入したのですが、袋詰めの際に忘れてきてしまいました。本当に悔しい。
スーパーから15分ほど歩き、今日の宿に到着です。
今日もなんだかんだで起伏が激しく、中々大変な旅程になりました。途中靴紐の結び方が甘かったのもあってか、足にマメもできてしまいました……。明日もしっかり山を越えるみたいなので、ゆっくり休みたいと思います。
Part 7-2へつづく……。
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