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dotREC。

しばらく漁に出ていた
サカナクションドラマー江島氏が
久しぶりにdotRECに来る…

これはなんとしても行かねば。

今回もそっと仕事を終えて
いつも帰るバス停には足を向けず
電車に飛び乗る

恵比寿なんてほぼ行った事がなかったのに
このdotRECが開催されてから
とても身近な場所になった

初めて1人で参加したdotRECは
とてもとても緊張したっけ
一番最初に参加したのは
dotRECって名前じゃなくて何だったかな

元さんとお会い出来るという目的もあったから
1人でも行ってみようと思えたんだっけ

その時はKATA.も開いていて
オイルアートがあったんだよな

ステージで小さく見ることが精一杯だった
江島氏が目の前を横切る世界…

そしてサニーさんがいて青山さんがいて…
夢のようだった

クラブデビューのきっかけがこのdotRECで
この場所だったから怖くなかった

こんな大人の夜の
音の楽しみ方があるんだって知った

それから何度足を運んだかな
少しずつ周りと話せるようになった

Twitterで知り合った方々と
特徴を言いながらあの場で
「初めまして」をして
だんだんと輪が広がった

皆必要以上の検索をしない
その夜が心地良いように
特別な夜であるように
それぞれがそれぞれに対する時間を
うまいバランスで保っているかのようだ

今回のdotRECに話は戻るけれど
dotRECは休みの日に行く事はほぼ無くて
仕事後にいつも向かう先はまず漫画喫茶だ

漫画喫茶にて手紙をしたためるボ


そこに向かうまでに子供達に電話をかけ
まず、自分を落ち着かせる

そして漫画喫茶で仕事の自分を脱ぎ捨てる

フラットタイプの部屋に
パソコンと座椅子

その 狭い個室のドアを閉めた時
ものすごい安心感が私を包み込む

dotRECまでの時間
自身を切り替える為
仮眠を取るためにここにいるのだけど
眠れた試しが無い

目を閉じると
今宵はどんな夜になるかな…
あの人に会えるかな…
という妄想に入り
瞼はしぱしぱ
眠れる訳が無い

なので今回も内職をする

私が趣味で作り始めた消しゴムハンコ
嬉しい事に楽しみにして下さる方々がいるので

気兼ねなく押せるよう
無人野菜売り場スタイルで
置きっぱなしにする為の準備である

今回もメモパッドを用意し
押すものがない方には自由に押して
お持ち帰りいただけるスタイルとした

無人スタイル


白肌にチ。


ハンコ押す為に腕毛ツルツルにしてきてくれる

持参した貴重なTシャツに押してくれる方も
肌に押して夜を楽しんでくれる方もいて
私はその姿を見る度胸が熱くむねむねする
(むらむらではない)

今回すごく時間をかけて
そのブースでゆっくりとハンコを押してくれる
可愛い女の子もいて
戻り際似顔絵つきのお手紙も下さり
とてもとても嬉しかった

ふと始めた消しゴムはんこ
にーなちゃんやnekoさんに教わって
100均で道具を揃えた
ど素人が作る消しゴムはんこは、今や

一郎さんのお誕生日にも
江島氏の腕にも辿り着いた。

彫りたいと思う衝動に駆られると
何時間でも彫り続ける

先日のSONIC MANIAでは
車内でも彫る始末だ。

いざdotRECに向かう
今回も開場ぎりぎりに着いて
階段で待機すると声がかかる

そわそわ

早速お会いしたかったイツメンの方々の顔が
そこにあって
私は一気にほっとする

開場
荷物をロッカーに納め
ドリンクチケットを使ってまずは
シャンディガフを口に運ぶ

音に揺れる
薄暗がりがとても心地よい

声をかけられて
お会いしたかったろじおさんとお話する
彼女はとても懐っこい笑顔で
一気に距離が縮んだ

逆にいつも目にするけれど
話した事のない方々の姿も見えて
それもホッとする
それぞれの夜が訪れる

JINYAさん
TATさん
の安定した音とイケメン具合で
気持ちの良い夜がスタートする

現る


暫くして江島氏の姿が見えた

あぁ元気そうで何よりだ…
などと思っていると
けんこさんが声をかけてくれた

「今えじー行けるよ」

その一言で私の中のスイッチが
緊張と高揚と共にカチッと入る

江島氏は他の方とお話している
毎度の事だが人の話に割り込めないので
背中越しにもじもじしていると
けんこさんと目が合う

一区切りしたところで私は思い切って
江島氏の背中をツンツンする

振り返る

ボ「こんばんはもごもごもごもごもごもごもごもごもごもごもごもご…」と
記憶にないご挨拶をした後
気付いた時には
江島氏の腕にしっかりハンコを押していた😂


ぐっ
ぐぐっ

初めの一発はもじもじ時間でインクが乾き失敗

「インク持ってきていいですか」と問うと
「いいよ」と江島氏

インク取りに行こうと振り返ると
インクをそっと差し出してくれた男爵さん
ファインプレー
流石である

二発目はうまく押せて
なんと江島氏は嬉しそうな声をあげ
手を上に振り翳してくれた

もちふくさんが話題を繋げてくれて
「チ」「怪獣」デザインのハンコも
押す事に成功する

(なんと太くて逞しい腕なのだ…
これがドラマー!!)などと思いながら押し込み

思わず
「ドラマーの高貴な右腕をお借りさせていただきありがとうございます!」
と、非常にぺこぺこしながら
少々頭が弱そうな感謝をのべるボキチ

そこで第二のミッション
江島氏のドラムスティック当たった事
ご本人に言う。である

けんこさんと
もちふくさんがミッションの背中を押してくれたその流れから、私としては
すんなりスムーズにお伝えする事が出来た

ボ「ドラムスティック当たったんです」
エ「えっ!当たったの?すごいじゃんいつの?」
ボ「4月19日リハのです」
エ「マジか!あれ相当ボロボロだったでしょ…本当に使ったやつだからね」
ボ「貴重すぎて開封時も手袋して開けたくらいで、まだ生で触れておりませんし今後も触れられません」
エ「わはー」

ってな感じのお話をさせていただきました。

そしてハンコ押しまくった無印の袋ごと
江島氏にお渡しすると
袋の中を揉みながら

エ「な…何か入ってる!!」
と興奮しているご様子なので

ボ「六花亭のバターサンドでございます!!」
と返し

エ「◯◯◯◯◯ーー♪♪」

と言っていたのだが爆音で聞き取れなかった為
皆さん好きな言葉はめてください🤭

ちなみに中にはもうひとつ
ブックカバー黒も入れておいたよ♡

その後皆で撮った写真に写った江島氏は
なんとまぁ優しかった事か…

江島氏は
いつも目にする
古くからのファンなのであろう方々の所には
必ず出向き毎回話をし
初めて遠方からはるばるやってきて
感激を胸に話すファンにも耳を傾け
しっかり目を見て話をする
我らがエジーは本当に素敵な方でした


その場を離れゆるく揺れていると
遠くの方に背の高い黄色が見える

もうその姿から浦本さんだとわかる

そこでけんこさんの声デジャヴである

「今浦ちゃん行けるよ」

なんとおぉぉぉー
(いけるか?いけるのか?ボキチ!)
と自身に問いかけながら
皆で向かう

記憶を辿るとおそらくこうだ

ボ「あの浦本さん。ハンコ作ってる物ですけど、おひとつこのように手の甲なんぞに如何ですか…ちなみに浦本飯店の時飯店はんこをそっとお渡ししました…」

浦ちゃん「お。あの時の!」

ボ「たこ焼き美味しかったですもごもごもご…」

浦ちゃん(にこにこにこにこにこにこにこ)

ボ「どれしますか?エジーのハンコもあります」

浦ちゃん「あ、エジーのはいいや」

一同爆笑😂😂😂

流石でした、浦本さん。


「エジーはいいや」

手の甲に「チ。」を押す事に

しかし、私なんぞ押せぬ!!(エジーは?)
触れてはならぬ!!(エジーは??)

そこで横にいたヨーコヨーコさんである

皆でこの喜びを共同作業としたい為
ヨーコヨーコさんにいきなりふるボ

ヨーコヨーコさんもいきなりの大仕事に
緊張されながらも
浦本さんの高貴な右手甲に
ハンコを押してくださいました

しかし黄色と白という
爽やかさ上級者テクニックヒヨココーデを
あれだけ着こなして佇む浦本さん

紳士でとても素敵な方でした

dotRECという場所は不思議なところで
2000円ポッキリしかも1ドリンク付
との破格の値段にもかかわらず
他にはない安心感と
良質の音が浴びれる場所

今までただの一度も怖い思いをした事がない

皆控えめで
適度な距離感を保ち

気持ちの良い場所を求めて
自由にふらふら歩き 
時に座って休み
ゆらゆらと揺れてその夜を楽しむ

MAAさんのリズムの取り方とてもすき


それぞれの生活がありそして
堪えながらその日々を過ごし
こうして何事も無かったかのように
音に揺れスペシャルな夜を過ごす

サカナクション復活を願ってか
ファンに安心させる気持ちからか
もしくは自身が音に揺れたかったからなのか
お休み期間から頻繁に行われたこのdotREC

江島氏の強い想いを
MAAさんの優しさをきっと皆感じ取って
そこに尊敬と感謝の念があるからこそ
この夜を皆大切に守りながら
過ごしているんじゃないかと思う

この日江島氏は
べらぼうな酔いっぷりをしていなかった

ある時は天井を眺め宇宙と交信し
ある時はコードを引っこ抜き音を止め
ある時は再登場出来なかったりと
数々の男らしいエピソードはあれど

今回は終始優しいベールに包まれ
爽やかな笑顔で話をし DJに揺れ
リズムをぶちかましていた

とんでもなく優しいから
ファンから勧められれば飲んで
酒に飲まされて撃沈する姿も楽しい(心配)けど

こんな風に自身のペースを保って
柔らかに揺れてる姿が見れたのも
とても良かった

ある曲に繋がりそうな時
前にいた若者たちが歓声をあげる

そこに流れたのは最近の十八番
研ナオコの「わかれうた」だ

DJの鳴らすアレンジにまさかの
若者達の大合唱が加わる

歌詞を完璧に歌い上げ掛け声がかかる

私はそれが楽しくて楽しくて
エジーやMAAさんも喜ばしげに微笑んでいた

5時ぴったりに終了すると同時に
誰かのアラームが鳴る
朝が来た。

その後も暫く
ファンに囲まれて対応してくれた
江島氏とMAAさん

エジーの高貴な右腕

いつもよりだいぶゆったりと時間をくれた
スタッフさん達
感謝します

サカナクションのドラマー
江島氏ことエジーは
今回もあの場にすっと自然に、いたよ

その時間を愛おしげに眺めながら。

また次のdotREC、あの場所で。


謎の寿司三昧🍣

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