全日本大学駅伝2022.11.6
全日本大学駅伝、盛り上がりました!!
1区から青学の勇気ある飛び出しに始まり、全長106.8㎞、実に5時間を超える激動のドラマに、終始テレビに釘付けの我が家でありました。
本当にいろんな見どころがあったけど、私の中の1番は、青学のエース、近藤幸太郎くんのプライドをかけた激走でした!!!見てて涙出てくる🥲
1)駅伝の流れとしては、青学は2区に大ブレーキがあり、1位を激走する駒澤とは2分以上離されてしまったということ。それはすなわち、逆転するにはちょーっと厳しいという展開。
2)それでも諦めるわけにいかない青学。プライドをかけた激走で繋ぐ。3区(区間2位)、4区(区間2位5人抜き)、5区、6区と、素晴らしい走りで望みを繋ぐ。
3)そして迎えたエース近藤君の7区。最初から脅威の突っ込み。なんと5kmの通過13分49秒!これがどれほどすごい事かと言うと、近藤くんは日本インカレで5000m2連覇するくらいの実力がある選手なのですが、彼の自己ベストは5000m13分34秒。まさに、自己ベストと同じようなタイムで5kmを通過してるのです(7区は17.6㎞あるので、あと12kmも残ってるのに!)
4)その脅威の突っ込みにもかかわらず、表情は落ち着いておりフォームの乱れもありません。そこには『自分ならやれる』という自信と冷静な判断があったのでしょう。そこには“ラストでバテて大ブレーキになるかもしれない”などと言う不安は1ミリも見えませんでした。
5)ここで忘れてはならないのが、近藤選手が相手にしてるのは“見えない敵”ということ。1位を走る駒澤の大エース、田澤選手は2分以上離れた先にいるということです。にもかかわらず、2人はまるで互いが見えているかのように同じようなペースで刻む。ラスト2㎞、1㎞、、流石に両者とも表情が歪み、ここまでの激走がどれほど過酷なものだったかを物語ります。それでも!なんとかかんとか残ってる力を全て出し切る最後の絞り出し!!そこで涙腺崩壊。
あの大エース田澤選手とわずか14秒差で区間賞こそ逃したものの、2人とも区間記録を大幅に塗り替える区間新記録を出しました。
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駅伝って不思議だけど、走れなかった仲間の分、そして恩師や支えてくれる家族への感謝など、いろんな想いが溢れて自分の力以上のものが出る時がある。それが走り方や表情、そして数字(タイム)となって目に見える形で表れるとき、見ている者を感動させるのだと思います。
感動を、ありがとう!