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ニトリで隠蔽配管の賃貸にエアコンを設置した話
結果:標準工事費+工事当日に11000円現金払いですみました。
以下はそこに至るまでの経緯と所感ですので、ご興味あればお読みください。
夫婦二人と猫一匹の我が家は2LDK、リビングと寝室、そして私の書斎という構成になっている。
比較的新しい賃貸なので、リビングには入居前からエアコンが備えつけられており、室外機はリビングから出られるバルコニーに設置されている。
リビングと繋がる寝室には、入居後に設置したエアコンがあるが、その室外機は前述のリビングエアコンの上にフレームを設置し、重ねるように配置されている。
しかし問題は書斎である。
入居して二年になるが、未だエアコンを設置しておらず、愛すべき一人時間をくそ暑い夏には確保できずにいる。
しかしエアコンを設置しようにも、書斎にバルコニーはなく、リビングバルコニーからも最も遠く、配置上はバルコニー→リビング→書斎となっており、どこに室外機を設置するのか、工事や配管に疎い私にはさっぱりわからない。
しかし夏が近くなってきたため、のんびりしていると、また今年もくそ暑い書斎で汗を流しながらの読書となってしまう。
そうはいかないと家電量販におもむいたが、どれもこれもお値段がべらぼうに高く、さらに工事費がかかるときた。
そこで、以前より販売しているとの情報だけは知っていた、ニトリの冷房専用エアコンに手を出してみた。
なんとお値段、標準工事費込みで65850円と、格安ではないか。
しかし購入時に、特殊な工事の場合、現地で工事後、その場で追加の現金払いが必要とのこと…。
設置方法によって20000円~30000円程度と、丁寧な図付きの説明書きをもらったが、我が家がどれに当てはまるのかさっぱりわからない。
しかし店員が言うには、『たぶん大丈夫!設置できます!』とのことで、なんとなるだろう精神で一括購入。来月の支払いがまたでかくなってしまった…。
そんなこんなで、設置当日までいくらかかるのか不安を抱え、悶々としながらネットで情報を漁っていると『隠蔽配管』との言葉を見つけた。
何やら建物の外観を良くする等の理由で、配管が壁の中を通っているもののことをそう言うらしい。
ふむふむ、我が家の書斎に配管が見あたらなかったのはそういうことか、うちも隠蔽配管ということか等と流し見していると、この隠蔽配管だと、工事を拒否されることがあるとの情報が出てくるではないか…。
大手量販店でも工事不可、エアコンだけ家に置いていかれるなんてこともあるなど、世にも恐ろしい記事まで書かれる始末。
置いていかれてもエアコンの設置なんか絶対できないぞ、業者も知り合いにいないぞ、やばくないかこれ、追加料金で設置できたとしてもいくらかかるんだ、と夢にまで見てしまう日々を送りながら、しかしどうしたらいいかもわからず、いよいよエックスデーを迎えてしまった。
設置当日、工事業者を書斎に案内するなり業者から一言『これ隠蔽配管ですねぇ』
やはり!隠蔽配管!さようなら俺の諭吉さん!
と思ったのも束の間、追加で11000円のみいただく形になります、と業者から告げられる。
い、11000円!?そんなもんなの!?
50000とか、設置できないとかじゃないの!?
いい方向にたまげた瞬間だった。
工事が無事終わり、試運転の爽やかな冷風が吹く中で、隠蔽配管だと工事不可であったり、高額になるのではないかと業者に尋ねてみた。
すると、確かにあるとの話だった。
露出された配管に比べ工事の難易度があがるため、あれやこれやと理由を付けて工事を断る業者もいるらしい。
また、今回設置したのはシンプルな、冷房のみのエアコンだが、お掃除機能付きなどのハイスペック機に交換する場合、壁の中に埋まった配管の長さが足りずに、これまた工事不可となることもあるらしい。
ただ、今回の業者はそういったことが今後起こらないよう、長めに配管を露出させ、エアコン内部でまとめてくれた。
特殊な配管であったにも関わらずスムーズな設置、低価格、親切丁寧、ニトリと設置業者には、感謝の極みである。
すべてを終え、支払いとお礼のお茶を渡し業者を見送り、ほっと胸をなでおろした。
万が一、設置できないと言われていたら、今頃こんなにも無用に長い文章を書いている余裕もなかったはず。
皆様も、これからのエアコン設置、隠蔽配管にはご注意を。