夏の始まり
「アーリー・サマー」という、きっとこの先忘れられない出来事を、出来るだけ鮮やかであるために、書き残しておこう。
あれはまだ寒い冬の頃、ちょこざいのDMにてお誘いを受け、なんやかんや参加することになりました。もうすでにあやふやでした。自分の記憶力が心配になる日々です。隠居を考えていた頃だったので、他人事だったというのもあるかもしれません。2年間暴れまくったので、あとは後輩たちに譲ろうと……。
したんですけどね、まだやっぱりやりたいことが残ってて。それが「自分の書いた台本を上演すること」でした。在学中に絶対やりたいと思ってました。しかしこんな良い形でやらせていただけるなんて思ってませんでした。こんな私が果たしてやっていいものか。私は大学から始めたこと、経験がないこと、ずっと自信がありませんでした。引っ張っていくほどの素質もきっとない。今も自分のやり方が良いのかどうかわかりません。それでも自分に出来ることを、全力をとやってきました。きっといっぱい迷惑かけたんだろうなぁ。なんやかんや一緒にやってきてくれたちょこざいのみんな、ありがとう。そしてお誘いいただき、ご支援頂いた天神幕劇、シンゲキの皆様も、ありがとうございました。謝罪も感謝もしてもしきれないほど、多くの人が関わり、助けてくれました。本当にありがとうございました。
今年はなんだかいろんな方と演劇をしています。すごいことだなって思いました。刺激も沢山もらえました。最後に「楽しかった」と心から思えたことが、本当に幸せです。
「アーリー・サマー」ロスに加え、野望も叶えた私は、この先どうするのでしょうか。
正直、少し迷っています。この先どうするか。それは私が決めなければならないことです。決めるのにはまだかかりそうだし、もしかしたら行ったり来たりしてるかもしれません。
一つ言えるのは、新たな野望が生まれたということ。その小さな灯火が、明るく温かく鮮やかに燃え照らしてくれることを願っています。
ひとまず区切りとして。
皆様本当にありがとうございました。