力みの方程式(肩肘手編)
練習中/試合中を問わず、人は力んでしまう。
力むと体が硬くなり、本来の卓球ができなくなってしまう。
この‘力み‘は主に2つの要因で発生する。
●緊張による力み
久々の大会での試合、フルセットデュース、決勝戦等、緊張する場面はいくつかある。
この緊張はメンタルに由来するが、これは試合慣れする事である程度緩和できる。
●習慣的な力み
無意識の内に力んでしまう。力む事が癖付いてしまっている。
このケースは緊張による力みより遥かに解決困難と考える。
今回は癖の力みを深掘りしてみる。
①三角筋(肩周り)が力む
現代の日本人に多いのが巻肩。肩が正しい位置よりも前に出てしまう。
スマホやパソコン等の使用頻度が増えたためである。
巻肩になると、無意識でも三角筋が硬直し、肩が可動しなくなる。
肩が前に出る(巻肩)
=肩が硬直する(力む)
=肘の可動範囲が狭まる
=前腕の動きが硬くなり、ベストショットが打てない。
肩が前に出る(巻肩)
=肘が前に出てしまい、体の前でしか打球できない。
=体の近くで打球できないため、体(腰/肘)の運動が伝わらない。
=棒球orラバーに擦るだけの球しか生み出せない。
②肘周りが力む
肘が力む
=肩〜肘までが自然に力む
=前腕/手首のみの打球になる。
=肩の力みと同様に、体の運動が伝わらない。
③手/手首/指が力む
手が力む
=手首の稼働が無くなる
=ラケットのヘッドが回らない
=インパクトが出せない。
力みは、各関節の可動域をほぼゼロにする。
先ずは無意識のどの部分が力んでいるかを探してから、
ストレッチ等でほぐし、力を抜いて可動させる事に専念すべし。
私の場合は、バックハンド打球時に巻肩且つ手に力が入っているため、
体の近くで打球できず、且つヘッドが回らずバックのインパクトが出ない。
結論、ジャンジャイクに近づくためには、先ず胸を張って生きろ(=巻肩を治すため)