【就活】業界選びが「ブレている」ことは悪くない!【むしろ当たり前】
就活生と話をしていると、
「業界選びが進みません」
「IT業界を見ていたけど、メーカーもいいなと思い始めちゃって…」
といった声をよく耳にする。
そしておおむね、「でも、視野を広げるのは良いことですよね!」といったポジティブな声ではなく、「こんなにブレていて大丈夫ですかね…」といったネガティブな声が多い。
親御さんからの声としても、「息子が迷走しているみたいなんですよね」といった悲観的な声が多い。
でも、そもそも「迷走」は悪いことなのか。
結論、悪くない。いや、むしろどんどん「迷走」すべきだと僕は思う。
なぜなら、後悔を減らすことにつながるからだ。
考えてみてほしい。
ファミレスに行って、メニュー表の「ハンバーグ」に目が止まったとする。そして「迷走」せずに、すぐにハンバーグに決めた。
もちろん、ハンバーグが大好きな人であれば、この選択は正解だろう。
ただ、周りを見てみると、「ナポリタン」を多くの人が食べている。「エビフライ」も美味しそうだ。蕎麦をすする美味しそうな音も耳届くー。
そして、ハンバーグが無事に到着する。
このとき、ハンバーグだけしか見ていなかった人は、「他の選択肢があったんだな…」と後悔する可能性が高い(かもしれない)。
これはあくまで一つの例に過ぎないが、就活も同様のことが言える。
つまり、就活で後悔しないためには、あっちの業界もいいな、こっちの業界も面白そうだな、という積極的な寄り道が重要ということ。
そもそも就活は、多くの学生がはじめて。「業界選び」なんてものはしたこともなければ、どんな仕事が世の中にあるかもわからない。
それなのに、1本に絞らないといけない、というのは酷な話だ。
一見するとブレているように思うかも知れないけど、これは「ブレ」じゃなくて「微修正」。自分に最適なキャリアを歩むために必要なチューニングなんだよね。
どんどん、ブレよう。
回り道をしているようで不安かもしれないけど、大丈夫。
自分の天職に出会えた人は、みんな言っている。
「あのとき回り道をしたからこそ、自分に本当に合った仕事に巡り会えた」