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ダブルダッチとは?世界大会出場者が未経験者に伝えたい3つの魅力
こんにちは、Webライターの坂本です。
突然ですが、あなたはダブルダッチというスポーツをご存じでしょうか。
チラッと耳にしたことがある方もいれば、そもそもダブルダッチって何?という方もいらっしゃるかもしれません。
また、聞いたことがあるという方でも、ダブルダッチとは実際にどんなスポーツなのか。
さらには、どのように競っているのかまで把握している方は、あまり多くないのではないでしょうか。
今回の記事では、ダブルダッチのことを知りたいという方のために、世界大会出場経験のある僕が、ダブルダッチの特徴や魅力についてしっかりとお伝えしていきます。
ぜひ、最後まで記事をご覧いただき、ダブルダッチの素晴らしさを知っていただければ嬉しいです。
ダブルダッチとは?
ダブルダッチとは、簡単にいうと2本の縄を使ったなわとびのことです。
ダブルダッチは基本的に縄を回す人が2人、跳ぶ人が1人いればできるスポーツで、子供から大人まで、誰もがかんたんに始めることができます。
また、単純にジャンプするだけでなく、ステップ・ダンス・アクロバットなどを組み合わせて自分だけの自由な表現ができる点も、ダブルダッチの大きな特徴といえるでしょう。
ダブルダッチの種目
では、ダブルダッチとは何かが分かったところで、次はダブルダッチの種目について説明していきます。
ダブルダッチには次のような4種目があります。
・規定演技
決められた時間内に定められた演技を行ない、正確さ、優雅さを判定の基準として競う種目。
・スピード競技
2分間にいかに速く跳ぶことができるかを競い合う種目。
・フリースタイル
1分間でチーム独自の演技を行ない、チームワークと高度なテクニック、オリジナリティを競い合う種目。
・フュージョン
フリースタイルの演技に、音楽を融合(フュージョン)させたもので、制限時間内にチーム独自の演技を行い、オリジナリティ・表現力・構成力・技術力・完成度を競い合う種目。
以上が、ダブルダッチの主な種目です。
このように、ダブルダッチの競技種目は多岐にわたりますが、この中でも特にテレビなどで目にするのが、音楽に合わせながら演技を行うフュージョンになります。
ちなみに、このフュージョンではDouble Dutch Delight(ダブルダッチデライト)という、毎年日本一の学生チームを決める大会が開催されています。
僕も大学生の頃は毎年行っていましたが、全国レベルになってくると、ステップ・ダンス・アクロバットのどれをとってもかなりハイレベルです。
学生の全身全霊をかけた熱い戦いとパフォーマンスが見れるので、観客として大会に足をはこぶだけでも非常に楽しむことができます。
ダブルダッチ3つの魅力
さて、ダブルダッチについて、なんとなく分かっていただけたでしょうか。
次からいよいよ、僕が今までの経験を通して感じてきた、ダブルダッチの魅力を3つに分けて説明していきます。
魅力1 全くの初心者からでも、かんたんに始められる!
これまでダブルダッチとは、ステップ・ダンス・アクロバットなどを組み合わせて競い合うスポーツである。というお話をしてきました。
ただ、それを聞いて期待が膨らむ反面「自分はダンスもアクロバットもできないから向いてないかも」と不安に思った方もいるでしょう。
ですが安心してください。
これからあなたがダブルダッチを始めるのに、今までの経験は全く関係ありません。
なぜなら、ダブルダッチを始めた大学1年生の時、僕もなんの特技もない状態だったからです。
そしてそんな状態からでも、チームメンバーに恵まれ、世界大会の舞台に立つまで成長できました。
もちろん、ダンスやアクロバットの経験があったほうがチーム内で活躍できるタイミングは増えます。
でも、そういった差はダブルダッチを始めた後の練習次第で、十分に埋めることが可能なので、たとえ特技がなかったとしても全く問題ないんです。
また、ただ単に跳んで遊んでみたいというだけでも、ダブルダッチは3人いれば今すぐ始めることができます。
道具として必要なものは本当に2本のロープだけ。
縄をしっかり回せるようになるまでは少し練習がいるので、こちらにダブルダッチ専用のロープも紹介しておきました。
一度やってみたいという方は、ぜひ遊んでみてくださいね。
▼ダブルダッチで遊んでみたい方はこちらから▼
魅力2 自分だけの役割と見せ場を持つことができる!
これを読んでいる方の中には「自分が何を練習すればいいかわからない」という方もいるかもしれません。
確かに自由度の高いダブルダッチでは、自分が何をしたらいいのかと迷ってしまうこともありますが、結論をいうとなんでも大丈夫です。
つまり、自分のやりたいことを役割として引き受けて、パフォーマンス内で表現すればいいんです。
ダブルダッチはチーム内で以下のような役割に分かれています。
ダンサー・・・ダンスを担当するポジション。
ステッパー・・・縄を倍速で跳ぶポジション。
アクラー・・・アクロバットを担当するポジション。
そして、パフォーマンスの際にはそれぞれのポジションに見せ場があり、全員が主役になって輝くことができます。
なので、極論「このジャンルのダンスだけ練習したい」とか「アクロバットのみやりたい!」という考えでも問題ないんです。
また、基本的に縄は全員が回すことになるので、縄を回すのが上手なだけでも、チーム内ではかなり重宝されます。
いわゆる縄師(なわし)という縄回しの達人のようなものですね。
チームの方向性などで、パフォーマンスの見せ方は変わるかと思いますが、自分のやりたいことを極めるだけで、メンバーからはかなり重宝されます。
そうなれば、あなたの見せ場は必然的に増えていき、あなたの特技を見せることがチームの強みになるかもしれません。
ダブルダッチにはパフォーマンスのスタイルに決まりがないので、自分のやりたいことを自由に表現できることが魅力の1つだと僕は思っています。
ぜひ、自分の得意な力や良さを磨いて、あなたの見せ場をどんどん作ってみてくださいね。
魅力3 全体を通して様々な能力を高めることができる!
ダブルダッチでは全体を通して、様々な能力が自然と身についていきます。
例えば、音楽に合わせてステージ上をひたすら動き回るだけでも、総合的な運動能力の向上、集中力や表現する力が身につきます。
また、パフォーマンスを作る際は構成から音楽まで、全て自分たちで考えるため、クリエイティブに物事を考える力も養うことができます。
このように様々な能力が身につくダブルダッチですが、その中でも僕が一番身について良かったと思う能力は、やはりコミュニケーション能力です。
練習をしていれば、チーム内では、たびたびぶつかり合いがおこります。
1つのミスがパフォーマンス全体の評価に影響してしまうダブルダッチでは、「縄を回す人のタイミングが遅かった」や「跳ぶ人のジャンプが低かった」など、失敗を人のせいにしたくなる場面も多いんです。
ただ、険悪なムードになってしまっても、そのたびに話し合うことで、協調性や自主性を持った発言をする機会が増えていきます。
相手のことを考えた思いやりのある発言や、相手の主張をしっかりと聞く姿勢など、ダブルダッチにとってコミュニケーション能力は一番大事な能力かもしれません。
僕はこのダブルダッチのおかげで、補いあうというチームワークの大切さや相手の立場になってものを考えるということを学びました。
チームで1つの目標に向かって頑張ることによって、たくさん学びがあり、成長できるという点はダブルダッチの大きな魅力だと僕は思います。
まとめ
今回の記事では、ダブルダッチに興味がある方のために、ダブルダッチとは何かというところから、その魅力や特徴についてご紹介していきました。
ダブルダッチはロープ2本と3人以上が集まれば、子供から大人まで、男女問わずに誰もが楽しめるスポーツです。
ぜひ、これを機にあなたにも「自分もダブルダッチを始めてみたい!」と思っていただけたら嬉しいです。
調べてみたところ、今ではダブルダッチの教室というのもあるみたいなので、こちらに関東、関西と2つのスクールをのせておきます。
ぜひ、最後に確認してみてくださいね。
ダブルダッチ教室の詳細はこちらから
【東京 ダブルダッチ・体操・トランポリン・アクロバット NICO】
→ https://www.ddsnico.com/blank-5
【関西 MJRC〜関西最大のダブルダッチスクール〜】
→ http://mjrc.jp/school/
それでは。