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工場直売vol.6(スピード)

何故、工場直売を始めたか。

会社全体にスピード感を出せる!と、思ったからだ。

小さなトライと素早く細かい改善ができる。それも毎日のように。
これは結構大事なポイントだ。

工場敷地内に自社のお店があると商品やお店の雰囲気などいつも見て感じることが出来る。しかも見ようと思えばスタッフは全員がお店の状況を確認することが出来る。(そう上手くはいかないけど、、、。)

商品を作って出荷するだけでは出荷先の販売店でどのように扱われているか?どのように配置されどのような見せ方になっているか?全てを把握するのは難しい。そして改善がなかなか出来ないのももどかしい。本当は商品構成、POPや値札などをより良い状態に常に改善していきたいが…。

お客様の意見を直接聞けるのも素晴らしい。「こういう商品が欲しい」「こんなのないの?」とか、お客様との会話の中には社内では出ないようなアイデアが満載。このアイデアの集積はいつか必ず役に立つはずだ。

それから、今まで苦労して作っていた書類が一切不要になる。問屋や小売店との交渉となれば見積書や規格書、製造工程表、食品の検査書、取引条件の確認書、場合によってはごつい契約書が必要になることも。発注書や伝票関係も不要となる部分が多い。

自社の直売所で商品を販売する場合は基本的に書類が不要だ。

パソコンと向き合い、書類を上手く作成することに費やしていた時間を排除し、お客様との会話や商品開発に時間を費やすことが出来る。

会社全体のスピード感を上げることで本当に向き合うべき事に集中できる。
本当にフォーカスすべき事は何なのか⁇今一度考えるべきだ。

商品開発→テスト販売→お客様の意見を聞く、反応をみる→改良→テスト販売又は本販売
のようなサイクルが早く回るようになり、良い商品は売れ始めイマイチな商品は改善又は早期に淘汰が可能だ。

今まで間延びしていた、かもしれない『

時間』を凝縮できることが最大のメリットかもしれない。

『時間』の凝縮が出来れば次は『緩急』をつける事も自在になるが『緩急』についてはまた今度。(笑)

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