ルーキーの「むりむり」の話
こんばんは。だんだん月末にしか投稿できなくなってきてしまったさかじょんです。たぶん月1本は堅持していくのて許してやってください。
今回は局所的シリーズ第4弾です。過去の局所的シリーズは以下の通り。
今回は初音ミクというか、初音ミクって感じの話なのかもしれません。いや~初音ミクだな~。
ルーキーの「むりむり」
今回のテーマは俺たちのDECO*27氏が2024/3/9に投稿した「ルーキー」です。正直なところ、曲全体としては「ラビットホール」や「ジレンマ」を超えて全部好き~って感じではないのですが、曲中の「むりむり」が局所的に好きすぎてずっと聴いています。
該当箇所は、ニコ動で言えば0:35~の「こっちを向いてよ」「むりむり」「好き好き大好き」「むりむり」の「むりむり」です。
何がええねんという話なのですが、これ、1回目の「むりむり」と2回目の「むりむり」でちょっと違うのわかりますでしょうか。
2回目の「むりむり」には、末尾にちょっとye音みたいなのがくっついていて、「むりむりye」みたいなヌケがあるということです!ね!!
2回目が特に本当にムリな感じがして……いいですね~!!
VOCALOIDは繰り返しが得意
そもそも、VOCALOID(を始めとする合成音声)は、「繰り返し」が得意だと思います。というのも、打ち込んだ形式をコピー&ペーストすれば、まったく同じ歌声を、簡単に再度歌わせることができるからです。これは人間の歌唱では不可能なことです(波形がぴったり同じ歌声を2度歌うことは、おそらく生物には不可能ですので……)。
サビとラスサビで同じフレーズが出るのであれば、コピペさえすればまったく同じ調声があっという間に実現します。これを手抜きと言いたいのではなく、それをするかどうかというクリエイターの選択かと思っています。その選択が生まれるのも合成音声ならではなんじゃないかと。
ルーキーの「むりむり」は、それをしないという選択を行っていますし、そこに良さを感じる私がいるのもまた事実ということです。
でももしかすると、AI合成音声(AI音声合成)はそうでもないのでしょうか? たぶん画像生成とかは生成するごとに微妙に違った出力になるかと思っており、音声合成もそうなんでしょうか(全然詳しくなくわかりません……)。
仮にそうだとすると、(従来の)合成音声が「完全な繰り返し」を行えるというのも、また別の価値として頭をもたげてくるのかもしれませんね。
おわりです
今回は局所的シリーズ第4弾でした。こういう小さなところにクリエイターのこだわりかもしれないところがあると、個人的には嬉しくなってしまいます。
最後に告知となりますが、前回のニコ厨合同誌に続き、2024超会議で刊行される可能性が高い「ボカコレ合同誌」に1p寄稿させていただいております!
今回も運営の皆様本当にありがとうございます。
超会議……行こう!
ではでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。