ボカロ民にとって、ニコニコとは何だったのか
こんにちは。パソコンを買ったさかじょんです。初めてのまともなグラフィックを積んだパソコンを買ったのですが、初めてにしては飛ばしすぎてしまい、4070ti superにしてしまいました。なんで?(だってせっかく買うんだもん、、、AI画像生成速いって、、、もにょもにょ)
さて、今回は初音ミクの話かなぁ。
ニコニコ、8/5(月)に帰ってくるってよ
今となっては遠い昔のように感じますが、6月上旬にKADOKAWAへのサイバー攻撃によりニコニコが使えなくなってもうすぐ早2ヶ月、ついに8/5にニコニコが本格復旧するようです。よかったよかった。
個人的にはボカコレアプリ。ボカコレアプリを早く使えるようになってくれ〜〜と思っています。
この間、もともとニコニコでボカロ曲を聴いていた皆様におかれましてはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は先月の記事で書いたように、CDを取り込んでそこから気に入ったプレイリストを作って、ずっと、ずっと回し聴いていました。
しかしもともと私も長い嗜好の積み重ねを経てきてしまった偏食リスナー。CD自体は30〜40枚くらいあったのですが、そこから聴き回したいものをピックアップしてできたプレイリストはなんとたったの1時間58分。こんなん1日1周〜2周してしまう(これは誇張ではなく、私も1日2時間くらいはボカロを聴いていることが多いので……)。
仕方ないので私はその1時間58分を何周したかわからないくらい聴き回して、この2ヶ月ほどを過ごしてきたのです。なんと偏屈リスナーではないか(「亦偏屈聴者也」)。
ニコニコがないから。
おいおい、ボカロリスナーを自称するならニコニコが使えない間も新曲を追えよという声が聞こえてきそうです。そうなんだよ、でも違ったんだよ。
もう私にとっては、ニコニコでボカロ曲を漁る定型ができてしまっていて、YouTubeでボカロ曲を漁ることで「私とボカロのいい距離を保つ」ことは不可能だったのです。
YouTubeでボカロを聴こうとするのは、私に取って定型を外れる努力忍従です。結構なハードルだったわけです。私はそこにボカロとのいつもの薄ら明るい距離感を作る努力をしなかった。できたのかもしれないけどしようとしなかったということです。
だから、私はニコニコが使えない間、自分が持っていたCDをえんこらやと取り込み、そのうち濃いところだけを舐め続けて過ごしてきたのです。
離れた人は帰ってくるのか
でも、ニコニコが止まっていたこの2ヶ月ほども、ボカロ界隈は引き続き動いています。時間は経つもので。
例えば、今年のマジミラのテーマソング「アンテナ39」が公開されたり、ピノキオピーが「ユーチューバー」を公開したり。
マグネタイトさんのミクさんはリアライズの潮流を感じて良きです。
果たしてニコニコが止まっていなくてもこの曲はこの曲として在ったのでしょうか? とかいうのはさすがに邪推が過ぎますかね。
私はニコニコ(ボカコレアプリ)が止まっていたせいで、アンテナ39もTwitterで回ってきた断片的にしか聴いていません(この記事に埋め込むときにはじめてまともに聴きました)。
もちろんYouTubeでゲーム実況とかは見ますが、YouTubeでは私のボカロ曲を聴く仕組みができていないのです。それは甘えといえば甘えだけど、私にとってのVOCALOIDは、私にそこまでを求めないからこそ、私はVOCALOIDが好きなのです。
さてこの期間、普段はニコニコにもボカロ曲をちゃんと(?)投稿してくれていた人たちは、「YouTubeには投稿できるけどニコニコには同時に投稿できない」という人たちも多くいたかと思います。
そういう人たちは、みんながこの期間の投稿作品をニコニコにもさかのぼって投稿してくれるのでしょうか?
また、普段はニコニコにしか投稿しないタイプのクリエイターは、(先日まで先が見えなかった)活動の場の消失により、創作活動が断絶した人もいるのではないでしょうか。そういう人たちは、またみんな意気揚々とボカロ曲を作って投稿することができるのでしょうか。
私はニコニコでずっとボカロを聴いてきて、ニコニコにふんわりとした好印象を持っているので、ニコニコが元気に戻ってくれると嬉しいなあと思います。どうぞニコニコが止まる前とおんなじくらいにはなってほしい。プレミアム会費を払って再生数を回すくらいしか私にはできないけれど。
おわりです
おにくるが、下記のような話をしていたのを眺めていました。
私たちは音楽が好きなのか、合成音声音楽が好きなのか、ボカロ曲が好きなのか、ボカロ文化が好きなのか、ボカロが好きなのか。
ボカロ文化の一角を成すとは言えるであろうニコニコのしばらくの消失によって、われわれの「好き」もちょっと省みることができるのかもしれません。
ニコニコは少なくとも、私の「ボカロの好き」の中に含まれている場であったということです。それはニコニコという文化が好きということなの? ちょっとよくわからないけれど。皆さんはいかがでしょうか。
何はともあれ、私は心地良いボカロリスニング環境を提供してくれているニコニコという場に感謝しております。みんながまた楽しめる場になりますよう、陰ながら祈っております。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。ちょっと湿っぽい感じにはなりましたが、結局ニコニコは戻ってくる感じがしています。次回の記事ではニコ動埋め込みに戻せるといいね!
モチベが上がります(当社比)