INFJ提唱者あるある言いたい
■ はじめに
INFJ(提唱者)についての動画を見まくる日々。
MBTI診断という16タイプに分ける性格診断で提唱者と診断された僕。
(無料診断の結果なので、もっと精度が高いものだと別の結果になるかも知れません)
その後「ドアスラム」という単語を知り、「これって僕のことじゃん」となり、提唱者について調べまくっている、というわけです。
[前回の記事] ドアスラムでばったんばったん閉めまくり【INFJ提唱者の恋愛事情】|さかもと (note.com)
本稿は、INFJのまとめ、というよりは、僕の思考経路や感情の在り方についてのまとめをINFJになぞらえてやってみよう、という感じです。
そのため「INFJあるある」と重なる部分もあれば、「INFJなしなし」と感じる部分もあるでしょう。
あくまで個人的なものとはなりますが、共感していただける部分や違うと感じる部分などありましたらぜひコメントをいただきたいです。
■ 期待していないけど
僕は基本的に人に期待していません。
人というか社会に期待していません。いつ何が起こるかわかりませんし、人は移ろいやすいものですからね。なので悲観しているわけでもありません。
「人も社会もそういうものだ」という諦観です。
ですが、それゆえに信頼できる人と仲良くなるととても幸福感を得ます。その後その期待が裏切られたと感じると落差によって精神が一気に削られてしまいます。
踏ん張っていたものが奪われ立っていられなくなる、という感じです。
「このままでは心身が持たない」と感じ、仕事を辞めたり関係を断ったりするわけです。
■ 精神エネルギーが削られること
ではどんな時に「立っていられない」となるかをまとめてみました。
・利用されてると感じた
・負担を強いられてる時
・馬鹿にされてると感じた
・試し行動をされた
・疑われた
・決めつけられた
・お願いを聞き入れてもらえない
・言い訳をされる
・過去を掘り返される
・境界を越えて来られる
これらの時に精神エネルギーが削られます。
以下それぞれ詳細を書いていきます。
■利用されてると感じた
仲が良い人やいろんな話ができる人との出会いはとても嬉しいです。親友や同士と認め心を開きます。
ですが、仲が良かったのは実は仕事を効率的に進めるためだったと分かった時や、利益のために近づいてきたのだと分かった途端に絶望します。
利用されたという憤りよりもむしろ、仲良かったのはこちらの思い込みだったのか、という悲しみの方が大きいと思います。
なぜ見抜くことが出来なかったのかと自省します。
■負担を強いられてる時
僕は一度に複数のことをするのが苦手です。
ひとつひとつ対応していきたいと思っています。
そのような状態の時にあれもやれこれもやれと負担を強いられると精神エネルギーが一気に削られます。
そうなると人付き合いのために消費されるエネルギーまで無くなってしまいます。
ここで重要なのは「公平性」です。
みんなが大変ならがんばれますし、むしろ他の人の分も請け負ってまでがんばろうとしてしまいます。ですが自分だけに負担を強いているのではないか、と感じると一気にやる気を失います。一方的に搾取されていると感じるからでしょう。
■馬鹿にされてると感じた
見下されていると感じるともう終わりです。
特段自分のことが頭が良いと自負するINFJはほぼ居ないと感じます。
なぜなら「頭が良い」という基準は様々な種類がありますし、自分より頭が良い人を見つけるのがINFJはとても得意だからです。
「頭が良い」について様々な視点から語り続けることができるのもINFJの特徴なのではないでしょうか。
そのため、馬鹿にされていると感じると精神エネルギーが削られます。
自分のことを頭が良いとは思っていない(人それぞれ一長一短であると思っている)INFJですが、馬鹿にされていると感じると、「この人は人間観が浅い人だ。人の可能性を見出すことのできない人だ。話す価値が無い人だ」と判断します。
■試し行動をされた
試し行動をされると精神エネルギーが一気に削られます。
自らを律しがちなINFJにとって、「愛しているのならばこれぐらいするのは普通である」というようなルールの追加は過剰なストレスとなります。
こちらの想いが伝わっていないのが原因だと自罰的になり、試し行動に応えようとしますが、それが続くとやがて「永久に理解は得られないのだ」と悟り感情がシャットダウンされてしまいます。
■疑われた
何も悪いことをしていないのに疑われるのはつらいです。
冤罪の取り調べを想像するとわかりやすいでしょう。
やってないのにやったんだろ詰め寄られる。
やってないのに様々なことを探られる。
悪いことをしたのなら証拠があって謝罪できますが、悪いことをしていないという証拠は出しようがありません。
そういった理解されない状況に対して精神エネルギーが削られます。
■決めつけられた
「出来が悪い」「あなたはこれが出来ない」など、決め付けられると精神エネルギーが削られます。
INFJは人生観や社会観、世界観が長大なため、短期的な行動や思考のみを見られて判断されることを嫌います。
INFJは思考が複雑で深みにはまりがちなため、行動や発言をするために状況を整理する時間が掛かる場合があります。
行動や発言の前に「あなたは出来ない」と評価されてしまうと一気にやる気を失います。
そうしてその人に対しては永久に「出来ない自分」として振る舞うことになるでしょう。その人に対してはもう評価を覆そうとも思わないのです。
■お願いを聞き入れてもらえない
INFJは嫌なことをされた時に止めて欲しいとお願いするのが苦手です。
なぜならその相手は自分の為を思って行動してくれたかも知れず、その善意を覆すことで関係性が悪化するくらいならばと、我慢してしまうからです。
意を決して止めて欲しいとお願いしたことに対して軽くあしらわれてしまうと、INFJはその人に対して信頼しなくなります。話を聞いてもらえないと感じるためです。
INFJは尊厳を無視されたと感じていることでしょう。
■言い訳をされる
言い訳や状況説明はとても大事なことです。
ですが自分の非を認めないための言い訳や、自分の正当性を強調しINFJの意見を低く見積もるような言い訳に対して、INFJは落胆します。
場合によっては攻撃されていると感じるINFJもいるでしょう。
互いに対等でありたいと願うINFJにとって、意見をくみ取ろうとせずに言い訳ばかりされると感情が停止してしまいます。
■過去を掘り返される
INFJはみんなの未来をよくするために生きていると言っても過言ではありません。
そのため過去の出来事に対してはあまり重きを置いていない場合が多いでしょう。過ぎてしまったことはしょうがない。それよりも未来を良くするために今を乗り越えよう、というマインドです。
そういったマインドを持つINFJに対して、過去の出来事をいつまでもチクチク責めると、INFJはとても疲労感を覚えます。「すでに終わっていることに対していつまで言われるのだろう。これがこの先の未来も続くのか」と絶望します。
INFJが自身の過去を明かしたということは信頼されている証拠。いつまでも過去のことを掘る返すのはその信頼を裏切る行為と言えるでしょう。
■境界を越えて来られる
一人の時間が必要なINFJにとって、その時間を奪われてしまうと精神エネルギーが回復出来なくなってしまいます。
また、一人の時間の他にも、大切にしている空間、触れて欲しくない事柄など、いたる所にINFJの領域が存在します。
その領域に断りも無く踏み込まれることに対し、INFJは強い拒絶反応を示します。それがきっかけで「他の領域にも踏み込まれてしまうのではないか」と恐怖するのです。
■ 言葉を奪われていくのが無理
INFJは言葉をとても大切にしています。
複雑な思考や言葉にできない感情を相手に伝えるためには言葉しか存在しないためです。
相手の理解度や語彙力、双方の関係性、相手の心理状況など様々なことを考慮し、なんとか構築した言葉をないがしろにされてしまうことは、存在そのものを否定されたと感じてしまいます。
「これが通じないのであればもう手段は無い」と感じるINFJも多いのではないでしょうか。
INFJに対して、言葉を軽んじることはNGです。
言葉を「手紙」に例えてみます。
便箋を選び。封筒を選び。便箋の枚数や文字の大きさ、文体のやわらかさなども相手のことを考えて書きました。そして渡す日も考えました。
その手紙を開けられもせず、一方的に発言されたとしたらどう感じるでしょう。
きっと精神が削られると思います。
想いや時間、感情を踏みにじられたと感じると思います。手紙を書くことをやめたくなるでしょう。
INFJにとって言葉を奪われるのはこのような耐えがたいことなのです。
■ INFJ提唱者は泣きわめいています
ここまでお読みいただき「INFJは気難しくて近寄りがたい」。そのように感じた方もいることでしょう。
見透かされているようで気分が良くないと感じた方もいることでしょう。
INFJは生きるのが上手くありません。
この世界に対して過度な期待を寄せているわけではないながらも、共感できる人との出会いは至上の喜びです。
でもその喜びは絶望を従えて訪れるのです。
相手のことが分かってしまうがゆえに絶望にも近づいてしまう。
そのような感覚を抱くINFJもいるのではないでしょうか。
INFJは泣きわめいています。心の中で。
自分の部屋で横たわり、無表情のまま、心の中で泣きわめき、心の中で涙とともに精神エネルギーが漏脱し続けます。
何も変えられないこの世界に対して、より絶望を深めていきます。
一人の時間が大切というINFJの特性はこのような心の在り方によるものです。
誰にも解決できない負傷を、自分一人で誰にも邪魔されずに癒したいのです。
■ まとめ
INFJは生きるのが上手くないと感じます。
精神エネルギーの配分の仕方が下手なのでしょう。
「みんなが平和で幸せになりますように」と願っている反面、自分に対する敵意や憎悪、蔑視に人一倍敏感です。
精神エネルギーが枯渇するまでがんばってしまうため、枯渇の直前まで誰にも気付かれずにがんばり続けてしまいます。
その結果、肉体や精神が活動限界を迎えてしまいます。
「だから大目に見ろ」ということでは決してありません。
ただ性質を知って欲しいだけです。
そんな状態になることもあるんだな、と知って欲しいだけです。
電池が切れたおもちゃはいくら動かそうとしてももう動きません。
フルマラソンを走り切ったランナーに「もう1周!」と発破をかけても、彼はもう走れないのです。
新しい電池を入れ替える。十分に静養を取る。
再び動き出すためには。再び走るためにはそれしかありません。
INFJあるあると題して好き勝手書き連ねましたが、「INFJなしなし」だと感じる方もいらっしゃることでしょう。
様々なご意見を頂戴したいです。
最後までお読みいただいた上にこのようなお願いをするのは心苦しいですが、INFJ提唱者に対して何かご意見がございましたらコメントいただけると大変嬉しいです。
みなさんからINFJ提唱者がどのように見えているのかをぜひ知りたいと思っています。
お読みいただきありがとうございました。
続き(2024/6/17)
INFJが心穏やかに生きるための思考展開