NIGHT CLUB2
NIGHT CLUB2
いつもは仕事後に向かうのだけれど
今回は休日の夜
掃除をし夕飯を用意して
何やらハンコを彫り始める
行く前にすったもんだあったけど
今宵も無事LIQUIDROOMに辿り着く
時間ギリギリ
整理番号がもう呼ばれている
今回は15番
中に入り階段に並ぶと…
前に「こた」さんである
4回にもなるこの重なる偶然には
お互いに声をあげてびっくりしてしまった
整理番号14番と15番
ご縁てあるものだなぁ
中に入りロッカーに荷物を詰め込み
ハンコを置いていいかスタッフさんに聞いていざ
浦本飯店のチケットカウンターに並ぶ
グリーンのチケット
このチケット制のおかげで
皆好きな時に引き換えに行くので
前回の大行列は解消されているようだ
流石です
Time out cafeではMAAさんの音が鳴り
KATA.ではMiyamotoさんの音が鳴っているようだ
とりあえずハンコタイムが始まる
今回もスペースをお借りして
良かったら
ご自由に押して下さいスタイルである
押して持ち帰れる紙と
ウェットティッシュも用意して準備万端
皆様々な所に押して楽しんでくれて嬉しい
ハンコの面白いところは
押して剥がす瞬間のそわそわ具合だ
うまく出来るも失敗するも
どっちも「良い。」のである
ここに押そうかな
押せた!あ!いい!
子供心に返ってきゃぴきゃぴする時間は
これから始まるスペシャルな時間共有を
消えてしまうかもしれない儚さと共にぐっと
「イベント」感を増してくれる気がする
素人作品を共に楽しんでくれる皆にいつも
感謝している
00:30-1:20 Yuta Ozaki + Fuga Akase (Khamai Leon)
打ち込みとドラム
フルートなんかも混ぜ込んだ気持ちのいいグルーヴ感
目を合わせながらアドリブでセッションしている形もとても面白い
江島氏が後ろからそっと現れる
腕を組んでドラム側後方に立ち
その身を揺らしている
穏やかな先生みたいな表情をしつつ
曲の移り変わりと共に
そっと眉と口元が喜んでいる
どんな気持ちで若手の音を聞いてるのかなって
その場に揺れながら思う事が幸せだった
私が初めて参加した
クラブイベント時にもこのKATA.が開いていた
オイルアートもあった時で
サニーさんや青山さんもいた時だったと思う
KATA.の音も好きだ
半地下のような密閉された音の空間がたまらない
何やら薄暗くて本田さんの照明が
時折演者を灯すほどにしか見えない
その中で降りてくる心地の良い音は
1:20~2:10 Fumiya Enuma
壁にもたれて横で聞いていたけど
なんだろう非常に心地よい
私は気持ちがよいとすぐ目を閉じて揺れるのだが
壁に寄りかかって聴く自由さと
DJの緩やかさ
観客の身体の波を見ているだけで
最高やぁと思う瞬間
静かなところから緩やかなライン
決して騒がしくはないのに高揚感のあるサウンド
そして一瞬灯されるライトの下には
口元が笑っているDJ
この人好きだなと、思った
彼のパフォーマンスが終わり鳴り止まない拍手と
観客からは「良かった!」の声
彼のパフォーマンスをまた観たい。
KATA.を出る
ソファで眠ってる人
乾杯してる人
話し込むカップル
揺れるダンスフロア
適度な距離感の中の大人の自由な遊び
最高だよな
ちょいちょいハンコタイムも挟み
浦ちゃんのお好み焼きをいただく
浦本さんに今回も
小さな浦本飯店ハンコをお渡し出来た
「もしかして前にもハンコくれた子やんな?」
なぁんてお言葉いただけたり
あの浦ちゃんに
「青のりかける?」って聞かれたり
マヨネーズかけてたり青のりかけてたり…
そんな信じられない時間がそこにはあった
よく揚げたパスタは
子供達へのお土産にする
「今KATA.でやってる人の音やばいよ」
って声がどこかから聞こえる
入ってみる
爆音の中の爆音に、よたる
「なんじゃこりゃああああああ」である
首元の産毛が痺れている被ったベレー帽が揺れている
私の中の彦摩呂が顔を出す
「音の電磁波風呂じゃあああああああ」
びりびりじりじり
身もよたるくらいの、鳴り。
2:30~3:20 Kazuya Oi
これが音楽なのか曲なのかわからない
どう揺れていいのかわからず
皆棒立ちをしてしまう圧倒的な
とにかくの、鳴り。
礼拝堂の讃美歌のような終わりを見せた時
鬼才のふたもじが頭をよぎる
すんごかった
ほいでもってこちらもイケメンだった笑
チェンジタイム
3:40~4:30 Masashi Uramoto+Keiichi Ejima
この2人のセッションが見れるのね
Time out cafeのMAAさんも行きたい
じれったさを抱きつつも
KATA.にて前方でガン見
手元足元表情の実況笑
こんなに近くで拝める喜び
そこはまるでライブ会場だった
サカナの曲でスタートし
中盤turn時のセットでバッハ
そして聴きっド
観客を大いに沸かせるセットリストは
お2人の優しさでしかなかった気がする
2人だったけどそこにturnを思わせる
メンバーがいるかのようだった
KATA.を出る時後ろの照明さんスペースに
本田さんがいた
よく見るとミサさんもいて
更によく見ると…腕に
私の作ったハンコを押して下さっている
「歌詞できた。」ハンコのようだ
一言ご挨拶行こうかなともじもじしていると
横にいたモモさんが「行きなよー」と
背中を押してくれたので一言
「お疲れ様です。ハンコありがとうございます」
と自身の腕を見せながら言うとミサさんは
「ハンコ作った方?わー」となり
「歌詞出来てないけど、出来た事にしておいてあげてね♡」
と仰っていた
優しさと、愛
一気に好きになってしまった笑
Time out cafeに出ると
MAAさんの音が鳴っている
会場全体をひとつにしちゃうMAAさんの揺れと
DJ捌きが大好きだ
若者達がDJブース前で揺れる
お酒を片手に肩を組み揺れる
その姿を後方から見るのがとても好きだ
こうして音楽も次から次へと
引き継がれていくんだなってふと、思いながら
若者のパワー溢れる揺れる背中を見ていた
飛び跳ねる若者の中に江島氏
サカナクションのドラマー江島氏
この距離感
昔からのファンをそして
遠方からはるばる集まるファン一人一人を
本当に大切にしているんだな
新しい方とのコミュニケーション
そして古くからの友人のようにきちんと忘れない
マイクを持った江島氏がスピーチする時
さっきまでワイワイ飛び跳ねてた若者が
なんの躊躇いも無く
後ろの人たちも見えやすいように
しゃがんだのには驚いた
江島氏はこんな事を言った
「本当に今日はありがとうございました。本当に個人的な趣味でやってるイベントなんですよ今日。若いアーティスト、ミュージシャン、DJと絡みたい。若いエキスを吸収したい。かっこいいやつ限定で。個人的な趣味に付き合っていただき本当にありがとうございます。シンプルに楽しかったです。」
飾らない江島氏が並べたこの言葉達
最高やないでしょうか
地位も名誉もある一流ミュージシャンが
次の世代を紹介する尊敬する
観客は興味を持ってまた
様々な音楽を彫っていく
そして良質な音楽が繋がっていく…
あぁ…すきすきすきサカナクション←
サカナクションと言う名のバンドと
優しくて深い人柄を持った
5人のメンバーが広げていく輪
このバンドに心からの敬意を🎩✨
ありがとうありがとう
また、あの場所で。