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noteを書く時に僕が考えていること

 今回の記事は、僕がnoteを投稿する時に心掛けていることだったり、避けていることだったり、そういったものをお伝えしようかと思います。

 noteの機能である「目次」とか「区切り線」とかは、読みやすくなるための補助として使っていますが、いわゆるデザイン的な読みやすさについてはあえて取り上げることでもないと思うので、もっと概念的なこととか、想いのようなものが伝われば良いな、と思っています。

 「これを読めば文章を書くのが好きになる!」みたいなマニュアル記事ではないです。あくまで「さかもと五度はこんな感じでいつもnoteを書いてるんだよー」というゆるい感じです。

 僕は20歳くらいの時からインターネットでテキストを書いていて、最初期はSEGAの最後のハードである「ドリームキャスト」のネット機能のウェブサイトで日記を書いてました。

 高速タッチタイピングは『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』で習得しました。

 その後はmixiで日記を書いたり、FC2ブログに移りテキストを書いたりしました。
(当時はテキストサイトが興隆を極めていました。「侍魂」などがトップを走っていて、僕には何がおもしろいのかよくわからず、そういった僕のマイナー志向は45歳の今にいたるまでついて回るのでした)

 話が逸れすぎ。
 ネットで25年以上テキストを書いてきたよ、ということを言いたかったのです。
 文化評論をまとめてミニコミ誌にしたこともあって、あの時はものすごい熱量でした。調子に乗って作った3冊目が多いに在庫を残し、僕の部屋を圧迫。それ以降作る気力を失いました。
 紙の本を作るのはものすごく楽しいし、アイテムとして持てるというのもすごく良いんですけどね。
 ミニコミ誌を作る代わりにnoteで記事をまとめてサムネイルも作って、というので楽しさを味わっています。


 まえがきの段階で800文字ほど使っている。
 本当に読ませる気あるんか?
 これから書き方を説明するのに、これは「まえがき長過ぎ」というダメな例になりそうな気がする。

 でも書きたかったから良いか。推敲せずそのまま続けます。


■まずはじめに、組み立て方の設計図

 僕は大体4つを意識してます。

 ・タイトル
 ・導入
 ・章立て
 ・結論

・タイトル
 すごく大事。
 タイトルは読者にクリックするかどうかを決めていただく入り口なので、そこをわかりやすくするのは僕からのやさしさでもあります。興味が無ければクリックしないでしょうから。

 逆に、煽るようなタイトルとか、意味深なタイトルとか、無味無臭なタイトルとかは付けません。釣り記事みたいな。
 僕のプライドの問題です。

 「これをする奴は地獄に堕ちる!」
 「もう終わらせようかと思う」
 「職場で嫌われる人物の3つの言動」
 みたいな。そんなのは付けない。

・導入
 タイトルの次は導入ですね。
 この記事で言えば冒頭の「まえがき」のことなんですけど、ここで800文字も使っていてはそのあと読み進めてもらえない気がするので、いつも僕は短めに要点だけを書いてます。
 イメージとしては、タイトルで大まかな説明をし、導入部でもう少し説明。なぜ書こうと思ったか、とか。想定される読者をより鮮明にしたり、という感じ。

・章立て
 次は「各章」を分類します。
 まず始めに書きたいことがぶわーっと思い浮かんでいる状態で、キーワードとなる単語とか文章をメモしておき、それを分類。そのあと章に振り分けて本文を書いていく、という感じ。

 例えば「カレーライス」について書く場合。
 ・スープカレーと家で作るルーを溶かしたカレーのどちらが好きか。
 ・具材について。
 ・好きなお店のこと。
 みたいに章で分けていくという感じです。

 もちろんこの3つを混ぜ合わせた文章を一気に書き上げても良いんですけど、あくまで読みやすさを意識すると、僕は章で振り分けて書くのが良いかな、と思っているということです。
 読んでいて文字がすべらないように。内容が頭に入ってこないということが無いように。それを心がけています。

・結論
 全体のしめです。
 つまり何が言いたかったのか、みたいな感じでざっくり3か条にしたり、総まとめのキーワードを1つドンと書いたりします。


 と、この時点で1,600文字くらいみたい。
 noteは文字数が出るからわかりやすいです。

 まとめると、全体的に「読みやすさ」を意識して僕は書いてます。
 まず読み進めていただかないと感想も何も無いですからね。
 カレーのルーと野菜と水を差し出して「美味しいでしょ?」って言ってもね。「食べられる状態にしてくれよ」って思うでしょ。

 「本日の料理はカレーライスです」がタイトル
 「それがこちらのビーフカレーになります」が導入
 「カレーだけでは栄養バランスが気になるのでサラダもあります。そして食後のデザートもあります」が章立て
 「カレー美味しかった!」が結論

 というような感じでしょうか。


■ダメなタイトルを付けたくない

 さて、これまで書いてきたのが実は導入です。
 なげーよ!
 2,000文字近く掛けてるよ!

 先ほど僕がやらないタイトルの付け方に

煽るようなタイトルとか、意味深なタイトルとか、無味無臭なタイトルとか

 と書きました。

 これらは僕が「かっこ悪いな」と思うのと同時に、「読者に対して失礼だな」と感じます。
 読者のことを馬鹿にしているように感じるのです。
 釣り針のように罠を張るタイトルは、つまり読者を獲物かなんかだと思っているということでしょう。
 これぐらいの罠でも引っ掛かるだろ、みたいな。

 最近よく「簡易な落とし穴に何羽も落ちていく鳥たち」の動画を目にするのですが(陰キャここに極まれり)、僕が嫌だと感じるタイトルを付けてる人たちは、読者のことをこの鳥たちのように扱っている気がして、それで嫌な気分になります。

 そもそも思わせぶりなタイトルって何言いたいのかわからないのでクリックする気が起きないんですよ。少なくとも「僕に向けてのタイトルじゃないな。想定する読者の中に僕が入っていないな」と感じます。
 僕がそうなので他の人もそうだろうなと思って、それで僕はやらないと決めてます。

■遠くの、数年後の、知らないあなたへ

 さて、いよいよ今回の記事の核心です。

 僕は「社会が良くなるために」という目的を持ってnoteを書いてます。
 読んでくださった方が新たな知見を獲得できたらとても嬉しいですし、ご自身の言動について思考がクリーンになったら良いな、とも思っています。

 そして、どこにいるかわからない。何年後に読むかもわからない。でもなぜか偶然たまたま僕のnoteまでたどりついた方にとって有意義なものとなるよう祈りを込めて書いています。

 過去記事に「スキ」が付くととても嬉しいですし、アクセスがあるだけでも嬉しいです。
(コメントがあるともっと嬉しいのでみなさんコメントしてください!)


 noteを書く時、表層では「読みやすさ」を意識してます。
 そして深層では「善き社会のため」「読者の善き人生のため」を意識してます。

 文章には人柄が表れると言います。
 僕は社会観や世界観も表れると思っています。

 いつか僕が僕の記事を読み返した時に「僕ってかっこ悪いな」と思いたくないので、未来の僕に向けては挑戦するつもりで「どんなもんじゃい!」という気持ちも入ってます。

 noteっておもしろいプラットフォームですよね。
 長続きしますように。
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