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昨日遇ったことと逢ったこと

11月28日

半蔵門線
渋谷に行く日だった。4月にチケットを買ったRonsさんのライブが19時からあり開場時間に合わせて家を出た。渋谷までは1回乗換えで着く。乗換駅で次の電車に乗ったらちょうど1席分空いていて今日はラッキーと思った。だが電車はなかなか動きださない。いつもと違うと思っていたら私が乗った直前にその半蔵門線で人身事故が起こり半蔵門線全線が止まっているという構内放送があった。ちょうど18時頃だった。
周りを見ると全員が無表情でスマホを見ている。私はいつもはスマホを見ないんだけどこの時ばかりは気になってスマホを取り出し半蔵門線のタイムラインを見た。社内では車掌さんの案内が数分おきくらいで放送され始めた。案内の中には運転再開の目途は立ってなくあとどれくらいなどという言葉も無い。でもタイムラインでは19時頃らしいと書いている人が居た。運転再開が19時だと開演に間に合わない。私は瞬間そんなことを考えてしまった。

車内放送では駅名と人身事故だと言ってるだけでその詳細は出てこない。だから切実さを感じないのか周りも静かなものだ。でももし誰かしらの命が亡くなっていたら。だとしたらライブと比べられることではない。急に重い気持ちになってきた。若い頃のことだけど三重で暮らしている時電車の運転士さんと知り合い、その人は未だ20代後半という若さだったのに3度人を撥ねたことがあると聞いた。それでもその人はまだ運転士を続けていた。乗客の命を預かるだけでなく時には過失無くとも奪うことがある。つらい職業だと思った。
いつだったかテレビのドキュメンタリーで駅員の仕事が紹介されていた。善い事もあるだろうけど今回のような事故が起こった場合はその時出勤している駅員が線路の上のご遺体を片づけるそうだ。そうしないと運転再開はできない。これも更につらい仕事だ。短い時間の間にいろんな話が頭を過りひとり平常心を失っていた。涙がこぼれていた。ニュースで見聞きしたり最寄り駅でも過去にそういう事故はあったけどこんな風に居合わせたのは初めてだった。

運転再開の放送があり動き出した後の放送で遅延は18分だと判った。事故からたった18分で運転が再開される日本の交通機関はきっと世界的にも優秀だ。私は座って待っていただけ、その間つらい仕事をしてくれていた人たちがたくさん居ることに思いを巡らせ感謝しないといけない。駅員さんも同じ人間で、同じように避けて通りたいことに違いないはずだ。駅員さんだけじゃない、消防署も同様で、先日話をした消防士さんによるとその署の緊急車両は毎日平均3回出動しているとのことだった。ここ数か月3度の防災イベントに参加したのだけど1度は出動中で遅れての登場だった。警察官もそうだろうし、救急医療の現場の人たちもそうだろう。私たちの普段の穏やかな日常は辛い仕事を黙々とこなしていく人たちの頑張りの元に成り立っているんだと改め痛感した。
渋谷駅に着いて降りようとすると入ってくる人の勢いに負けてふらついて後ろの人のつま先を踏んでしまった。すみませんと謝ったけど一体どの人だかも判らないくらい人が押し寄せていた。やっと電車から降りたらホームにも人がぎっしり、階段まで列が続いていて上に上がり切った頃にやっと人が途切れた。たった18分電車が止まっただけでこんなに人が溢れるんだと都会の人の多さが恐ろしくなった。すべて知っていて駅員さんが精いっぱいの動きをしてくれていた。

ホームからの転落は自らとは限らない。体調不良でふらついて線路に落ちる場合もある。私は東京に来てから二度駅で迷惑をかけている。一度は電車の中で一度は降りた直後のホーム。心臓からのポンプが働かず頭に血が届かないと急にバタンと倒れるそうだ。めまいも無くいきなり倒れ、横たわると心臓と頭の高さが同じになる為また血が巡る・・・らしい。一度目は救急車で搬送され精密検査までしたのでお医者様からホームでは壁側を歩くようにと言われた。
世の中にはいろんな症状があるようでふらつきもせず痛みも無く倒れ、気がつくと横たわって目が覚める、そんな経験を二度した。痛くはなかったけど頭にこぶができていてその後円形脱毛症になった。打ちどころが悪いと死ぬとお医者様に脅された。同じような人がきっと他にもいるだろうから思い当たる人は気をつけて暮らしてほしい。そんな私はコロナワクチンかコロナ感染か理由は良く判らないけど低体温と低血圧が急に解消された。ちなみに、体質が良い方に変わって今はバタンと倒れることは無くなった。

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ライブはというと、予定より遅れたけど開演10分前には会場に着き満員の会場に入った。渋谷WWWはパルコの前で上に大きなSpotifyの表示があった。今WWWのネット写真を見るとこの映像は日によって変化するみたい。画面の下の模様が「W」だった。知らずにこの前の道を何往復かしてやっと見つけて入れた。入った会場はRonsさんが前々から立ってみたかったステージだというのが良く解る素敵な空間だった。Ronsさんとは、Rons weekという26歳女性ふたりのユニットだ。ロンズさんと呼んだり、ロンちゃんって呼んだり。渋ラジの特番「渋谷でFind Rons week」に来てくれてから親しくしてもらっている。年代がちょうど娘と孫の中間でこの世代の人と関われるのが嬉しい。

ーーー WWWは"いま、ここにしかない"表現の場です
「WWW」は、日本最大の音楽チャンネル スペースシャワーTVがプロデュースし、いま、この瞬間に生きている音楽と表現の「現在」を発信していく場として2010年、東京・渋谷・スペイン坂のライズビル地下に誕生しました。
国内屈指の音響・照明・映像設備と、元映画館の特性を生かした段差のある客席フロアや開放感のある天井高など、独自の個性を持ったライブスペースです。
2016年9月には1号店の上階に2号店「WWW X」をオープン。個性の異なる2つのスペースから、これまで以上に個性豊かなラインナップを実現し、より多様な音楽、カルチャーを発信していきます。 WWWは"いま、ここにしかない"表現の場です。(WWWサイトより引用)ーーー

なんと、私はスぺシャの株主だ。急に身近な存在に感じ始める。この会場は収容人数も多く客席も何段かになってそれぞれ手摺が付いている。そこはもう満杯で私は階段の中段くらいの壁際に空きを見つけ直ぐ上に居た人に断ってそこに入らせてもらった。客席大きすぎずステージに近すぎず良い距離感で観ることができる。

Rons week
( Honami & Masami )

Rons week 「Ready」
’’たわいもない瞬間にメロディを乗せて’’
Rons week OFFICIAL WEBSITE

DJ Sarina
§arina(@s_a_r_i_777)さん / X
DMC JAPAN @DMCJAPAN_DJ

JONAGOLD
ジョナゴールド オフィシャルサイト
ジョナゴールド_staff @jonagold_staff

リンゴミュージック所属

初めて入ったWWWは会場が何段かの階段状になっていてどこからでも見やすかった。が、満員状態で途中で係員に後ろにと誘導され階段から最上階の後ろ壁にもたれた状態で観ることに。ここは正面から観ることができた。

DJ Sarinaさんの腕前、長時間しっかり聴いたのは初めてだった。上からだと機材の手元が良く見える。小柄なのにパワフルで心臓までドンドンと響く。
JONAGOLDさんはRonsさんと1曲、ひとりで1曲の2曲を披露してくれた。そういえば以前行ったさかいゆうさんのワンマンでも途中で秦基博さんが出てきてくれた。ちょっとしたボーナス気分だ。ジョナさんはリンゴミュージック所属(青森頑張ってる!)、ひとりでも明るく元気いっぱい身体を動かしステージが賑やかに見えた。

Ronsさんは最初はマイク、ギターとキーボード、ダンスと形を変えて20曲ほど聴かせてくれた。何曲かはカバー曲もあった。ふたりが左右入れ替わったり、ダンサーが増えて4人になったりでステージ狭しと動いていてほーちゃんもまさみんもきらっ✨きらっ✨していた。
MCも長めで、印象に残ったのがまさみんも元はギターの弾き語りだったんだけどほーちゃんから「まさみんはピアノが似合う」って言われ、更に3か月先にライブがあって、それをなんとか間に合わせたという話。人は切羽詰まると何でもできるのか、まさみんが特別努力家だったのか、まだ二人が組んで未だ3年程度という割りにキーボード上手すぎる。努力も含めて才能なのか!

渋ラジの特番でほーちゃんは長女でまさみんは妹と言っていた。それを聞いてから、普段はまさみんは姉御肌だけどほーちゃんが大事な部分を取り仕切りしっかりバランス取っている、そんな風に見えてきた。一般的にうまくいく組み合わせで夫婦もこのパターン多い。ちなみに私は末っ子で夫は長男なのでその関係性がよく解る。

Rons weekは10月からFMフジでレギュラー番組を持ち話し始めた。でもほーちゃんがいきなり3週間のお休みをしてまさみんの単独パーソナリティから始まった。これって今ドキだなと思う。面白いスタートを切っていた。
「Music Spice」水曜24:00-24:30 新しそうで素敵なスタジオ🎧📻https://x.com/Ronsweek/status/1861775825949098464

AWAも。木曜21:00-

私は昨年末にYouTubeで初めてRons weekの路上ライブの歌声を聴き、この歌を渋ラジでも紹介したいと思い3月に「Buddy」を流し、4月に「渋谷でFind Rons week」という40分特番を組んだ。
事前の顔合わせが一度あり、当日は寄せられたリスナーからのコメントを30分ほどの打ち合わせ時に急に渡すことになった。それを読んで選んだ後初めて入るスタジオで物怖じせずに話し切ったことは賞賛に値する。パーソナリティ初めてだねと番組の中で話しながらも終始落ち着いたものだった。

FM87.6MHz 渋谷のラジオ
2024年4月24日(水)オンエア
渋谷でFind Rons week|「渋谷のラジオ」

その後の天才凡人さんとの番組でもがっつりな絡み!
2024年7月31日(水)オンエア(収録)
天凡RonsのFind渋谷遊戯|「渋谷のラジオ」

Rons weekは大物の要素充分に見える。

火曜23:00-
ファンの人がラジオ枠を買って作っている10分番組も!

今年の4月に初めて会った時に「ほーちゃん」は直ぐに呼べたけど「まさみん」とは呼べず、最初まさみさんって言っていた。半年経ってやっと普通に言えるようになった。ファンの人はみんな当たり前のようにまさみんと呼んでいた。(※天凡Rons特番では「やさしぃほーちゃん」「まさにぃ」と名づけられた)
ライブ後のふれあい時間を見るととてもファンとの距離が近いと思う。庶民的というか、腰が低いというか、たまに出る口の悪さも表情と話し方の可愛さが掻き消してしまう。不思議な魅力のふたりはもっともっと活躍しそう。
私のオファーに二度も来てくれてありがとう!!

昨日のライブ会場にあったファンからのお花 🌺
私の001サイン付きチケットと昨日買ったホテル風キーホルダー!
(今はほとんどカードキーなので逆に目新しい)
Rons weekはライブ会場でチケットを買うとサインも入れてくれる。

来年、アルバム「MY DAILY」デジタルとCDリリース ♬

そして、リリースライブ ♬

Ronsさんのライブで重かった自分の中の空気が少し和らいだ。この歌声は早朝の目覚めにも! ぱっと目が覚める。眠い時の通勤はRonsの歌がお勧め ♫

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(11/29 追記)
今日また銀座線で人身事故の為電車がストップし車内での待ち時間あり。二日続けて出くわし不穏な空気が身を纏う。せっかくライブで気持ちを取り戻し帰ったのにと思う。今日と違う明日があるからとりあえず今日を生き抜いてほしい。あと24時間で12月。自他共にどうぞ今年を生き抜いてほしい。

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