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フリーランス1年目の僕が、これだけは大切にしていること
それは、クライアントごとにコミュニケーションを変える、ということ。
フリーランスとして働き始めて1年未満のぺーぺーが、偉そうなことを言える立場にないことは重々承知。そのうえで、やっぱ大切だと思うのでnoteに考えを残しておこうと思う。
とは言っても「相手によって対応を変える」ってだけで、そこには目新しさの欠片もない。でも、気を付けないと“高飛車”なフリーランスになってしまう気がするので、ホントに注意している。
たとえば僕自身、Webライターとして3~4つのクライアントとお仕事をしているけど、その担当者の「キャラ」って、色々で。Slackの文章に絵文字を多用するような“明るい担当者”Aさんもいれば、Slackのメンションに「@坂本しんいち 様」と「様」を律儀につけてくださる”お堅い担当者”Bさんもいる。
で、そうした「キャラ」に合わせて対応をする、ってことを気を付けているわけで。理由としては単純で、そのほうが「担当者にストレスを与えない」から。だから絵文字を使うこともあれば、一方で「様」と毎回つけることもある。
相手に合わせるって聞くと、ともすれば「気に入られるためでしょ」と下心を感じ、冷めてしまう人もいるかもしれない。けど、僕は相手に合わせることの本質は、不要なストレスを生まないため、だと思っていて。
そもそも仕事を発注する側のクライアントは、基本的には「長く仕事をしていける人」を求めてる(はず)。これは僕自身、外部のライターさんと仕事をしたりする機会があったり、なんなら「就活生を採用する」という立場のお仕事もしたことがあるので、仕事を提供する側が「長く働ける人」を求めている気持ちは、分かる。
じゃあ長く働けるか、をどんなことで判断しているかというと、もちろん意欲とか熱意も大事な要素だけど、何よりも「自分と合うかどうか」かな、と。普段の何気ない会話であっても、「この人の会話のテンポとは合わないな」と感じると、結構なストレスが掛かる。どんなにイケメンとか美女であっても、結婚するかどうかは別の話、みたいなあーいう例えと近い。
これは自戒を込めてだけど、フリーランスとして働いていると、どういうわけか「自分をスゴク魅せよう」って意識が、無意識的に首をもたげてくるときがある。でも「自分はスゴイ」ってマウントって、ただただ背伸びをして相手を上から見下ろそうとしてる行為に過ぎなくて……。
でも冷静に考えると、人が心地よさを感じる人、もっと付き合っていきたいって思う人って、結局は「同じ目線」に立って話をできる人なんだよね、きっと。背伸びをして足元がグラグラな人より、逆に低姿勢すぎて気を遣ってしまう人より、同じ高さ、同じトーンで会話してくれる人のほうが自然な姿で接しやすいのは、僕が言うまでもなく自明なこと。でも、意識しないと「自分をスゴク魅せよう」ってマウンティングがすぐに顔を出すから、注意、注意。
相手と同じ目線に立つことは、言葉以上にむずかしいこと。でもこのスタンスは、これからも大切にしていこうと思う。