「アメリカン」とか「イングリッシュ」とか③
異国の文化に大胆な改良をくわえて、自国の文化にとりこんでいく。
どんな国や文明でもおこなわれ続きてきたことだけど、その貪欲で独創的にして緻密なことにおいて、日本人の右に出るものはおそらくないんじゃないかと思う。
特に料理の世界ではその才能は独壇場で、フランス料理やイタリア料理を基本にしながらフランスにもイタリアにもない「洋食」を作り出したり、中国人がこんな料理は食べたことがないと感心しつつ熱狂する「ラーメン」なんかを創造したり、そんな事例は数限りない。
真似からはじまり真似に終わらず手本を超える。
しかもそういうことが人種が混じりあうでなく、島国という閉ざされた環境の中で生まれていくというのが意外というか、でももしかしたら「だから」なのかもしれないなぁ…、って思いながらアメリカという国のことを考えてみることにする。
ローストビーフはイギリス文化の縮図なんだネ
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?