M-12024敗退
誰も読んでないと思って昨年までnoteを時々記録し、更新をしていた。ライブで後輩に僕のnoteを印刷し公開処刑にされてから途端に照れ始めてかけなくなった。(もちろんその時は嬉しかったけど笑)今年なかなかかけなかった理由を考えてみたが、恥ずかしいからという気持ちと僕の怠惰が半々ぐらい。今回はM-1に力を借りて勇気を出して書いてみる。
おかげさまで毎日刺激的な毎日を過ごしている。芸人を名乗り舞台に立っていると忘れられない瞬間に巡り会うことが多い。今回のタイトルM-12024敗退もその一つだと思う。M-13回戦になるとYouTubeにネタ動画が上がる。教員時代全ての3回戦ネタ動画に目を通していた小山は、ここに載ることを一つの目標にしていた。2回戦浅草のあと先輩のコダマペンギンさんと飲んでいた。僕らの出番は昼前に終わり結果発表は19:00過ぎ。結果が出る時はすでに飲みすぎてベロベロになっていた。出番が早かった僕はドキドキしながらインスタライブに耳を傾け、サイヤングの名前を呼ばれた時泣いてしまった。元々涙脆い僕はこれから何度涙を流すことになるのだろうという呆れる気持ちと3回戦進出の喜びの両方に包まれた。
全出演者の上位4%に入れたことと無事3回戦ネタ動画が上がることを自信にひと月漫才と向き合えた。事務所のネタ見せやライブをもとにネタを作って、当日の3回戦に向かった。KANDA SQUAREHALLはもちろん初めてで噂通りの手強さだった。袖に行って、面白いと思ってる先輩が普段よりウケてないように感じ、かなり不安だった。楽屋では複数台のカメラでスタッフが記録をおこなっていて、有力なコンビはインタビューが行われる。サイヤングはインタビューされたくてウキウキ待機してたがもちろん声はかけられず、僕は悔しかった。(誰よりも早くエントリーシールを貼ってしまったから本番剥がれた。のでは)若手だからされないというわけではなく同期でもされているコンビはいるし、もやもやした。そんな時BIGは落ち着いて僕の横で全然関係ないよ!って顔をしてくれていた!マジで助かった。ありがとう。インタビューはされたかっただろうけど、今年はまだいいよって顔してて本当に安心した。
M-1出番が始まり、緊張は予想よりしなかった。BIGRICE大盛りじゃーんをM-1で初めてできて本当に嬉しかった。エントリーシールが途中で剥がれるまでは。小山はシールが剥がれてかなり慌ててしまった。動画でも伝わるかもしれないが、シールが剥がれた瞬間450人の瞳が僕に集中しているように感じた。「やばい、剥がれた」って目で僕をみている。そう思って慌ててしまった。ツッコミが遅れてしまったり、言い回しを少し間違えたり散々だった。ただそれ以上に3回戦に出る人間としての圧倒的な力不足、場に馴染めていない感覚を感じてしまった。合格する先輩はお客さんの心を完全に掴める。僕らはまだまだ実力が足りなかった。今年出れたことは良かったけど、周りとの力の差を感じてしまったというのが正直な感想だ。悔しかった。もっともっと本気になれる。もっともっと笑わせたい。
来年勝てる保証なんてどこにもないけど、楽しみながら毎日力をつけていくしかないんだろうな。終わりにトツカミツカ、美魔女ヤヤシルバと喫茶店でいい時間を過ごせたし、こういう時間を多く過ごすためにもサイヤングは勝ちたい。ほんと熱くなれるものがあって僕は幸せです。また気が向いたらnote書こ〜
高校時代の担任の先生がかっこいい学級通信を書いていた。その終わり方を真似させてもらう。
2024 11/30 サイヤング小山
日食なつこ 水流のロックを聴きながら