サカナクション山口一郎ソロ公演 蜃気楼 小樽旅1日目。
山口一郎さんの再出発ソロライブ
「蜃気楼」が
小樽で行われる…
それを知った時から私の中に沸いた想いは
一郎さんが生まれ育った小樽で
一番心がホッと落ち着けるであろうその地で
再出発をするその心意気をしかと
この目で、見届けてみたい。
でした
チケット1枚 当選した瞬間
私の心は緊張と喜びとで震えたっけ
そして地図で小樽を探して
小樽 遠っ…ってなったっけ…
初めての北海道
家族を連れて行きたかったけれど
4人分の飛行機と電車代を思うともう
失神しそうだったから
「本当にごめりんこ!
君達を北海道に連れて行く時はきちんとお金を貯めて、余裕をもって連れて行きたいから
今回は母ちゃんだけ行かせておくれ!
…グミ!グミ買ってくるから!」と懇願し
今回の小樽の旅が決まりました
とはいえその前後は仕事。
本当に一郎さんを追って拍手を贈る為の
北海道、小樽への旅です
朝4時に起きて子供達の頬に触れ
5時の電車に揺られ空港に到着
子供達が学校に行けたか確認の電話をしていざ飛行機へ
と思うも
まず空港でどうすりゃいいのか
すっかり忘れたわたし
わからなければ人に聞く(少しは考えろ)
スタイルを持ち合わせているので即聞く
チェックインとやらをし
荷物検査のゲートでやっぱりブザーが鳴る
あれ嫌いだなー笑
心拍数BPM180.2やな
飛行機に着席すると早速
肘でボタンを押したらしく
客室乗務員を呼ぶわたし
「如何なさいましたか?」の問いに驚き尻3mm浮く
自分の堅い部分で押したのにだ
飛行機なんて久しぶり
窓際でそわそわそわそわ
「これがGってやつだな!!」
なんて思いながら
1時間半そわそわ
コーヒーなんていただいちゃったものだから
わたしの中の尿意が…
でも通路側の男性をわざわざ立たせてまで
しなきゃならない尿意なのかコレは⁈
いやいや…まだいける!と1時間半です
元から緊張すると
自分の尿意がブレるんです
雲の上を飛び、北海道の地が見えてくると
アレは🐏なのか否かが気になってしょうがない
広大な光景が見えてきました
いざ新千歳空港に降り立ち
待ってましたのトイレの渋滞
小腹が減ったよと 徐に
羽田空港でひとつ買った芋きんつばを出し
空港の椅子で食べ始める
誰に断る事もなく
食べたい時に食べたい場所で食べたい物を食べる
これも一人旅の醍醐味だ
それがこの時 芋きんつばだったってだけの話だ
そこから小樽までは電車の旅です
魚民の皆さんが撮ってる「ていね」だけは
是非このiPhoneに納めたい…!と
眠りたいのに寝ずに外をガン見
途中海沿いを走ったりもして
念願の小樽到着
空気がしんっとしている
いつか北海道に行ってみたいと
ずっと夢に見てきたけれど
一郎さんを追って今小樽にいるんだなと思うと
本当によくやった!と
自分を抱きしめたくなるから気持ちが悪い。
おたる。の駅から白い家が見える
ベランダで人の影が揺れている
北海道、小樽へ来たんだなぁ
ここで私は思いました
一泊なのに買った北海道の旅の本が重い😂
なので思い切ってスーツケースに入れ鍵をかけ、
コインロッカーに静かに納めました
なんのために買ったのっっっっ
(地図がないとだいたいの動きが読めない為)
小樽に着いたの12時
私のタイムリミットは明日の飛行機までの16時
ここからは何を選択し
何を我慢するかの勝負である
初日はライブ会場に早く着いて
グッズ買ってゆっくりしたいから
まずはお昼
このお昼、散々悩みました
むしろこの時まで決まりかねてました
皆さんから教わった
食べてみたいところがありすぎて…
でも大事なライブ前に
生物入れるのは(せいぶつじゃないよ)
お腹の弱い私には危険だし
今回はお腹にも優しい
一郎さんが通っていたというお蕎麦屋籔半さんへ
呼び出される名前を記入する用紙には
今回ヤマグチとは書きませんでした
(いつもは書いて呼ばれてる笑)
駐車場ご案内に保さん作看板。興奮
ここで店員さんに
気になっていた質問をするか否か
とても迷いましたが
旅の恥は掻き捨てと言いますし
思い切って注文を取りに来てくれた方に聞いてみました
「サカナクションの山口一郎さんが
よく食べていたメニューはありますか?」と。
すると「女将を呼んできますね」との返答があり
(女将さんーー⁈)となり硬直するわたし
まもなく女将さんがやって来られて
「子供の頃なので、かしわそば。をよく召し上がっておりました。」と✨
あとは10年程前来店した際に
蕎麦味噌をお渡しした話や(ファンの間では話題らしい
小樽運河運動で協力していた3家庭が
いっちゃん(一郎さん)がデビューしたいから
東京へ行く!って言った時には
皆で猛反対した!などなどお話して下さいました
今となっては雲の上のような人であると。
小さな頃から一郎さんと過ごして来た皆さんにとっては心配で仕方なかったんでしょうね…☺️
貴重なお話聞かせていただき大変嬉しかったです
静かに1人蕎麦味噌の味見をさせていただいていると
「ボキチさんですか?」との声が…
魚民の方がお声がけくださったのです
嬉しかったなぁ!
完全に1人にやにやして
蕎麦味噌舐めくりまわしてる変質者だったのに
お話させて貰えた事によって
職質されずに済みました
それからあんな話やこんな話
地元の方が食べるジンギスカンの話を聞けたりと
それはそれは嬉し楽しい時間を
共に過ごさせていただきました
ご挨拶をし楽しい時間を後にして
また1人歩き出すわたし
途中の宝くじ売り場でスクラッチを3枚
家族への小樽土産です笑
小樽運河プラザは
必ずや今回の旅で訪れようと思っていたけれど
どうしてもライブ前に行きたかった場所のひとつ
この蜃気楼ライブ前に小さな一郎さんを
この小樽の地で拝み倒してきたかったのです
いましたいました
かわいいちっこい一郎さん
お母様に抱っこされて嬉しそうなの最高だなあ
小樽のあの地でショーケースに入って
様々な記事と子供の頃からの写真や作品が綺麗に飾られライブ映像が流れ…
ひとつの街からスターが出るって
こうゆう事なんだなって胸熱になりました🥲
嬉しかっただろうなぁ
皆どんな気持ちでその音楽を聴き
TVを拝見していたんだろうなぁ
これから何十年も何百年も飾られて欲しい
小樽の地であの山口一郎殿が誕生したと…
アレがアレでドレッシングに出会えず残念だったけれど
気を取り直して
いよいよ小樽市民会館を目指す
登るの大変と聞いていたので
ちょいと迷ったけど駅まで戻り
バスで小樽市民会館付近へしかし降り立つと、
民家の前である😂
どこにも小樽市民会館らしきものは見当たらない
3人降り立ったので皆迷子の子羊である🐏🐏🐏
仲良く皆に誘導され
ようやく着いた市民会館
某アレのアレでアレがアレであった為
某警察の車がアレでアレである
とても心強かったな
そしてさすがチームサカナクションとなったアッパレ
15時グッズ販売開始
SS席は優先で先に入れる
ディズニースタイルやんけと思いながら
小さくなってボキチ入場
今回はバックデザインの文字から
絶対に購入しその場で着用して
一郎さんにエールを送ると決めていた
蜃気楼タートル、Tシャツと鏡、
ステッカーを購入
紫のメッシュがまた増える
手には紫メッシュがふたつである
モバイルくじがある
スタッフさんに誘導されながらくじを引くわたし
画面にダウンロード可能壁紙が現れる
「…で、くじはどこから引くのですか」
と冷静に聞くと
スタッフさんは
「引いた結果がコレですよ…」と告げられ
2人で顔を見合わせ状況を察しにっこにこを決める。
ここからは散歩する予定なんだった。
と外に出てとりあえず山の上を目指すと
この文字である
「男はらし亭」だと思って驚いて近付いたら
「見はらし亭」だった時
自ずと「黙れ!」と自分に突っ込んでしまった😂
どこで蜃気楼とっくり(←)に着替えようかな…
と見渡すと
山の上の多目的トイレが目に入る
多目的トイレでイケナイことをしてはイケナイけど
イケナイことは特にしないから入って
そそくさと着替える
買ったのはL
ダボダボだけどそこがかわえぇの
大満足で外に出て椅子に荷物を置き
看板の地図を見て
ソフトクリーム屋さんはどこかしらと探し
椅子に戻ると…
私の荷物の周りでカラスが決め込んでいる
目が合う
(ヤル気だ…!)と察したわたしは猛ダッシュを決める
はぁはぁである
その後カラスは木の上から
ガアガア鳴いて怒り散らしている
さて…と。
この小樽が見渡せる景色の良い山で
蓮華の花を一輪摘んで持ち帰ろう
ほいでもって永遠に
四つ葉のクローバー探していてもいいけれど…
それじゃ蜃気楼さん一名職質されるから
ソフトクリームを食べに行こう!
と思って探していると魚民さんと出会う
一緒に行きましょうとなって
ソフトクリーム屋さんを目指す
ソフトクリーム屋さんに着くと
見覚えのある魚民さん達
ソニックマニアで出会った彼女たち
一気にホッとする
皆各地から集まってきているんだなぁと実感
フローズンヨーグルトが好きなので
巨峰とヨーグルトMIXを選択
おいちいねぇ
ひんやりだねぇ
ライブ中お腹鳴ったら大変と思い立って
皆でコンビニに移動(セイコーマートどこ)
ここでぽろぽろするであろう
バターコーンおにぎりを選択してしまい
案の定一口食べればポロリンコ
一口食べればポロポロリンコである
さっきのカラスをお呼びしたい
17時半いざ会場へ…
古い会場の中は歴史を感じる独特の香りがする
トイレに至っては洋式と和式と小用洋式しかない
小用洋式をチョイスして
思わず大きなサイズをしたくなってしまったら
どうしたらいいものか
ずっとお会いしたかった魚民さん達とご挨拶をする
ハグをしたり写真を撮ったり
なんて温かい世界…
1人だら来たのに皆想いは一緒だ
席に戻ると通路側に男性が座っていたので入れず
席を立たせてしまった瞬間
ひとつ後ろの席だった事に気付くわたし
「ごめんなさい!ひとつ後ろの席でした!」と叫び
「席でした!」の掛け声と共に
彼の腕をギュッと握り座りなおらせてあげる。
とゆう暴挙に出る
2人で笑ってしまいました
良い方で良かった😂
そしてブザーが鳴り響き蜃気楼へ…
詳細は詳しく書く事を控えます
ライブの感想は少しだけ一番最後に。。
ーーライブ終了
暫くその余韻に浸ってすぐ席を立てず
顔馴染みの魚民友達の顔を見たら我慢出来ず
じゃばじゃば流れる目からの雨
それぞれのあの夜が胸に沁みて沁みて…
帰り道 皆に挨拶をして
駅に預けたロッカーが22時で施錠されてしまうのを思い出し慌てていると
魚民さんが共に駅に向い急ぎ足で歩いてくれた
親切な彼女と別れ また1人となったわたし
まずはロッカーから荷物を取ってホテルを目指す
ホテルに荷物を置いて
一呼吸置く事なく小樽の街へ繰り出す
夜の小樽運河を眺めながら
一郎さんの蜃気楼を思い出し
その特別な夜の余韻に触れ
ゆっくりとビールを飲むのが
今夜の私の目的だったからである
…なのにね なのに小樽運河へ続く一本道
人っこ1人歩いてないのよね
商店街なんて閉めなきゃアカン!ばりに
シャッター閉まっとる
まだ22時半すぎだよ
小樽の夜は早いって聞いてはいたけど
車もほとんど走っていない
小樽運河到着
ライトアップされてそれはそれは綺麗
運河に映った景色が一層輝いて見える
何枚も何枚も写真を撮って
渇いた喉を忘れていたけど
やっぱり渇いてるんだわこれが笑
なんならビール飲むと思っていたから
水もホテルに置いてきちゃったの
夜のこの最高な小樽運河をね、
誰も歩いていないのなんでなの!
皆どこ行っちゃったの!😂
どしたの!ちょっとした神隠しなの!!
…流石にちょっと寂しくなるわたし
このままお店に辿り着けず
缶ビール片手にホテルで過ごすなんて嫌なこったよ
スッと立ち上がり、歩く歩く
必死で焼き付けた小樽運河のあの時の景色
今も鮮明に覚えているよ
こうなったら一郎さんが新しく君臨した花園町の嵐山新地の下で写真を撮りたい(1人だけど)
時間はもう23時
流石に誰もいない夜の街を
一人で彷徨い歩くのがちょっぴり怖くなってきて
Twitterで皆に場所を教えてもらう
あの時皆からたくさん返信貰って助けて貰って
1人だったのに1人じゃないみたいだったな
助けてくれた、付き合ってくれた皆さんに
心から感謝しています
そしてやっと新しい伝説の地へと辿り着いた
ふと見ると女性が1人
アーケード下の看板を見入っている
思わず「一郎さんのスポットですか?良かったら写真撮りましょうか?」と声をかけると
その女性はとても気さくな優しい笑顔で振り返った
話し始める2人
「この辺りで一杯だけやろうかと思ってたのですが…」と仰るので思わず
「…ご一緒しても宜しいですか?」
という言葉が出た自分にびっくり!
こうゆう時の相性感知能力って割と強いのかもしれない
2人で花園横丁を歩き出す
今の時間開いているところは どうやら
[おやじ屋本舗]
[愛]
[玄衛]の3件のみのようだ
何度も歩いて外観を眺めながら厳選する2人
5分程迷って店主の笑顔画像から玄衛に決める
木目のドアを開けると…
人の良さそうな店主の笑顔と
カウンターに恋人らしき中年カップルの姿が見えた
恐る恐るテーブルに着く
まずはビールを一杯
「ASAHI」である
ここは焼酎バーだったのだ
しかし待ちに待ったビール
これが渇いた喉をよく潤してくれた
お酒も入り会話も弾む
「君達はどこから?どこで知り合ったの?」
「こんな時間によくこんな店入ったね笑」
なんて仰られるから
「関東から、サカナクション山口一郎さんのライブで。ちなみに私達そこの道でたまたま出会いました」と告げると
「道でぇーー⁈」と大騒ぎ
そりゃそうだよな…
その辺の道で初めてあった女2人が
今やカウンターでお友達のように呑んでるんだもの
彼女はとても素敵で
カメラマンなのだそうだ
わたしはすごい方に写真撮りましょうかなどと言ってしまったもんだ😂
そこから小樽の今の現状や
小樽市民会館に次は布袋寅泰が来る事や
お魚の美味しいところ
雲丹は獲るもの
地元民がよく食べるところ…など
様々な生の小樽情報を聞かせていただく
お腹空いたーと店主に告げると
「おでん食べるかい?」と。
ちなみにおかわりしました笑
だって小樽の夕飯を食べていないんだもの
バター醤油おにぎりなんだもの
ここで店主が気を利かせて
「新宝島」をかけてくれると
私達のテンションも自ずと上がる
しかし音楽はいきなり止まり
「バンされたんだね…」と吹き出す
知らぬ間に店主も出来上がり
カウンターで横に並んで飲んでいる
夜の2時半
「まだやってたらなぁ〜」などと言いながら
店主がふらふらと小樽の深い夜の街へ
私達を誘い出す
向かった先は少し歩いて[梅園]
初めてのスナック
ドアを開けると元気の良いママらしき声がする
お客さんはカウンターに1人
でもこのスナックのママさんが
なんとも優しい目元をしている
そこで一気にホッとする
馴染みなのであろう店主と
ママとの間でつっこみ合いが始まる
小樽の夜まさかこんな深い夜を味わうとはねぇ
1人旅って面白い
わたしも随分とたくましくなったもんだ
1人じゃ何も出来なかったのになぁ…
あ、それは今も変わらないや笑
突然一緒に飲んでいた彼女がこちらに振り返り
「ねむい」と言う
あぁいいなぁ
この彼女だからこそ私は誘えたんだなと知る
ねむいねむい朝の4時半だもの
仲良くなって何故か小樽と関東なのに
店主とママと連絡先交換をする私達
1人旅はこれでなくっちゃ
何故かお客さんまで外へ出て送ってくれる
見えなくなるまで手を振ってくれる店主
これから寒くなるねどうかお元気で☺️
朝の小樽を歩く2人
偶然にも泊まる場所まで同じだった私達
ホテルに戻り
それぞれの号室へと帰っていく…
〜山口一郎 蜃気楼ツアー 小樽の旅2日目。へと続く