秋田はきっといい日になる(9/22)
秋田の旅の最終日編(9月22日)
6泊7日の秋田の旅もあっという間に最終日になった。いつものように朝食バイキングを食べに行き部屋に戻ってテレビを見ながら東京への荷物の整理をする。今日はチェックアウトだから10時までに部屋を明け渡さないといけない。衣類や洗濯物、ドライヤーや化粧類、重い紙類、食べ物以外のお土産もすべて詰め込んで先にフロントに持ち込んだ。フロントまで持って行くだけでも重すぎてへとへとになる重さだ。料金は東京まで1860円、1日持ち歩く労力を考えたら宅配業者はありがたい。
部屋に戻って手持ちのバッグとポーチを確認。貴重品以外はバッグに入れるけどまだ半分くらい空いている。バッグは夕方までフロントに預けておく予定だ。フェスでJR東北のテントでもらったトートは薄くて軽くて丈夫でA4サイズの大きさもゆったり入るサイズ。良い物をいただいた。
10時前にバッグを預けチェックアウトをして駅に歩いた。トピコの1階には郵便局が入っている。ここで前日レターパックライトを2部購入していた。ACMFに来られなかった優友さんにフェス限定なまはげのおくりものを送る為だ。
今日は太田さんに送る竿灯の形をしたポストカードと切手を買った。長方形じゃないポストカードが売っていることを知らなかった。テーブルと椅子があったので厚紙でしっかりしたカードにメッセージを書き郵便窓口のお兄さん(26人目)に渡した。ポストじゃなくここで渡すと新幹線と竿灯の絵が付いた消印を押してもらえるのをネットで調べて知っていた。秋田市だとここか中央郵便局に持ち込むとオリジナルの消印になるらしい。優友さんに送る中身がまだ足りないので聞くと窓口は17時で閉まり、ポスト投函だと普通の消印になってしまうらしい。17時までに戻る予定にして竿灯のカードだけ先に窓口で手渡した。
東京だとたとえ消印を押すとしてもはいと言って受け取るだけだろう。でもこの局のお兄さんは「消印見たいですか?」と聞いてくれた。瞬間びっくりして間が空いてから私は「はい」と答える。ちょっと待っててくださいと言って局員さんは後ろの机に行き消印の判を取り出し何度かインクを付け試し押しをした後カードに丁寧に押して私の所に持って来て見せてくれた。せっかくなので写真を撮ってもいいですか? と確認し私は写真に残した。
郵便局を出て駅の西方向に、右手に見慣れた蓮池を眺めながら歩く。信号を渡りナカミチのエリアにまた入った。2015年のフリーライブの後に友人と入った飲食店の何軒か隣に比内地鶏屋さんがあった。今食べないとこのまま帰ることになるかもと思い開店直後のような店内に入って比内地鶏丼を注文した。ずっと頭にあったメニューなので大満足だし、予想通り美味しい。この店に入れて良かった、念願の比内地鶏がクリアできた。
ナカイチを歩くと秋田犬ショップが見えた。店先にスタンプも置いてあって中を覗くと秋田犬のグッズや食品ばかりが置かれている。ショップの人と話をしていてここで購入した利益は秋田犬の為に遣われることも知ったので何品か購入した。買い物をしたのでお店のオリジナル切符を戴いた。早速トートが活躍し始める。
お腹も大きくなったのでにこりさんに行ってみようかな。にこりさんは秋田駅の北西方向、八橋という地名の場所に在る。駅からバスに乗ってマツダ前という停留所で降りると徒歩数分で着くらしい。でも駅に戻るのは勿体ない気がする。歩ける距離なら歩こう! 地図検索をするとナカイチからは大通りを通って3km弱だった。一般的には1時間で4kmと言われているから40分くらい歩くと着くはずだ。まだ早いからバスは止めて歩くことにした。
県立美術館前の大きな道路を西へ、途中で北へ向かうのだが私には大きな味方があった。この旅の前に秋田市観光課に電話をしたら送ってくれたのがコレ。「秋田市観光ガイド ~んだ。んだ。秋田。~」だった。P37とP38の地図が判りやすい。この地図を見てまずは「秋田市まちなか案内所」を目指した。
川を渡り右に曲がると案内所が在った。そこのカウンターに居た女性(27人目)に八橋のお菓子屋さんに行きたいと話しかける。女性に八橋のお菓子屋さんってどのお店ですか? と聞かれにこりさんだと答えた。女性の話でもにこりさんは有名で売っているお店が少なくお菓子がなかなか買えないと言っていた。なまはげのおくりものはどこに行っても人気者で有名人なのだ。
私が秋田市の観光課の方に送ってもらった観光ガイドを見せてこれを見ながら街を歩いていると言ったら女性は感激してくれて、それは私たちが作ったガイドだと教えてくれた。14時頃ににこりさんに着きたいがその道中観光できる場所があったら教えてほしいと言うと「ねぶり流し館」と「旧金子家住宅」、時間が有れば「赤れんが郷土館」がいい、共通観覧券が売っているのでそれを購入するようにと教わった。私はここで冷たいお水をぐいっと2杯いただきまた外に出て西方向に向かった。
案内所の1本西の道のねぶり流し館の入り口で共通観覧料を買い中に入った。ねぶり流し館で入ってすぐに目についたのが大きな竿灯だった。ビデオを観る椅子も置かれていて3本の祭りのビデオが放映されている。
案内の男性(28人目)が近くに居たので質問をしたら私の知らないことをいろいろ丁寧に説明してくれた。秋田の子供たちは物心ついた頃から竿灯をおもちゃのようにして遊んでいるのかと尋ねると提灯の代わりにペットボトルを付けた小さな竿灯を見せてくれた。秋田市の子供たちは幼少期からこういう小さな竿灯を触って遊んでいて幼稚園の頃には5㎏の竿灯を上げることができるそうだ。大きくなるにつれ10㎏、30㎏、凄い人は50㎏を操る。
竿灯は止まっているとバランスを崩して倒れようとする。倒れる方向に自分が動くことでバランスを保つ。自分が動いていると軽く感じるけど止まると重くなる。だから動き続けないといけない。慣れると手に載せるだけでなく肩や額や腰にも載せることができる。技術的には重くかなり難しいけど簡単そうに見せるのが演者の誇りだから映像を見ても楽そうに見えている。男性はそんな話をし実際に客の体験用の1㎏の竿灯を手の上に乗せて見せてくれた。私も1㎏の体験用を持たせてもらったが掌に載せると全く安定しない。倒れる方向に自分が進むと同じ方向になぜかくるくると回ってしまって前に進めない。思う以上に難しかった。
秋田市民俗芸能伝承館 愛称:ねぶり流し館|秋田市公式サイト (akita.lg.jp)
ねぶり流し館は上階に竿灯や祭りの衣装の展示、お隣の旧金子家住宅は昔の呉服問屋がそのまま残っているような建物だった。立派な土蔵もあった。音声が流れて当時の商人と客の会話が聴こえるので聴いているとおもしろく長居をしてしまった。2軒の建物を見ていたら13時30分。赤れんが郷土館は帰りにして先に八橋に向かおう。
通りの北側に竿灯大通りと平行に走る道を西に向かうと中央郵便局の建物の上方が見えてきた。ナカイチの案内所で中央郵便局のことを聞いた時には遠くて歩いてはとてもいけない距離と聞いていたが案外早く来られた。そういえば私も三重で居る時には数百メートル先に行く時も車を使っていたから遠い感覚があった。東京に引っ越してからは隣の駅近辺でも歩いて行くこともあり一駅くらいなら歩く習慣ができた。中央郵便局まで来たら半分は来たことになる。知らない道だけど周りのお店や景色を見ながら歩くのは楽しい。この地図がすごく判りやすく左手に持ちながら先ずは「新国道モール」を目当てに、続いてネット地図のセブンイレブンとマツダを目当てに進み左折して探しているとSNSで見慣れたにこりさんの店舗が在った。
お店には18日の夜に少しだけ入らせてもらったが昼間にちゃんと訪問するのは初めてで入り口に立ち少し緊張した。扉は閉まっていて、中が換気された空気が循環されているので開けて入ってくださいというような文言が書かれていたように思う。冬はきっと雪で寒いだろうし男鹿線のように自分で開閉するお店が多いんだろう。
昼間に見た店舗は柔らかいクリーム色の建物で中に入ると正面に冷蔵のガラスケース、左手レジ前に2人ほど座れるベンチがあった。右手には壁沿いと真ん中にお菓子が並ぶ棚がある。フェス用をフル回転で製造していたため店内のお菓子は少なくがらんとしている。10月に入ったらこのお菓子の種類も数も増え店内はもっと賑やかになるんだろうと思う。
奥の壁は右側に高橋優さんのコーナー。サインの付いた物もある。渋ラジのステッカーも貼ってくれている。買い物に来た人がちょっと立ち寄る場所であり、高橋優ファンは写真を撮ってSNSにあげてくれたりするそうだ。
私が秋田に今回来た大きな目的はACMFに参加することであり、もう一つはなまはげのおくりものをイメージした書の作品を作ってこの店内に飾ってもらうことだった。なまはげを 書 にして贈る👹🖌 というマガジンで詳細を書いた。この作品の為に「句・古和田さん 書・太田穂摂さん 表具・藤原詩光堂さん」の手を借りている。1年がかりで完成した作品を十周年を迎えるにこりさんの店舗に飾ってもらい祝うことが私のもう一つの大きな目的だった。その作品を今日はこの目で確認しに来たんだ、ちゃんと観て帰らないと。なかなか来られないからなぁ。しっかり観て帰らないきゃ!
お店はフェス2日間後の月曜は開店、代わりに火曜水曜が連休で今日が休み明けだった。案の定お店はてんやわんやで私だけはのんびり店内を眺めて歩いていたけど店の奥ではフェスの後片付けや電話応対、店に来る顧客対応など声をかける暇もない。そんな中私は作品の写真を撮っていたんだけど照明で光って上手く写らない。困っていたらご主人が開店中なのに照明を全部消してくれて反射の無い写真を撮ることができた。
作品は到着した日にお店に飾られもうすっかりこのお店に馴染んでいるように見えた。ご主人がたいそう気に入ってくれ、荷を解いて作品を観た瞬間何かを感じたそうだ。私は実物ではないが送られてきた写真を何度も観ている内に徐々に馴染んで好きになっていった作品であり、書いた太田さんもぱっと見た時のインパクトよりずっと飾り続けられる書を思って書いたと話してくれていた。それでも贈った私としては観た瞬間感じるものがあったというのは嬉しい。なにより喜んで飾ってもらえていることが嬉しい。
だがここでまた私は大きなしくじりをしている。私はにこりさんとも太田さんとも電話で話ができる立場なのに店内で居る時にそれを思いつかなかった。後で気づくなんて。。。 我ながら気が利かない人間だと思う。両人忙しい人たちだけど隙を見てでも電話で会話してもらいたかった。自省。
私事で10月に遣う手土産用のお菓子を後日自宅に送ってもらうよう頼みその精算をした。空港で食べたいから普段食べられない生どら焼きを買って帰ろうとしたらこれは私へのお土産だと戴いた。生どらは前から食べたかったのでこの日の為に6個入る保冷箱を家から持って来ていた。奥さんがそこに生どらと保冷剤を手早く入れてくれた。一度食べたかったふわとろチーズタルトも入れてもらった。この生どらは今日、駅、空港、自宅で一気喰いをしてしまうことになる。
お店には14時半頃着いて16時頃帰らせてもらった。作品を気に入っていただけたことが判ったので安心して帰れたし、とても忙しい店内だということも判ったのでしばらく電話は控えた方が良さそうとも思った。早くいつものペースに戻ればいいね。店主いわく小さなお店だしお菓子も手作りだから製造が追いつかない。だとしたらフェスの個数は影響大き過ぎたんだろう。完売おめでとうなんだけどゆっくりできる時間も作ってもらいたい。
にこりさんのお店を私は18日の夜はちらっと見せてもらっただけだけど店内はもうすぐ十周年を迎えるとは思えない新しさ(きれいさ)だった。すっきり整然としていて無駄のない空間に必要最小限の物が置かれている。壁に貼られている物たちを見ても必要な物だけがそこに居るように見える。空調も効き居心地がいい。たまにベンチに座って話し込む人が居るのも解る。
バックにも昼間は人がたくさん居たけど夜無人の時にはすっきりと片付いていたし、その奥の工場も小さいながら新品の調理場のように綺麗が保たれ調理場によくある臭いも残ってなかった。冷蔵庫などの備品も戴きものだと言っていたけどそれを大切に使い続けていて新品同様に見える。私はいろんな食品を作る現場にいたことがあるけど裏っ側も店内と同じく一二を争うような清潔さだった。
フェス帰りの車内での会話でお菓子が手作りで沢山生産できないことを知りこんなに買う人が居るのにどうしてもっと拡大しないのかと尋ねた。どうやら自分たちの手や目が届かない場所で作られたり売られたりすることを避けたいようだった。自店の工場で自分たちの手で作り、自分たちが信頼する店舗でのみ販売する今の形態をしばらくは続けていきたいという。だからにこりさんにとってACMFの初出店は大きな出来事だったようだ。パッケージ作り、お菓子の製造のフル回転、フェスが終わってからもかなりな影響で「あえーる」(秋田空港)のオンラインショップでは今も注文できないようになっている。だからこれ以上売ってもらう店舗を増やせないと言っていた。相変わらずなかなか食べられない「なまはげのおくりもの」というお菓子は、高橋優さんを箭内さんが唯一無二のシンガーソングライターと言ったのと同じくらい唯一無二のお菓子になってしまったと思う。このまま食べる人が増えると買えること食べられることを感謝するありがたいお菓子になってしまいそう。これぞなまはげの威力かなぁ、昨日見てきたばかりだし。
帰りはバスにしようかとも考えたけどバスの時刻を調べるのも面倒だし来た道を歩けば帰れるからと思い直し歩いた。行きに寄れなかった赤れんが郷土館にも行けるなら行きたい。
今度は大通りを南下し山王十字路を左折し竿灯大通りを真っ直ぐ、日本銀行まで来たら右手に向きを変え横断歩道を渡って直進。赤れんが郷土館が右側に見えた。ここは元は秋田銀行の本店で昔の銀行の設備が残っている。元銀行員の自分としては懐かしく、自分の頃より更に古い物など見応えがあり楽しい見学だった。ただ入ったのが閉館時刻 16:30 の数分前の駆け込み入場だった。建物は2つあり、17時までに全部見終わればいいからと入場の際に聞いていたので安心して観始めたら16:30きっかりに入り口のドアが閉められた。私はありがたくも間一髪ぎりぎりで中に入れたようが、正直焦った。
1つ目の建物は銀行がそのまま保存されていて、2つ目の建物は美術館のような趣があった。19日に観た藤田嗣治氏の作品も1点飾られていた。
「勝平得之記念館」と「関谷四郎記念室」である。
この時点で友人へのレターパックを郵便局に持ち込むことができずポスト投函になった。普通の消印になるだろう。申しわけない。でも元々話していたことではないから許してもらおう。閉館時間が迫る。あまりゆっくりもしていられないので郷土館の出口で絵葉書を買い18時になる前に退出した。
赤れんが郷土館について|秋田市公式サイト (akita.lg.jp)
にこりさんに行く道中デパートでおなじみの榮太樓本店と工場と書かれた看板があった。道向こうで案外小さな建物で寄ってみたいと思ったけど今回は行けなかった。観光ガイドの地図には今日行った場所の他にもさまざまな観光場所が載っている。資料館や工房もあるらしい。もう少し時間を割り振り街ぶらをしたら違う発見があったかもしれない。千秋公園も廻り切れてないしミルハスもオープンする。次回は小回りでのんびりと、そんな楽しみ方もしてみたい。
秋田市内は今まで街ぶらをしたことが無く今回初めて歩いたのに数日で不思議と馴染んでいた。街中ではこの観光ガイドがとても心強いツールになっている。再び日本銀行がある大通りに戻り右に向かって川を超えホテルでバッグを受け取り駅へと向かった。駅の郵便局に行ってみたが閉まっていてポストも見当たらない。駅を右に左にうろうろしてやっと通路下のポストを見つけ投函。お店に入る時間も無くなりそのまま空港行のシャトル乗り場に向かった。
帰りの秋田空港は秋田駅から秋田中央交通のシャトルが出ている。ANAの搭乗が19:45なのでシャトルは18:35発、19:15着に乗る。知らない乗り物は不安なので18時過ぎに駅に行きシャトルの列に座った。コロナだからかシャトルの発着場には2人掛けのベンチが横並びに在りそこに1人ずつ座る形態になっていた。私の前に1人乗客が座っていて私は2つ目のベンチに座った。ここで生どら1個とドリンクを。こんなにゆったりシャトルを待てるなら30分くらいはすぐ過ぎてしまう。
シャトルは市内で何ゕ所か停留所があり少しずつ人が乗り満車になって空港に着いた。乗客の人数に合わせて2台目が来るらしく、外に居る人には運転手さんが次のバスを待ってくださいとマイクで言ってから発車していた。
空港での30分でお土産屋さんを見て回った。秋田駅ではなまはげのおくりものを4日間一度も見ていなかった。全部フェスに回ってしまって完売状態になっていたようだ。空港にはたくさん並んでいたので写真を撮ってにこりさんに送っておいた。ここにはあるよー。今回の秋田の旅で見かけたのはなまはげ館と秋田空港だけだった。待ち時間に空港に居る人たちから離れたベンチで生どら2個を食べた。今日のお夕飯は生どらになった。
秋田空港、東京行きANA、搭乗の時間が来ても案内が無い。暫くして飛行機の到着が20分遅れているので飛ぶ時間も20分遅れだという案内があった。この20分の遅れが全部の時間をずれさせてしまったみたいで電車の発車もそうだが乗り継ぎがすごく悪くなってしまった。乗り換え回数が増え、次の電車の待ち時間が増え、家に着いたのが午前0時。最初の予定の1時間以上オーバーしていた。温かいお茶を淹れて生どら2個食べてお風呂に入って長かった1日を終えた。食べたどらは計5個。この日の歩数は軽く2万歩を超えていた。
この旅は結構歩数を稼いだと思う。といっても歩くとポイントが付くアプリを入れているわけではないので健康の為というだけだが。東京での暮らしよりかなり歩く機会が多かったと思う。同じ歩くにしても秋田の空気はいつもより美味しい。空も広かったし澄んで青かった。食べ物も美味しく人も優しかった。久々見る建物や景色は懐かしさがあった。物価が安かった。観光地の拝観や入場料の安さに驚いた。この旅で30人近くの人と関わり、話をし、秋田の人の人柄の善さをたくさん身を持って感じた。初めて会った私にもみんな本音の話をたくさんしてくれてここには書けない話も聞いた。一期一会の私にそんなことも話してくれてありがとう。
懐に入り入られの秋田の旅をいつまでも心の中に大切にしまっておきたい。
帰宅翌日からの日常が半端なかった。留守中のメールの整理、宅配に入っている洗濯物、1週間空白になっていた東京でするはずだった事を追いつかす為に1週間で2週間分あれやこれやしていた。普段のんびりだから「めちゃ忙」という言葉はこの時の為にあったんだと思った。世の中のほとんどの人がいつもこんなに忙しく暮らしているんだろうと思うと手を合わせたくなる。
それでも秋田に行った甲斐は十分に感じる。残り少なくなっていく還暦後の人生に今回もとんでもない出逢いをいただきセピアがカラフルになった。
おまけにANAの大館空港発着の度に5,000円のキャッシュバックがあることも教えてもらい早速手続きした。どれだけ忙しくてもこれだけはやっておかないとね! また来年ACMFに行ければいいなー。来年はどの市かなー。
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