【行動変容 behavior change ① 】
患者さんはなぜ運動してくれないのか?
今日は【行動変容】についてお話いたします。
【行動変容】
経験によって生じる比較的永続的な行動の変化
今田 博 : 学習の心理学 . 培風館 . 1996
理学療法士として働いていると「教えられた運動していません・・・」っと、言われてガクっと肩を落とす経験をする機会は多いと思います。
誰が悪いのでしょうか? PT? 患者さん? 環境? etc...
自分の答えは・・・「誰の責任でもでもない、なるべくしてなった」
結果だと思っています。
多くの医療者は患者のライフスタイルを変えたり、すすめる治療とケアを正しく継続させたりすること(アドヒアランス)が不得手である。
Catalanotti, JS : The U. S. health care system . 2012
じゃあどうすればいいのか?
【行動変容ステージ】
無関心期:行動変容に関心がな時期
関心期:行動変容には関心はあるが、まだ実行する意思がない時期
準備期:行動変容に向けた行動を実行したいと思っている時期
実行期:明確な行動変容が確認されるが、その持続に自身がない時期
維持期:明確な行動変容が観察されて、その持続時に自身がある時期
人との関わりの中で【行動変容ステージ】のどの段階なのか?
をアセスメントして、その段階に応じた介入をしたほうがいいみたいです。
病院に来院する時点で「無関心期」ではないように感じます。
やはりPTとしての最初のツカミ!!これに尽きる!!
今日はここまでにして、次からは具体的な方法をまとめていきます。
ちなみに、自分も無茶苦茶悩んでます。
読んでいただきありがとうございました。
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