一人劇の衝撃
「アーリー・サマー」備忘録。『落語II』編です。
ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
『落語II』はスター片山順貴さんによる一人劇。そして自身で脚本・演出も行っています。この時点でもうすごい。脚本も演出も役者もやるって並大抵のことじゃない、と今回実感を伴って理解しました。それをやり遂げることができるって、本当にすごい。世の中にはそんなすごい方がそこそこおられますが、皆さん本当にすごいです。天才です。敬意を表します。
今回私は、片山さんとご一緒できることが楽しみの一つでした。同じく大学から演劇を始め、のめり込み、脚本・演出を務める。勝手ながらに親近感を湧かせ、一体どんな舞台を作るのか、非常に興味がありました。そんなわけで、ひとまずTwitterをフォローし、noteを読む。最初に抱いた感想は「スターっ言っちゃえるのすごいなぁ。」でした。言葉から熱量をめちゃくちゃ感じました。だからより、どんな作品、演技を見せてくれるんだろうと、とっても楽しみでした。
なんやかんやあって、私は実際に観る前に『落語II』の台本を見せていただいておりまして、その時はパワフルなコメディという印象でした。やるの大変だろうなこれ。そもそも一人劇だもん。一人でやるしかないんだもん。これをどう表現するのか、実際に観るのがより楽しみになりました。負けらんねぇなと薪をくべていただきました。自分の経験を言い訳にするわけじゃないですけど、それでもやっぱり俗にいうコンプレックスがあるわけです。でもほぼ同じ条件ですから、きっと細かく見たらそんなことないんでしょうけど、素直に真っ向勝負しようと思えるのです。
『落語II』を実際に見たのは、3組み合わせての通しの時。めちゃくちゃ面白かったです。脚本はもちろん演出も、芝居も。エネルギーがあって、片山順貴という人間が詰まっているように思えました。個人的に靴からトランプが散らばるっていう発想が天才だと思いました。あれ大好きです。それから型破りな演出に奥深いストーリー、私にはできないなぁって羨ましく思いました。本当に、すごく良かったです。
語彙力のなさと記憶力のなさと書くのにラグが発生しているせいで普段に輪をかけて駄文になっている気はしますが、まあいいや。私も負けてられないなぁと思ったんですよ。見上げれば燃えるってもんです。私はまだ彼の片鱗を見たにすぎません。もっと知りたい、もっと見たい、と思わせられた私はもうファンなんでしょう。しかし勝手にライバルとも名乗ります。私は私のやり方で。違うからこそ見えてくるものもある。
頑張りますよ。
片山さんと出会えて良かったです。また出会う時は面白い作品を作っていきます。応援しています。
次は『寓』編です。
*所々上から目線な言い回しがありますが、そのような意図は一切ございません。筆者の表現力不足によるものです。