競技と仕事の違いにずっと気づけなかった話
こんにちは!海紗です🌻
陸上を引退し、OLをして、サロンを開業したわたしですが、ずーーーっと競技と仕事の違いに気づけていなかったことに気づき、そこから価値観がガラッと変わりました。今日はそんなお話を書きたいと思います!
わたしの価値観のベースは、高校生の経験がとても強く影響していました。
駅伝日本一を目指す高校に入学し、寮生活を送っていたので、
⚫︎毎日9時就寝で5時起き。(必ず)
⚫︎練習は365日ある。休みはない。
(お正月の3日だけ帰省できたけど、もちろん練習メニューが出て、練習前後に監督に電話。)
⚫︎修学旅行や文化祭など学校行事に出たことない。
⚫︎治療や合宿で授業を休むこと多々あり。
⚫︎練習で離れると立たされるor怒られる。
という、少し変わった高校生活でした。
全てを懸けて陸上競技に向き合っていたんです。
駅伝部に入部し、「日本一」が当たり前の高校だったので、わたしが1年生のときにチームが全国2番になったのですが、まるでお葬式みたいな雰囲気でした。もちろん監督からも怒られるし、学長さんに結果の報告をしたときには
「お前たちは、2番じゃ意味がないんだ!1番じゃないと意味がないんだよ!」と言われ衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
強豪校なので、何でも結果で判断されるし、やっぱり強い選手が優遇されるし、学費も走力によって変わる学校だったので、
当初だんとつドベで入部したわたしは
「走れなければ(強くなければ)自分には価値がない」という感覚を身に染みて感じていました。
そこから努力に努力を重ね、
2・3年生の時には都大路(全国大会)に出場し、2年生の時には歴代2位のタイムで優勝することもできました。すると、周りからの目や立場もガラッと変わり、「結果が出せるわたし」に価値があるんだという体験しました。
その体験から、陸上を引退し、仕事になったときにも、結果がでなければ意味がない!というのが根底に染み付いていたので、結果が出るように頑張りました。
陸上選手のわたしにとっては、「実績」「結果」が自分の価値になっていて、
そのまま仕事では「サロンを持っている」「仕事ができる」「お金が稼げる」が自分の価値になっていました。
陸上と仕事は違うと思いつつも、同じ感覚でずっと向き合ってしまっていたんです。
けれどもある時、陸上と仕事って成功の定義が全然ちがうんだよと尊敬する人に教えてもらいました。
陸上競技って「自己ベスト」になるので、上への終わりがないんです。ベストが出ても、さらに上の記録を。常に自分を追い込み120%を目指す感じ。どのスポーツも同じですね。(あくまで競技とする場合)
けれども仕事になると、「自分が自己ベストを出すこと」ではなくて、全員の幸福度が高いことが成功だよと教えてもらいました。
「わたしも幸せ、お客様も幸せ、取引先も幸せ」
わたしが120%追い込んで自己ベストを出し続けなくてもいいんです。全員の幸福度が高いことが大事。
それを知るまでのわたしは、
結果を出し続けなければ自分の価値がなくなる🥹と自分の内側で謎の戦いをしていたので、お休みはほとんど作っておらず、数ヶ月休みがないこともザラでした。(仕事が好きだったという理由ももちろんありますが)
自分のことを受け入れられていないので、他人にも厳しい。やるっていったのにやらない人や、努力できない人に対して、「できない人」というフィルターをかけて無意識の中で上から目線をしていたと思います。(今なら、そんな時もあるよね〜と受け入れられます。)
「全員の幸福度」というのを考えるようになってから、わたしが疲弊していては本末転倒なのでしっかり趣味の時間や休みを取るようになったし、仕事においても委託することを覚えました。性格も丸くなったと周りから言われ、人にも優しくできるようになったと思います。
今まで、
①お客様(仕事)
②家族など身近な人
③自分
になってしまっていた優先順位が、
①自分
②家族や身近な人
③お客様(仕事)
とひっくり返りました。
競技における「勝ち」と、社会に出てからの「勝ち」って全然違うんだなぁと実感してから、生きている世界が変わったんじゃないかと思うくらい生きやすくなりました。ご機嫌な日も増えました。
色んなお客様と深く関わる中で、スポーツを真剣にやっていた人や何か目指すものがあった人ほど、同じ感覚で社会に出てしまうと、もしかしたらずっと何かと戦ってしまうのではないかなぁとも感じたのでこのnoteを書きました。
そんな葛藤がある人にこのnoteが届いたらいいな。
まずはあなたが幸せであることが1番😌
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