マガジンのカバー画像

なぜだろうなぜかしら

81
「なぜ?」と思うこと。 いつまでも頭をわかわかしくしておくために大切なこと。 日常生活のなぜ。 食べることやファッションにかかわるなぜ。 外食産業や社会、風俗にかんするさまざまな…
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

なにをもって洋食となすのか?

洋食屋さんって一体、どういう存在なんだろうって洋食屋さんで食事をしながら気になった。 洋食屋とウィキペディアに問うても答えは出ない。 「洋食」に関しては詳細に説明がある。 という文言ではじまる本文にはどこで洋食がはじまっただの、とんかつがどのように生まれただとかオムライスがどう、カレーライスがああだこうだと料理に関する解説はうんざりするほどあるけれど、洋食屋とは一体どういうものなのか…。 そもそも洋食を売っている店はみんな一様に洋食屋であるのかって疑問に答えるものはなし。

日本のフライ料理のなぜを考える

ここ数日、わけあって東京のとんかつ店を食べ歩いてる。 日本全国にとんかつという料理はあって、地域地域に特徴のあるとんかつがある。 中でも東京には数多くのとんかつ専門店があって、そのとんかつの多彩で多様なことには今更ながら驚かされる。 一昨日行った能舞台の如き板間のオープンキッチンをもった「目黒とんき」のカツはバリッと堅くて薄い衣がなんとも独特。 大衆的な店から豚の銘柄や状態にまでこだわった高級店。 脂ののったロースを自慢にする店がある一方で、ふっくらとしてジューシーなヒレに

日本人はとろみが大好き…、なぜだろう

担々麺を食べながら、担々麺が人気を獲得した理由をちょっと考えてみた。 昨日の記事でも書いたように、お店の人がちょっとでも売価を上げたいと思ってメイン商品に選んだという事情もある。 でもお店の都合だけで流行り続けるはずもなく、日本人の好みに刺さる特徴があったからに違いない。 そしてその特徴の一つがおそらく「とろみをもったスープ」じゃないかと思うのです。 それが証拠にサラサラ系の担々麺のお店はよほどの歴史や特徴がないと流行らない。 中には「サラサラしたスープの担々麺なんて担々麺