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そば屋のラーメン、そば屋のカレー

中華そばを食べたくって新宿御苑近くの「更科」。

ラーメンじゃなくて中華そば。醤油味のスープに黄色く細い縮れ麺。
昭和の時代からずっと「日本の料理」として作り続けられてきた中華そばを食べるならばラーメン屋さんじゃなくてそば屋。
それで更科。人気の店の人気の料理。

セットメニューが3種類あって、「もり」に「たぬき」「中華」にそれぞれミニカレーがつくんですね。中華はもちろん中華そば。
ランチにやってくる人たちの半分以上が中華を選んでたのむほどここの看板メニューになってる。

テーブルの上には七味のほかに胡椒が置かれてて、ラーメン人気を雄弁に語っています。

今日もいつものごとく「中華セット」とたからかに。しばらく待っておいしい匂いと一緒に到着。雷紋模様に龍が舞う丼というのがまずなつかしく、チャーシュー、メンマにほうれん草、ネギが彩り添える景色も典型的なる中華そば。

ナルトが入っていれば完璧なんだけど目をつぶりましょう(笑)。
動物系の匂いがどっしりとしたスープの香り。チャーシューは分厚くスープを含んでしっとりなめらか。胡椒をパッパとほどこしてズルンとすする。
スルンと麺が口の中へとやってきてバサッと歯切れる。スープをしっかりたぐって口が潤う。おゴチソウ。
今日はちょっと麺がやわらか。その分、麺の表面がヌルンとしていて肉感的なのど越し…、それも悪くない。

カレーも昭和なカレーです。
ちょっと黄色め。出汁が効いててぽってりとしたとろみがあって、具材はほとんど溶けている。だから一層なめらかで、福神漬けのパリパリ感がそのなめらかを引き立てる。お腹あったか、満ちました。


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