初・尾瀬さんぽ
「夏が来れば思い出す、遙かな尾瀬、遠い空」
小学生時代、不思議と強烈にインプットされたこのフレーズ。
尾瀬って、何となくどこかの山の上の方にあるようなイメージはあるも、具体的に、どこにあって、どのようにすれば行けるのか、行った先には何があるのか、僕自身よくわかっていませんでした。
そこで、少し前の僕のようにまだ行ったことがない方に向けて、尾瀬についてお伝えします。
尾瀬へのアクセス
最もメジャーなアクセス路は、群馬県片品村にある「鳩待峠」のようです。ここにも駐車場(2,500円/日)がありますが、自然保護のための交通規制が実施される期間も多く、一般的には山のふもとの戸倉にある尾瀬第1、第2駐車場(1,000円/日)に車を停めて、そこから乗り合いバス(片道1,000円)を使って鳩待峠へ入ります。なお、車で来れない場合、バスタ新宿等から直行バスもでているのでそれが便利でしょう。
その他アクセス路は、こちらも片品村にある大清水や福島県、新潟県側からも尾瀬に入るルートがあるようです。
僕の体験例を紹介すると、仕事終わって家事を済ませ、22時過ぎに自宅を出発し、午前1時過ぎ尾瀬第1駐車場に到着し車中泊。翌朝、5時からバスが出るので、4時半起床。準備後バスに乗って鳩待峠へ行きました。
玄関口「鳩待峠」から
最もメジャーなルートは、鳩待峠から尾瀬ヶ原を目指すコース。一般的に登山は最初登りからスタートしますが、ここは下りから(帰りが怖い)。ただ、高低差はそれほどなく、まあのんびりと最初は石の階段を、その後木道をテクテク歩いて行きます。なお、尾瀬は木道が2車線ありますが、基本右側通行のようなのでお気をつけください。
標準タイム1hで山の鼻に到着。ここはビジターセンターや至仏山荘があって賑わいをみせています。ここから先が、一般的な尾瀬のイメージであろう尾瀬ヶ原湿原が広がっています。
どこまで行くか
この先どこまで行くかは、自分の体力に合わせたチョイスになります。
・標準タイム55分の牛首分岐
・牛首からさらに45分の竜宮十字路
・竜宮から40分のヨッピ吊り橋
このあたりをグルッと回って7h弱のコースになるようです。
ちなみに、僕らはさらにその先、東電分岐・見晴という分岐をグルッと周回してきました。特に見晴エリアは山小屋で賑わっていて、「尾瀬小屋」というところでのんびりとコーヒータイムをしたのですが、他のお客さんが食べている食事がとにかくオシャレかつ豪華で、ここを目的地に来るお客さんもいそうな感じでした。
時期を選ぶ
山ってその時々で見える景色が異なります。新緑、紅葉、雪、そして咲いている花。
ミズバショウで有名な尾瀬ですが、僕が行ったときはニッコウキスゲがちょうど満開でした。目の前にぶわっとオレンジの花々が広がったときは、あれ?ここあの世じゃないよね??と軽く錯覚するほどの景色でした。
ミズバショウなら5月下旬から6月中旬。ニッコウキスゲなら7月中旬から下旬、紅葉を見たいのならば9月下旬から10月初旬、わざわざ足を運ぶのであれば、このあたりの時期に狙いを定めていくことをオススメします。
尾瀬ヶ原は、ほんと異世界な雰囲気が漂ってます。
まだ訪れたことがない方は、ぜひ一度はお散歩されてみてはいかがでしょうか。
(最後に、ガイドとしてわかりやすいHPのリンク貼っておきますね)